折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

写真&俳句VOL813~「ひぐらし」の声、胸に沁む

2015-08-20 | 写真&俳句
ひぐらしの声が聞こえてきた林。



ひぐらしの     声もの哀し     日暮れかな



夕方、家の近くを歩いていた時のこと。

左手の小高い林の中から、アブラゼミやツクツクボウシの声に混じってひぐらしの声が聞こえてきた。

アブラゼミやツクツクボウシの声は、ただ喧しく、暑苦しくしか聞こえないが、ひぐらしの声はたそがれ時と相俟って物憂く、切なく、心に沁み入って来た。

その声を聞いて「猛暑の夏」もそろそろ峠を越すのかな、と感じた次第である。