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ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

ヤツデ

2017年09月17日 | 草木:低木

 植物のヤツデ、その名前は有名であり、私も知っている。その姿も写真では見知っている。が、実物は、私の散歩道にある民家の庭々では見たことが無く、公園などでも見かけたことは無い。花や実が特に美しいという噂も聞かないので、庭木としてはあまり利用されないのだろうと思っていた。ところが、竹富島の民家の庭でヤツデを発見。高さが1m程度のそのヤツデ、石積みの前にちょこっとあって、景色によく馴染んでいた。
 旅から帰って調べてみると、広辞苑にも『沖縄植物野外活用図鑑』にもヤツデは庭園木であるとの記載があった。葉の形に観賞価値があるのかもしれない。
 ピンボケの多い私の写真、ヤツデに関しては1枚しか撮らなかったのだが、幸いにもこの写真はきれいに撮れていた。10枚撮って9枚ピンボケしたり、1枚撮ってもピンボケしなかったりするのが何故なのか、今もってその原因が私には解らないままである。

 と書いて、堂々とヤツデを紹介したのは2005年11月20日のこと。それから12年余も過ぎた今年(2018年)6月、ある御方から「ヤツデとしているものはヒマではないですか」とのご指摘があった。早速調べる。確かに怪しい・・・というか、私はヤツデとヒマ(トウゴマ)が互いに似ていることも頭になかった。
 手持ちの文献にヤツデとヒマについての詳しく書いてあるものが無かったので宜野湾市民図書館へ行く。いくつかの図鑑を見た限りでの両者の違いは、
 葉の形、どちらも掌状で、ヤツデは葉柄が葉の付け根につき、ヒマは葉のほぼ中央につく。この違いで、私がヤツデと紹介した写真はヒマであることが判明。さらに、ヤツデの花と紹介した写真も、花色は、ヤツデが黄白色で、ヒマは赤色、あるいは黄色ということから、ヒマの花であることが判った。下の写真は2006年6月、四国の旅をした時に、愛媛で撮ったもの。葉柄が葉の付け根についているのでヤツデと判断した。 

 
 ヤツデ(八手):添景
 ウコギ科の常緑低木 日本の暖地に自生する 方言名:ウーアサグル
 大きな掌状となる葉が特徴。高さ2~5mほどで、庭の添景としては使いやすい。
 名前の由来は、葉が7~9に中裂し、掌状になるところからヤツデ(八手)。
 葉は皮質で大形、大きく7~9に中裂し、掌状というなら巨人の手であろう。その葉の形から別名テングノハウチワとも言うが、天狗の葉団扇ということであろう。
 冬(本土では晩秋)、枝の先から大型の円錐状花序を伸ばし、黄白色の小花が群れて多数つき、球状となる。翌年の初夏に球形の果実が黒褐色に熟す。
 高さは2~5mになり、庭の添景としては使いやすい大きさ。葉は生薬となる。

 訂正加筆:2018.6.15
 記:島乃ガジ丸 2005.11.20 →沖縄の草木目次

 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行
 『野外ハンドブック樹木』富成忠夫著、株式会社山と渓谷社発行
 『植物和名の語源』深津正著、(株)八坂書房発行
 『寺崎日本植物図譜』奥山春季編、(株)平凡社発行
 『琉球弧野山の花』片野田逸郎著、(株)南方新社発行
 『原色観葉植物写真集』(社)日本インドア・ガーデン協会編、誠文堂新光社発行
 『名前といわれ野の草花図鑑』杉村昇著、偕成社発行
 『亜熱帯沖縄の花』アクアコーラル企画編集部編集、屋比久壮実発行
 『沖縄四季の花木』沖縄生物教育研究会著、沖縄タイムス社発行
 『沖縄の野山を楽しむ植物の本』屋比久壮実著、発行
 『海岸植物の本』アクアコーラル企画発行
 『花の園芸大百科』株式会社主婦と生活社発行
 『新しい植木事典』三上常夫・若林芳樹共著 成美堂出版発行
 『花合わせ実用図鑑』株式会社六耀社発行
 『日本の帰化植物』株式会社平凡社発行
 『花と木の名前1200がよくわかる図鑑』株式会社主婦と生活社発行
 『熱帯植物散策』小林英治著、東京書籍発行
 『花卉園芸大百科』社団法人農山漁村文化協会発行
 『ニッポンの野菜』丹野清志著、株式会社玄光社発行
 『藤田智の野菜づくり大全』藤田智監修、NHK出版編
 『やんばる樹木観察図鑑』與那原正勝著、ぱる3企画発行
 『熱帯の果実』小島裕著、新星図書出版発行
 『熱帯花木と観葉植物図鑑』(社)日本インドアグリーン協会編、株式会社誠久堂発行
 『ハーブを楽しむ本』川口昌栄編集、株式会社集英社発行
 『沖縄やんばるフィールド図鑑』 湊和雄著 実業之日本社発行
 『グリーン・ライブラリー』タイムライフブックス発行
 『ネイチャーガイド 琉球の樹木』大川智史・林将之著、株式会社文一総合出版発行


