福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

関係性

2017-07-19 07:08:51 | 日記
線状降水帯・・が、また。
降る雹。
とにかく、ニュース映像にただ驚き、目を見張るばかり・・の気象現象。
永山は、カラカラの土にどしゃぶりの雨・・その程度でやり過ごせた。
だから、雨の上がった団地は、みどりが息を吹き返し、涼しい風が吹き渡る。
アダプトの花たちも、開花の時期を向かえ、色とりどりに咲き誇り始めている。
日常、目をやるゆとりもないままに過ごしているのに。
気が付けば、大輪の花たちが、晴れやかに挨拶してくれる。

ラウンジ。
大雨で出足をそがれているメンバーを気遣いつつ、数人でスタート。
雨が小降りになると、次々と笑顔と一緒に顔をのぞかせてくれる。
おかげで、テーブルに座る配置は、いつも以上に意図しない配置となって、しかも密集状態。
自然に、気持ちが通う。
日頃は触れないそれぞれが心の奥に持つ痛みにも、言葉となって語られ始める。

お気持ちを伺っても、なかなか現実を変えるヒントは、持ちあわせない。
もうひとがんばりですねえ・・の一言に気持ちを込める。
ふっと気が付けば、そのかたのために語り合っていることではないのに、そのやりとりを聞き、涙されている。
小さな驚き。
しかも、涙されるのは、高齢男性。
普段は、明るく元気に過ごされている。
心の奥に収めている悲しみの深さ・・というものに気が付く。
経験しないものには、推し量れない深さ。
ただ笑顔で応える。

社会的には障害という世界で過ごすメンバーも、福祉亭であったできごとを語る。
一つひとつは、些細な日常。
でも、それが、どれだけの痛みだったか・・という思いにつかれる。
ほかにできることはなく、また、大丈夫!!の笑顔を送る。

ヒトというものが、こんなに懸命に日々を過ごしているということに、ジツは、気にも止めてはいなかった。
自分の中の痛み、悲しみ、ツラサ、そして、喜び・・といったものにばかり、気をとられていた。
いかん!!
それでは、いかん。
関係性構築の表層での自己満足・・というだけのもの。





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