香川県坂出市の祖母と孫2人が行方不明になっている事件は、何者かが3人を襲い連れ去った可能性が強くなっている。だが犯人像は未だ掴めていない。
この事件は、香川県坂出市のパート従業員、三浦啓子さん(58)と孫の山下茜ちゃん(5)、彩菜ちゃん(3)が大量の血痕を残し行方不明となったものだ。既に様々な憶測が飛び交っているが、中でも孫の父親が犯人ではないかという憶測は多いようだ。
この父親に関しては、ギャンブル好きであるとか、精神的に不安定であるなど犯人に結びつきそうな多くの噂があるのだが、ではどうして父親が犯人であるという発想が簡単に思いつくのか、そこに現代社会の腐敗した現状があるのだと思う。
怨恨がらみの親類殺人や幼児虐待など、身内の者を殺す事件は今や珍しくなくなってしまった。先日も長野で姉が義理の妹を殺害する事件があったが、これも長年の2人の確執が恨みを強めていったものだ。
こうした家庭内トラブルというのは、得てして経済的な事情が事件の背景に存在する場合が多い。金持ち喧嘩せず、とは良く言ったもので、格差社会により貧困層が増加していることが、家庭内トラブルを引き起こす原因となっていると考えられる。そのため、事件には至らなくとも、家庭崩壊、離婚といった悲惨な結末に陥る家庭は思いの外多いと考えられる。
しかも、フェミニズムによる家族破壊勢力がDV活動などを通じて不安定な家庭に入り込み、離婚させて夫婦を引き裂き、妻だけを就労支援したり生活保護を受けさせるなど、家族破壊と女性就労促進を巧みに連携させて活動を展開し、社会不安に拍車をかけている。
フェミニズムが増税を呼び、格差社会を促し、犠牲となった家族を破壊していく、その中で犯罪も多発し、社会を更に悪化させている。そんな悪循環の中で起きた今回の事件について、もはや真犯人が誰かを推理するより、もっと大切なことがあると思う。こうした事件が起きる背景を作っているフェミニズム政策の数々に対し批判の矛先を向けなければいけないのではないだろうか。
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