グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

首相の辞任記者会見に思う

2020年08月29日 | 政治
昨日首相は7年8か月にわたる政権に自らピリオドを打ち記者会見を行っていた。
連続在任日数歴代最長記録を更新した直後なのだがこれが本人の頭の中にどの程度重みがあったのか知る由もない。
先ず気になったのが普段は重用しているプロンプタが会場になかったことだ。
案の定、質問に立った記者の1人がその理由について尋ねていた。
プロンプタを使っている理由については「ほかにも世界の指導者が多用してる」とし、当日使わなかった理由については「直前まで原稿の推敲を行っており準備が間に合わなかった」と答えていたが手元資料はキチンと用意されていた。
一寸意地悪な見方だが首相の記者会見は従来から「官僚作文の演説」と揶揄されていた。
せめて最後の記者会見くらいは「自分の言葉で」を演出したかったのではないか。
そうそう、演説の中では「(総裁選には)影響力を行使しようとは全く考えていない。そうすべきではない」と述べていたが質疑応答の中ではたった一言だが後任人事に関与したい、あるいはしていくことををうかがわせるフレーズがあった。
本心はなかなか隠し通せないものだ。