今日も一日梅雨空のような天気なのかと思ったら、午後からは日も差してきて、車の中の気温はどんどん上がってきました。晴れたことを「得した」と思うか、「せっかく涼しかったのに」と思うかは微妙なところです。
今朝新聞を読んでいると「蒋介石 素顔の日記」という「蒋介石の日記公開」の記事に目がとまりました。
というのは、私にとってじつにタイムリーだったからです。
いやね、今こんな本を読んどりまして、
私のまわりにいる男達を見ての感想ですが、歳を取るにつれて『歴史』に興味を持つ輩がどんどん増えてくる感じがしませんか?
私の勘違いかなぁ・・・少なくとも私のまわりはそんなふうに思います。
もちろん私も、若い頃に比べ俄然『歴史』に対して「知りたい」という意欲が増してきて、本を購入すれば必ず一冊は歴史本が入っているという状態です。
最初の頃はご多分に漏れず、戦国武将や幕末の志士といったあたりに興味が集中していたのが、今は古代と近代(極端ですが)に興味が移りつつあります。
特に明治以降の歴史に関しては、まったくと言っていいほどの無知さでありまして、今あらためて勉強し直している最中なのです。
古代史は謎だらけで難しく、逆に近代史は日本だけでなく、世界的な動きが重要になってきて、面倒くさくて難しいんですよねぇ
そして、客観的に史実を見つめるといったものではなく、かなり思考が加味された文章が多くて・・・・・・そこがまた面白かったりするんですが(笑)
誰にテストされるわけでもなく、知ったから多いに役立つといったものでもなく、そういった気軽さが面倒くささを楽しみに変えさせてくれるのでしょう。
記事によれば、蒋家によってアメリカはスタンフォード大学に保管と公開を依頼された日記の内、1946年から1955年までのものが今回公開されたのだそうで、日本の歴史にも多いに係わるものですし、一日欠かさずつけたという内容にはじつに興味が湧きます。
かといって、アメリカまで見に行く事も出来ませんし、見たからといって意味を理解することは不可能でしょうから、いずれ書かれるであろうこれに関する書物の発行を待つしかありませんけどね。
「早く出ないかなぁ・・・」
とちょっと楽しみにしています。
いずれにせよ、この時期の日本、中国、朝鮮の関係には、現代の状況に通じる多くの要因が含まれているわけで、
「ようし、勉強するぞぉ」
と、鼻息だけは荒い私なのでありました。
さて、今日の一枚は、ナット・アダレーです。
二つのワンホーン・カルテットの組み合わせアルバムですが、ナットのワンホーンには、私は若干物足りなさを感じるわけで、「サックスが一本欲しいなぁ」みたいなね。
いやいや、悪いアルバムじゃないんですよ。
「IMAGES」のウイントン・ケリーとポール・チェンバースなんか、じつに良い。
えっ?ナットの話が出てこないって?
う~~~ん、ナット・アダレーは、もっとファンキーであって欲しい?中途半端じゃない方が良いような気がするんですよねぇ
まっ、これもあくまで好みですから
ただ、アルバムとしては最初に言ったとおり、全体にまとまった良盤だと思います。
残念ながら私はLPでは所有しておりません。本日はCDでの紹介です。
NATURALLY ! / NAT ADDERLEY
1961年6月20日, 7月19日録音
NAT ADDERLEY(cor)
JOE ZAWINUL(p) SAM JONES(b) LOUIS HAYES(ds)[1~4]
WYNTON KELLY(p) PAUL CHAMBERS(b) PHILLY JOE JONES(ds)[5~8]
1.NATURALLY
2.SEVENTH SON
3.LOVE LETTERS
4.THIS MAN'S DREAM
5.CHLOE
6.IMAGES
7.OLEO
8.SCOTCH AND WATER
おまけ、
「SCOTCH AND WATER」・・・そうだ、ウイスキーが切れてるんだった、どっかで仕入れてこなくっちゃ(笑)