毛が逆立つ日

大きな力を発揮してくださっていたボラさんがおやめになって、初めての木曜日。
緊張。
笑顔・・と言われてはいたけれど、とても、そんな余裕はない。

そんな中、いつも、自分なりに心をくだいているかたが、
「発泡スチロールの箱ないですか」と、言いに厨房入り口に。
むぐっ・・
「ごめんね～～。後で、よければ探しておきます」
「じゃあ、いい」と、お帰りになる。

しばらくすると、
「アラームの音が鳴り止まない！！この間、止めてもらえたけど、どうすればいい？」
不審者撃退のアラーム音が声の背後で、ピピピピ・・・
その音を聞いただけで、こちらも平常心を失くす。
アラームを止めた記憶は、あるけれど、どうしたか、まったく、覚えがない。
何かこちらが言うと「聞こえない」と、お相手。
大声を張り上げると、怒りがこみあげてくる。
極度のイラつき声が出てしまう。
あっ、いかん！！
厨房のみなさんが、萎縮してしまう。
外に出る。
「メインスイッチを切ってみて」
「どこ？」「とまらない」
私の怒りは頂点！！！！！！
「忙しい時にごめん！！」と、相手も言う。
でも、そんなことで、納まるものではない。
どなたかが、auに電話してもらえば・・と、助け船。
もう、それしかない。
そう、伝えると、向こうもやっと、電話をきってくださる。

また、しばらくすると、素敵なお花をくださったかたが、そのお花の写真を見せに、厨房裏へ。
アナベル。
本当にすてき！！
「沖縄すずめかずら」の種をさしあげるので、どこかで、育てないか・・と。
でも、だからと言って、どこに・・？？
お断りする。
そっと、ファイルと、ボールペンをくださる。
ありがたい。お礼を言う。

でも！です。
気持ちは、あせる一方。
下準備されたナスのはさみ揚げは、ご利用者が、腰を抜かすほどの、大きさ！！になって、積み上げられている。
どうするんだ！！とあせりながら自問自答。
焼き始めても、どうも、うまくいかない。
結局、みなさんの手を借りて、修正。
今度は、なんとか、普通の大きさのものが、できる。

頭の中のシミュレーションと、現実が、まったく、一致しない日でしたね。
ご利用が少なく、なんとか、一日が終わりました。