コンサート<悲しみのモーツアルト>のチラシ。
幼なじみのU子ちゃん、Y子ちゃん、愚弟の4人でコンサートに行って来た。
前回が4月だったので、5か月ぶりのコンサートである。
今回のプログラムは、オール「モーツアルト」、しかも交響曲第25番、同じく第40番、そしてピアノ協奏曲第20番と極めつけの名曲ばかり。深まる秋の一日、名曲の調べを堪能した。
以下は、いつものように会話風による感想である。
― モーツアルトの至高の名曲3曲を一挙に演奏すると言う極め付けのプログラム、モーツアルトファンには垂涎のコンサートだよね。
― 3大名曲+辻井伸行というビッグなプログラムに会場は大入り満員だった。
― 演奏陣も指揮者の井上道義さん、オーケストラ・アンサンブル金沢というフレッシュな組み合わせで、いやが上にも期待が高まったよね。
― 今回はお客さんの中に中年の女性が目立っていたが、辻井伸行さんはおばさんたちの母性本能をくすぐる存在なんだろうね。
― テレビでは演奏しているところを何回も見たけど、生で聴くのは初めて。とても感動した。
― ピアノの一音一音がとっても澄んでいてダイレクトに胸に沁み込んできたわよ。
― 今まで聴いたどんなピアノよりも感動したわ。聴いていて、自然と涙がにじんできた、こんな経験は初めてだったわよ。
― 特に第2楽章、心洗われる旋律が次々に紡ぎだされて、余りの美しさ恍惚となった。
― 「カデンツァ」は、第1、第2、第3楽章ともに圧巻の演奏で思わず身を乗り出して聴き惚れてしまった。
― その「カデンツァ」を目をつぶって、じっと耳を傾けている指揮者井上道義さんの慈愛に満ちた表情が強く印象に残った。
― 辻井さんの演奏が終わった後のお客さんの反応が尋常ではなかったね。会場を圧する鳴り止まぬ拍手、ブラボーの声、あんな熱狂的な反応は初めて見た。
― アンコールで弾いたショパンのノクターン第20番「遺作」も心をつかんで離さない名演だった。
― 今回のコンサート、辻井伸行さんの演奏の印象が強烈だったため、交響曲の方がちょっと霞んでしまった感が否めなかったんじゃない。
― わたしなんかあのピアノを聴けただけでもう十分満足しちゃったわよ。
― 2009年6月に衝撃的なデビューをしてから6年、辻井伸行が人気、実力ともに押しも押されぬ存在になったと知らしめてくれたコンサートだった。
<悲しみのモーツアルト> プログラム
交響曲第25番ト短調K183
ピアノ協奏曲第20番二短調K466
交響曲第40番ト短調K550
指揮:井上道義
オーケストラ・アンサンブル金沢
ピアノ:辻井伸行
ピアノ協奏曲第20番二短調K466
交響曲第40番ト短調K550
指揮:井上道義
オーケストラ・アンサンブル金沢
ピアノ:辻井伸行
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