福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

年代

2021-08-20 06:19:01 | 日記
福祉亭のボラさんたちの平均年齢が高い。
それが、ジツに、日本という国の歩みまで表す。
そこが、ジツに、おもしろい。
個性は、それぞれ。
国の教育は、一人ひとりの積み重ねによる経験知から、生まれるように思う。
その教育の体現が、ボラさんたちのなにげない姿勢、言葉、働きぶりに。
私は、80代さんたちの姿勢に、いつも感心している。
ジツに、気持ちがいい。
いや、その下の70代さん、60代さんたちの姿勢に問題あり・・と言っているのではない。
日本という国が持っていた矜持みたいなものを、時折、ふっと感じる・・という点で。
そして、自分というものに問いかける。
ムカシ、80代さんから、団塊のダメさ加減を指摘された。
今の日本がこうこうなのは、団塊だと。
うん??そうか??と、その時は、思った。
自分の年代は、かわいい。
自分たちが、どこか間違っていたとは、思ってもいないし、思いたくもない。
しかし・・それから、遙かな時間が過ぎ、同じ空間で、80代さんたちと仕事をすると、
ふっと、その言葉を思い出す。
私は、団塊、70代。
過ぎてみれば、日本という国のありようの分岐点に生きてきたのかも。
それとは、知らずに。
どの時代も、それぞれ、痛みも持ち、多くの出来事を抱え、光も影も一緒に、国というものが動いてきている。
動かしているみなさんもいれば、動かされていることに気づくことなく国の流れに沿いつつ、それぞれの時代を生きておられるみなさんも。
立ち位置がどうの・・は、ともかく、それぞれの時代を体現する背骨のようなものの存在。
その背骨を感じながら、一緒に、狭い福祉亭の厨房で、地域のみなさんのためにでもあり、自分自身の健康な体と心のためにも・・と、共に、仕事ができることの幸せの値打ち。
それを今、思うことの幸せ。

コメント
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