福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

2017-03-10 07:04:46 | 日記
天気の気、
空気の気、
元気の気、
気が合う
気がヘンになる・・・
様々な使い方をされる「気」という一字。

「目には見えないが人間を追いつめ狂気にまで至らせるもの、それが〈気〉である。
雰囲気の〈気〉だ。」(三好春樹「野生の介護」雲母書房)

はるかムカシ、三好さんの講演を聞いたことがあった。
どこでだろう??
覚えていることは、座った座席が舞台に向かって左サイドだったこと、
楽しく満場を沸かした講演だったこと・・・ぐらい。
福祉亭を始めるもっとムカシ。
どんな必要があって、その講演を聞きに行ったのだろう??
??の世界。

三好さんの本がベルブぜみのお仲間の手で、福祉亭に届けられた。
パラパラとページをめくっただけで、三好春樹節がどのページからも立ち上がる。
うまくアポがとれれば、今秋多摩にお招きできるか??です。
どうですかねえ・・
市民評価委員会、福祉亭に関わって、改めて「介護」そして「人」をとらえなおす道筋を歩んでみると、この「気」という一字の持つ特別のパワーに出くわす瞬間がある。
それまでの知識や思い込みや、分析などというものを捨てて、まず、向き合う・・・ことを言っておられる三好さんとまた出会えるかも。

「人間の多様性についての認識は、むしろ自己のアイデンティティの罠にひっかかっている人の方にときにはより容易に見えるものである。しかしそれは、人間の普遍性の認識への扉を閉ざすことになる。」(クロード・レヴィ=ストロース著「野生の思考」みすず書房)
「野生の介護」の題字のもとになった本からの引用も、本の冒頭に引用されている。
もっと、もっと、「人」という存在を深く捉え直せ・・・
「人」は、そんなには高見にはいない・・・と示唆しているのですかね。





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