ヤコウボク

2017年09月17日 | 草木:低木

 家の近くで私が良く利用するスーパーは4店あり、うち2店は職場からのほうが近いので、仕事帰りに寄ったりする。1店は歩くと片道20分ほどかかるのだが、週末、図書館へ行ったついでとか、散歩のついでに寄ったりする。残りの1店が家からもっとも近く、徒歩5分程度の所にある。一番近いのだが、行く頻度は一番少ない。買い物がある時は仕事帰りに別のスーパーを使うし、休日はまた、散歩がてらに別のスーパーだ。醤油が切れたとか酒(料理用の酒のこと。飲む酒は切れた例が無い)が切れたとかの緊急の場合、または、バス停が近いので、バスでの帰宅の場合には概ねその一番近いスーパーを使う。
 水曜日の夜、年末から続く新ソフト攻略が、思うように進まないことに苛ついていた私は、「えーい、うるさいっ!新ソフトを使うのは解説本を手に入れてからだ。」と決めて、今週予定していたガジ丸HPの刷新を早々と諦める。諦めとたん、心晴れ晴れとなって、そして、休肝日の予定を返上して、酒の肴を買いにとそのスーパーへ向かった。

 行く道の途中に、時々すごく良い匂いのする一角がある。匂いの元は、民家の塀沿いに顔を覗かせているヤコウボクだ。その夜、時期外れの花を少し咲かせていた。寒いせいなのか花の匂いは弱く、鼻を近づけないと匂わなかったが、やはり、良い香りだった。
 アパートの畑にあるヤコウボクはナンクルミー(自然発生)のもの。鳥が実を食べて、糞とともに種を落とし、芽が出でたもの。成長が早く、暴れ木になるので、庭木としては嫌がる人も多い。近所のおばさんが「畑の邪魔になるよ」と助言してくれたが、私は残している。年に5、6回剪定して、桜の根元で丸くまとまるようにしている。新ソフトほどではないが手間がかかる。今朝見ると畑のヤコウボクも花をつけていた。
 
 ヤコウボク(夜香木):添景・庭木
 ナス科の常緑低木 分布は南米、熱帯・亜熱帯各地 方言名:ヤコークワ
 別名ヤコウカと言い、その名の通り花が夜香る。甘い匂いを強く出すので、夜散歩していて近くにこの花が咲いていればすぐに気付く。昼間は匂わない。
 萌芽力が強く、たくさんの細い枝がよく伸び、放っておくと樹形がすぐに乱れる。庭の狭い場所にはあまり向かない。狭い場所では、適宜剪定をして形を整える必要がある。
 開花期は3月から11月と文献にはあるが、暖冬気味の今年は今でも咲いている。
 山口淑子(李香蘭)の歌う「夜来香(イエライシャン)」は、この植物のことだとずっと思っていたのだが、今回調べてみると違っていた。イエライシャンはガガイモ科の植物で、別名トンキンカズラ(東京葛)という中国南部原産の常緑蔓性低木。
 
 花 2017年8月追加
 
 実 2017年8月追加

 記:2005.1.7 島乃ガジ丸 →沖縄の草木目次

 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行


モクレン

2017年09月17日 | 草木:低木

 春、倭国を旅すると、葉の無い枝に空を向いて開く大きな花がよく目立ち、良い香りもするモクレンに出会う。目立って良い香りもするので、花鳥風月にあまり興味の無かった若かりし頃の私も、若かりし頃からその存在を知っていた。
 モクレンの存在を知っていたが、始めてから5年以上も経っているガジ丸HPにモクレンは紹介していなかった。何故なら、沖縄にモクレンは無いと思っていたから。私が時々散策しているあちらこちらの公園、散歩道にある民家の庭でも見たことが無い。
 私が「無いと思っていた」だけで無く、沖縄の植物を紹介している参考文献のどれにもモクレンは載っていない。したがって、「沖縄にモクレンは分布しない」という結論は正しいものと思われる。ただ、「分布しない」イコール「存在しない」とはならない。地植えは無いかもしれないが、民家の庭に鉢物として存在しているかもしれない。
 先日、そんなことを従姉の亭主に話したら、「この近くにシモクレンが庭に地植えされている民家があり、何年も前から季節になると花を咲かせている。」との情報を得た。さっそく、その家を訪ねる。シモクレンがあった。花を咲かせていた。本土で見たものと違うのは、葉を多く付けていたこと。沖縄では落葉しないのかもしれない。
 
