福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

困った

2023-09-07 05:42:01 | 日記
高齢期、生活上の困窮が進行していくと、やがて、健康を害する傾向。
福祉亭に何か手立てがあるかとなると、情けない状況。
以前は、スタッフのほうにもまだまだエネルギーがあり、おせっかい的なサポートもなんとかできた。
でも、やってみると、あまりの難題さに気づかされ、その経験が次ぎの事例に生かされれば、まだ良いのですが、経験が萎縮を産む。
目の前に手を差し伸べないと生活が維持できかねる事例があっても、表面的な付き合いになっている。
行政が仕組として講じている様々なものも、結局、表面をなぞるだけになりがちな傾向が、高齢化が進むほどに次第に色濃く。
自分のこと、自分の家族で精一杯。
高齢者同士の助け合いが声高に求められていても、社会的な構造、構図が、あまりに堅ろうで、扉を叩いても叩いても、扉が開けられることがない。
結局、偶然善意で引き受けた高齢者が最後まで責任を負うことになってしまう。
老いて崩れていく一人の存在、一つの家族。
福祉亭に為す術のない寂しさ。
やがて自分にも訪れるかもしれない予感。
それは、今やっていることさえ、その意味を問い返されることに。
今週初め参加した会議の中のつぶやきのひとつに、事業利用者のフォローアップ研修というのがあった。
それができないことがわかってのつぶやき。
社会は、進歩発展していると疑うことをしていなかったけれど、それってホント?その気づきが今かもなあ。
社会は、進歩発展していても、人という存在は、限りあるモノということをもう一度気づかせてくれる現実。
気づきからの一歩があるとすれば、それはやっぱり、手を差し伸べる・・今までと同じことかも。

コメント
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