これまでかまびすしく鳴いていた木から、この日セミの声が消えていた。
この日は、セミに代わって農園から虫の声が聞こえてきた。
静かさや 蝉に代はりし 虫の声
夕方の黒目川遊歩道散歩。
ここ数日、風も涼しく急に秋が来たと思わせる陽気。
遊歩道を歩く人にも変化が。
これまでの半袖の姿が減り、長袖の人が増えた。
それにも増して、顕著なのがあれほどかまびすしく鳴いていた蝉の声が全く聞こえず、代わりに時折草むらで鳴く虫のか細い声が聞こえる。
これほど劇的に季節が変わるとは・・・!
主役は、夏から秋へ、そして蝉から虫へ と交代しつつある、そんなことを感じさせるこの日の散歩であった。