 モクレン(木蓮・木蘭):添景・花木
 モクレン科の落葉低木 中国原産 方言名:不詳
 名前の由来については参考文献になく、正確なところは不明だが、広辞苑に木蓮と漢字があった。これからだいたい想像がつく。「木の蓮」ということであろう、上向きに開く花の形が蓮の花に似ているからであろう。広辞苑にはもう一つ、木蘭という漢字も充てられていた。形では無く香りを喩えたのであろう。モクレンは特にシモクレン(紫木蓮)のことを指すらしい。近縁のハクモクレンは高さ10メートル以上になる高木。
 高さは3m内外。落葉した枝に花が付く。花は大きく上向きに開く。色は暗紅紫色で、芳香がある。開花期は4月から5月。沖縄では3月から咲いていた。
 
 沖縄産
 
 沖縄産の花

 ハクモクレン(白木蓮):景観・花木・香木
 モクレン科の落葉高木 中国原産 方言名:不詳
 高さ10m以上。花は白色で大きく、芳香がある。開花期は3月から4月。
 

 記:島乃ガジ丸 2010.4.25 →沖縄の草木目次

 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行
 『野外ハンドブック樹木』富成忠夫著、株式会社山と渓谷社発行
 『植物和名の語源』深津正著、(株)八坂書房発行
 『寺崎日本植物図譜』奥山春季編、(株)平凡社発行
 『琉球弧野山の花』片野田逸郎著、(株)南方新社発行
 『原色観葉植物写真集』(社)日本インドア・ガーデン協会編、誠文堂新光社発行
 『名前といわれ野の草花図鑑』杉村昇著、偕成社発行
 『亜熱帯沖縄の花』アクアコーラル企画編集部編集、屋比久壮実発行
 『沖縄四季の花木』沖縄生物教育研究会著、沖縄タイムス社発行
 『沖縄の野山を楽しむ植物の本』屋比久壮実著、発行
 『海岸植物の本』アクアコーラル企画発行


モクビャッコウ

2017年09月17日 | 草木:低木

 先日(3月26日)、Hの家で泡盛の古酒入り壺の口切式(詳しくは「父の遺産、叔父の計算」)があって、出掛けた。早めに家を出て、歩いて行く。1時間もあれば足りる距離を、遠回りして、ブラブラ景色を眺めながら、イッペーなどの花があればとカメラ片手にのんびり行く。写真の収穫はほとんど無いまま薄暗くなった頃、Hの家に着いた。
 新築したときのH家の庭は、やたら石の多い固い庭であった。しかも、その数え切れないほどの石のほとんどは雑然と置かれており、そこにいると何だか不安な気分になる落ち着かない庭であった。そんな私の気分がH夫妻にも理解できるようになり、新築から数年後に夫妻は一念発起、庭を作り直した。石の多くを撤去し、その分、緑を増やした。
 緑を増やした庭は格段と良くなったが、その数年後にはまた、落ち着かない庭となってしまう。商売をやっているH夫妻は忙しい。そのせいで、庭の手入れができないのだ。緑の増えた庭は、その緑の全てが好き勝手に伸び放題となり、荒れてしまったのであった。
 H邸の門は公道から10mほど入ったところにあり、その間は幅3mほどのHの私道となっている。その道の左手は隣家の畑があって、畑には野菜ではなく緑化植物、リュウキュウコクタン、イヌマキなどが植えられてある。良い景色である。右手は1mほどの高さの花壇があり、そこはHの管轄なので、まあ、概ね雑草に占められていた。

 ある年、H夫妻が一念発起して庭を作り変えてから少し後、その花壇がきれいに整理され、1mほどの間隔にモクビャッコウが5、6株植えられていた。モクビャッコウは放っておいても自然に良い形となるので、その花壇全体が、そのお陰で良い景色となった。
 「おー、門前の花壇、なかなかイイじゃないか。」と私が誉めると
 「私たちがやったんじゃないのよ。隣のオジサン(畑の持ち主)が見るに見かねて植えてくれたのよ。」とHの女房が答えた。
 しかし、それから1年(あるいは半年だったかも)も経たないうちに、H邸の門前の花壇は雑草に覆われる。モクビャッコウは成長して、自らの力を十分に発揮はしているのだが、ススキやセンダングサといった雑草の生育の早さには勝てない。しだいに、周りを雑草に占められ、その姿も雑草の中に埋もれてしまうようになった。H家のために良かれと思ってモクビャッコウを植えた隣のオジサンも、H家のために良かれと精一杯生育しようとしたモクビャッコウも、その親切と努力は無駄に終わってしまったのであった。

