社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

男女仲を引き裂くための様々な運動 --男女共同参画局の恋人間暴力調査--

2007-11-14 11:13:28 | 結婚、恋愛

 不機嫌な恋人にいつも気をつかわされる男性が42%も存在する。しかし相変わらずフェミニズムのDV対策というのは女性保護のみで、男性に全ての責任を押し付ける姿勢は変らない。

 内閣府の男女共同参画局が9日に発表した「若い世代における『恋人からの暴力』に関する調査」によると、男女ともに約半数に精神的暴力を含む被害経験があることがわかった。

・不機嫌な恋人に「いつも気をつかう」男性42% 11/09 17:20更新
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/99474/

(一部引用、開始)
「恋人が急に機嫌が悪くなったり、いつも気をつかわされる」
 (男性42・4%、女性25・4%)
「行動を制限される」
 (男性18・8%、女性24・6%
「『ばか』などの言葉で嫌な思いをさせられる」
 (男性10・8%、女性15・4%
「電話に出なかったり、メールにすぐ返信を出さないと怒られた」
 (男性45・3%、女性32・3%)
「メールや着信・発信履歴を勝手に見られた」
 (男性17・2%、女性16・2%)
「専用の携帯電話を持たされた」
 (男性0%、女性3・8%
「携帯電話のカメラで裸などの写真を撮られ、それを使って嫌な思いをさせられた」
 (男性0%、女性2・3%
(一部引用、終了)

 これらの調査結果の信頼性については、何度も申し上げる通りフェミニズムの戦略的な調査であるということを考慮した上で見る必要があるのは言うまでもない。

 そもそもこの結果公表は、毎年11月12日から25日までが「女性に対する暴力をなくす運動」期間であることに併せて行われたものと考えられる。この運動期間にはDVを中心とした様々な講演会などが行われるだろう。

・女性に対する暴力をなくす運動、他(内閣府男女共同参画局)
http://www.gender.go.jp/

 しかし、調査結果にも現れている様に、少なくとも精神的に女性だけでなく男性が被害意識を感じていることは事実である。調査では男性の高い数値を公表し、いかにも男女共同参画局は男性のことも考えていると思わせているようではあるが、実は女性に優位な姿勢は何ら変っていないというのが実情だ。

 その根拠として、過去に或いは今後、DV関連で女性が何らかの処罰を受ける事例や、男性被害に対する相談窓口などが公的に作られることがあるかということだ。恐らく一切作られることはないだろう。何故ならフェミニズムは女性だけに都合のいいことしか考えていないからである。当然である。「女性に対する暴力」と女性しか対象にしないところなどはその典型である。

 更に、別ニュース記事によれば、同じ調査なのに男性の1割が暴力を容認傾向にあるなどという解釈の仕方になっている。

・男性の1割が容認傾向=恋人間の暴力を初調査-内閣府 2007/11/09-19:01
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_date3&k=2007110900950

(一部引用、開始)
 「暴力を受ける側にも悪いところがある」と答えたのは男性13%、女性7%で、「暴力を振るっても謝れば許すべきだ」と考える人は女性5%に対して男性は13%。内閣府は「暴力を容認している面がある」と問題視しており、来年度から本格的な調査を始める。
(一部引用、終了)

 これのどこが暴力容認なのかと首をかしげたくなるのだが、そもそも暴力沙汰に発展するまでの双方のやりとりを調査すれば、そのほとんどは些細な争いから発展するというものだろう。本来大切なのは、大事に至らないように双方がいかに歩み寄るかということである。しかしフェミニズムはこれも男性を攻撃する格好の材料とばかりに、男性を全て悪者に仕立て上げようとしている。

 そもそも恋愛関係になるまでの経緯などを考えても、圧倒的に売手市場の女性が優位であるのに、更に交際中も女性の意見が支配的になり、そして女性が何の抵抗もなく別れを切り出して交際放棄をする、そうした社会風土が根付いてしまっている。そんな中でますます男性は追い詰められ、精神的に不安定になり、女性不信に陥る者、女性に敵対心を持つ者など、様々な弊害が表れる。

 まさにフェミニズムが描いた男性崩壊、男女対立、家庭崩壊のシナリオが着々と進んでいる。女性だけを保護する政策を行うことで、女性を我侭にさせ、男性が女性と触れ合いにくくする。女性は女性で、嫌なら付き合わなければいい、と突っぱねる、そこに相手を思いやる気持ちなど微塵もない。そんな女性が増えれば、女性が大事にされなくなるのも無理もなく、DVも増えるし、痴漢や通り魔など女性を狙った犯罪も増えるだろう。

 そうして爆発した男性を法の網にかけ、次々と社会排除していく。これがフェミニズムの男性排除社会の姿だ。これで男性の印象をより一層悪化させ、女性専用車両などの男性排除を正当化し、社会のあらゆる箇所を女性専用にして、そこへ税金を多額に投入する。女性専用の天下りなども今後増えるだろう。

 その結果、巷には恋愛難民の男性が溢れかえり、女性は更に男性陣を軽蔑の目で見るようになる。女性の質の低下のせいで恋愛難民の男性が発生しているのに、それを男性の交際能力が欠如している、幼稚だからなどと言って馬鹿にする。まさにこれは痴漢や強姦をされた女性を、貞操意識が欠如しているからだと一方的に女性だけの責任にするのと同じことなのだ。

 これは何も若者に限ったことではない。既婚者にもフェミニズムの魔の手はDVという形で襲ってくる。だがそれを今更説明するまでないだろう。

 暴力というのは、時系列的に連続した紛争のある一部分だけを切り取ったものに過ぎない。そこだけを捉えて善悪を判断するということがそもそもの誤りなのだ。ましてや恋愛感情が伴った男女の間では事情は尚更複雑であるはずだ。

 「暴力を受ける側にも悪いところがある」という考えは決して間違った考え方ではない。それを「暴力を行う側が全面的に悪い」と考える方がよっぽど誤っている。そうした主張を至る所で堂々と出来て、かつ詳細に説明が出来るように理論武装をしなければいけないだろう。

 男女が性を含む家庭生活を営み子供を残していく。これは人間社会、というより生態系の大原則である。意図的に結婚しようとしない女性や安易に離別を考える女性こそ最大のDV加害者ではないだろうか。

<ご案内>
・NPO法人「家族の絆を守る会」講演会が11/19に行われます。
http://blog.goo.ne.jp/grk39587/e/95851079bfa1758de38590179cdbf398

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