福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

ひと・もの・かね・・・

2017-03-15 06:50:51 | 日記
偶然、出会ったお顔みしりに声かけしてみています。
ねえ、お手伝いできないかしらね・・
ボランティアしませんか・・
空いている曜日ありませんか・・と。

お休み中のボラさんにも、電話してみる。
どのくらいの痛みですか~?
杖は、ついていないの?
いつ頃復帰できそうですか?と。
もともと、ちょっと、強引気味傾向のワタシ。
できることだけでいいので、出てきて頂けませんか?
お姫さまのように大事にしますから・・と、口からついて出る。
まったく・・・すみませんね。
でも、大事にします。
強引さに負けて、じゃあ、来週から・・と言ってくださるボラさん。
そこまで言ってくださっているのに、ううん・・今週から是非!!と、たたみかける。

全く・・・
継続には、ひと・もの・かね。
それにつきる・・と、何度も何度も耳だこができるように耳にもし、思いもしてきた。
10数年の運営の時間が流れても、変わらない。

ふっと、遠州綿布の工場を構えていた父の姿が思い出される。
寒い時期、東北のどこかの学校を回って、女工さんの就職依頼に出かける準備をしていた。
60年も昔のハナシ。
母に作ってもらった腹巻に、お金の束を入れながら、持参するおみやげの確認を母にしつつ、居間に立っていた。
おやめになりたいという職工さんと話している父の姿にも接している。
思い出される光景は、なんだか、どれも色彩が乏しい。
子ども時代なので、一つの光景をみても、その後のハナシにはつながらない。
でも、どこか緊迫した空気と光景として、記憶の中にしまわれている。

近頃の福祉亭は、父の苦労を思い起こさせる。
よく大きなカンシャクを起こしていた父。
カンシャクを起こすと家族は、嵐が過ぎるのを待って、言葉少なく夕餉の食卓についた。
祖母が、カンシャク玉・・って、孫のワタシにつぶやいていた。

福祉亭も、父の工場と同じように、終わりを迎える時が、恐らくきっと到来する。
その日が来るまで、みなさんとがんばりますが、はてさて、その日は、いつ、どんな時でしょうかね。
遠いのでしょうか・・
近いのでしょうか・・







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