 H夫妻も、ここ数年はいくらか暇もできたようで、たまには庭手入れをやっているらしい。その日訪ねた時も以前のようには荒れた庭では無かった。が、門前の花壇にまではまだ手が回らないようで、花壇は相変わらず雑草の生育場所のまま。隣のオジサンも、H夫妻へ期待するのは無駄だと思っているのか、2度目の親切はしないまま。オジサンの最初の親切であったモクビャッコウもまた、既にその存在を消してしまっている。全体を雑草に覆われ陽光を浴びることができず、水も与えられず、いつしか枯死したのであった。
 
 モクビャッコウ(木白虹):添景・庭木・盆栽
 キク科の常緑低木。原産分布は小笠原、琉球列島、台湾。方言名:イシヂク、ハマギク
 海岸の岩上に生えているのでイシヂク(石菊)という方言名となっている。
 高さ30~60cmでこぢんまりとまとまり、自然の形で傘状に整う。茎の分枝が多く、茎葉に灰色軟毛が密生して全体が灰色に見える。他の庭木とは異なった色であり、形も良いため、庭のアクセントとして使い勝手が良い。
 自生地がそうなので当然、潮風に強い。よって、海岸端の庭木に使える。よく日の当る石垣の上部などに添景としておくと良い。加湿地では枯れることがあるので気をつける。
 10月から12月にかけて黄色の花をつけるが、モクビャッコウの花がどうのこうのと話は出ない。観賞価値はもっぱら、こんもりとまとまった樹形と灰色の葉の方にある。

 記:2005.4.2 島乃ガジ丸 →沖縄の草木目次

 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行


メキシコハナヤナギ

2017年09月17日 | 草木:低木

 ちっとも上達していないが、数年前から私はスペイン語を勉強している。勉強といっても教育テレビでやっている週に1回30分のスペイン語講座を見ているだけだが、それも、私のテレビは8チャンネル(フジテレビ系)以外は映りが悪いので、番組は、親戚の家で録画しているものを見るようにしている。そのビデオを見るのさえ面倒臭がって、なかなか見ない。ビデオはたまる一方。したがって、私のスペイン語は上達しない。
 私は元々勉強嫌いで、特に、英語や国語の書き取りのような単純に覚える系の勉強は苦手にしていて、中二の頃だったが、100問の漢字書き取りで3問しかできず、クラスでビリだったのを覚えている。国語はしかし、書き取りだけじゃなく、全体を読んで内容を把握するような問題もあり、それで点数を稼げたのだが、英語は何しろ先ず単語を覚えなければならない。これが大の苦手。英語は中一から高三までずっと成績が悪かった。
 そんな私が十年前には中国語(これも挫折したが)を勉強し、数年前からスペイン語を勉強している。苦手にしていることなので、挫折したり、上達しないのはしょうがないのである。「まあ、いいさ」である。私は、自分を追い込んだりはしない。

 スペイン語を勉強してから、スペイン語はスペインだけでなく、中南米の多くの国々で母国語になっていることを知った。そういえば昔、西部劇映画でメキシコ人が登場し、「アミーゴ、セニョール、セニョリータ、アディオス」などと言っていたな、などということを思い出したりしたのである。おー、あれは確かにスペイン語であったのだ。
 何年か前に、模合(モアイ)でメヒコという名のレストランを利用した。「メキシコのことを地元ではメヒコと言うんだぜ。」と私は皆に自慢げに語ったのであった。
 南国の明るい空が似合うメキシコ。そんなメキシコが華やぐような名前の樹木がある。その植物、一般にはクフェアという名前が多く使われているようだが、メキシコ華やぐが南国のイメージにピッタリで、私はそちらの名前が好きで、すぐに覚えてしまった。
 
 メキシコハナヤナギ(墨西哥花柳):花壇・花木
 ミソハギ科の常緑低木。原産分布はメキシコ、熱帯、亜熱帯各地。方言名:無し
 高さは0.5mほどまでにしかならなず、枝も太らないので適宜刈込んで高さを押さえ、グランドカバーとして適する。陽光を好み、成長は速く、萌芽力が旺盛なので、日の当るところに植栽し、刈込んで新枝を出させれば多くの花を咲かせてくれる。開花期は周年。
 別名をクフェアというが、これは属名からきている。クフェア属は約250種もあるらしい。さらに園芸品種も多く、普通に見かけるのは紫色だが、桃色、白色花もある。

 記:島乃ガジ丸 2005.8.2 →沖縄の草木目次

 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行