福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

卒業の月

2017-03-17 06:18:07 | 日記
この3月末で福祉亭を去られるみなさんがおられる。
それぞれのご理由。
春は、いつも、苦しい。
卒業・・の月。
福祉亭に卒業なんてあるのか??と思う時もあるけれど、現実は、卒業がある。

創業〇〇年・・という言葉の凄さと重みに、今さらながらに気が付く。
〇〇年となるには、一日一日の積み重ねが、その言葉の背後にある。
その道筋をつくり、守ってみえた一日一日。
そして、関わる人たちの物語が続いた結果の創業〇〇年なのですよね。

福祉亭の物語なんて、所詮、ボランティァのハナシ。
へっ!・・てなものですよね。
でも、なかなか苦しいものです。
厨房で、なにげない会話を交わしていると、シェフさんがハナシに割って入ってこられた。
耳を傾けてみると、仕事上の思い出。
働く女性たちの扱いの難しさに遭遇した時のお話。
思い出ばなしですから、そうですか?と、こちらは、にこにこと聞くだけ。
仕事には、悩みはつきもの。
どう対処するかは、どこでも、いつでも、リーダーにかかっている。
わかっている。

3月末で、部署が代わられるかたが、わざわざご挨拶にみえてくださった。
孤独死、孤立死をなんとか減らしたいという思いに応えて、福祉亭に数年関わってくださった。
手元にあるその資料は、分厚い。
仕組みを必ず世の中に送り出したいと、思っていた。
世の中に送り出せたものは、別の会社のものとなってしまったけれど、肝心な必要とされる高齢世帯からのオファーがない・・というのが現実。
理由は、様々。
ただ事業としては、明らかに失敗。
よくお付き合いくださって、ご期待にそうことができず、心底申し訳ない。
歩んできた道は、楽しかったけれど、いつまでもは、遊ばせてはくれない。











コメント
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