折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

【3字体(楷書・行書・草書)千字文】を書く 第32回

2011-09-19 | 書道
  お手本 大貫思水「新版四体千字文」(日本書学館)



【読み方】

ちんこん いえい      らくよう ひょうひょう

ゆうこん どくうん     りょうま こうしょう

たんどく がんし      ぐうもく のうそう


【意味】

秋になれば古木はしぼみすたれ、また草木の葉は色づき、ひらひらと風に吹かれて、園内に散りしいてさびしい。

空中にかける鳥・鵾は飛ぶことを教えてもらったわけでもないが、ひとりで思うままに空中を翔けめぐり、赤い夕日のさす大空に、雲をしのぐほど高く、ひとり何のあてもなく翔けている。

漢の元帝の一族の王充という人は勉強家であったが、貧乏で書を買うことができず、洛陽の町に出て本屋の店先で書物を読みふけったように、人は読書を怠ると、日々に遅れるものだから、王充のように、内に入っては、書籍を入れた袋や箱によって、ひたすら学問を研究して他を顧みないように心がけるべきである。

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