の～～～んびり

終日のんびりの土曜日の福祉亭。
おもしろい発見があった。
のんびり、静かで、そうかといって他にご利用がない・・というわけでもない。
こんな時、人は、素直にご自分を表現される。
スタッフののびやかさも、伝わるのか、様々なつぶやきが耳に。

一人暮らし生活のもろもろ・・・
話し相手がいない寂しさ。
一日の時間の過ごし方。
食事の気苦労。

ボラさんもお一人暮らし。
慣れてくると、気楽・・と。
まあ、そのとおりなんでしょう。
でも、シーンとした部屋。
面白いＴＶもない。
24Ｈジブンのもの。
これは、なかなかの難儀。

おしゃべりのできる福祉亭に来るんだ・・・と。
ほとんど野菜だろう？それがいいんだよ・・と、お馴染みさん。

こちらの本音を言えば、魚、肉だけに経費をかけられない・・というだけのこと。
贅沢な食事は、巷にはある。
でも、それはハレの食事。
いつもいつもでは、肩が張る。
雑多な、いつものお顔ぶれの中で、おしゃべりしながらとる500円定食。
年をとるほどに、こちらのほうに気持ちが向いていく・・ということなんでしょう。

静かな福祉亭の中で、たぶん、おうちと同じように、無言で食事されるお一人。
でも、レジのところで、おいしかった～と、一言。
また、ご利用ください・・と言えるこちらの幸せも。

もう、定食はないだろうと思って来てみた・・とご夫妻。
ありますよ～。
じゃあ・・と、注文される。
具合の悪い奥さまのほうは、お箸がいっこうに進まない。
頂いたおやつを届ける。
それは、なんとか召し上がる。
家を出てくるまでに時間がかかったんですよと、ご主人。
うん、うん、そうですか。
少し体操なさるといいんですけれどねえ。

もう、夕方。
おそ～～い昼食のドクター。
今日は、バタバタしてしまって・・・と。
いつもに比べ、ちょっと、お疲れ気味。
今日は、もう、ゆっくりしてくださいね・・と、後姿を見送る。

ＮＨＫに72Ｈずっと、同じところで撮影していく面白い番組がある。
福祉亭に朝からずっといると、番組と同じような空気を感じる。