社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

女性の品格の低下が男性の意識を変える --さかもと未明氏の意外な男性批判--

2007-11-05 14:12:00 | 結婚、恋愛

 漫画家のさかもと未明氏が昨今の男性の格好悪さを嘆いている。花田美恵子さんや姫井由美子議員の不倫を暴露した相手男性達をマナー違反と批判しているのだが。(*1)

(*1)【コラム・断】恋愛下手の国 11/03 21:11更新
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/dan/96933/

 さかもと氏の見解としては、昨今の男性について、次の様に指摘している。

 つきあった異性とのことは、決してもらさないのがマナー。そんなことさえ守れない男女には、恋愛する資格など到底ないだろう。しかし、昨今では珍しくなくなったストーカー事件などをみていると、女に振られた男たちの情なさ、卑劣さ、器の小ささといったらない。
(一部引用)

 更に、彼女は学校での教育にも触れ、ジェンダーフリーや品位のない性教育を教えるなら、よほど恋愛哲学を教えてほしいと主張している。彼女から見た品格のない男性が増えた背景としてフェミニズムが関与しているということなのだろうか。

 だが、彼女の主張には大きな誤りがあると思う。それは、品格を失ったのは男性ではなく、むしろフェミニズムによる女性の品格の低下が、男性の女性に対する意識を変化させているという複雑なからくりを彼女は指摘出来ていないということだ。

 不倫にしても、双方が良き想い出として記憶に残せるのであれば、安易に他言はしない。またストーカーにしても、安易に女性が別れようと思わなければ発生しない。この女性を絶対に大切にしたい、男性からそう思ってもらえるような女性がフェミの影響で激減していることが男性の異質な行動を招いていると考えるべきではないだろうか。

 もっとも、美恵子さんや姫井議員に女性の品格が欠落していると短絡的に決め付けることは出来ない。しかし美恵子さんの場合は本来親方のおかみさんとして期待されていながら、結局は夫が相撲界と離別することによって、自分が厳しい環境から逃れることを優先させた。それが夫婦関係が冷える発端となってはいないだろうか。また姫井議員に至っては、元不倫相手との間にカフェ営業を巡るトラブルを抱えていて、その始末をきちんと付けていなかったから明るみに出たのであって、どうみても自業自得としか思えない。

 このように、問題が明るみに出るのは、決して秘密をばらした側に問題があるとは限らないのだ。しかしさかもと氏にはそうした視点がどうもないらしい。これでは巷のフェミ女性達と同じ穴の狢になってしまう。

 元々、さかもと氏はフェミに対して批判的であったはずだ。彼女は以前、ロリコン男性が現れる理由を、贅沢だけを求める女性の品格の低下にあるとする主張をしている。

 しかし、今回の彼女の主張はそれとは全く逆の表面的な薄い内容に成り下がっている。所詮は彼女のフェミ批判も筋の通った信念がなかったということなのだろうか。

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