グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

コロナウィルス感染拡大に伴う沖縄県への保健師・看護師派遣調整に思う

2020年08月16日 | 政治
今日厚労副大臣が沖縄県知事を訪問しコロナウィルス感染が進んでいる沖縄県への保健師・看護師派遣を約束していたようである。
沖縄県の感染状況を知るにつけ「とてものんびりした対応は許されない」と考えていたのでまずは一安心なのだが不安の種は尽きない。
ソフトパワーの強化は結構なのだがそもそも検査設備や症状別病室・ホテルなどハード系やハコ物は確保されているのだろうか。
それに今回保健師・看護師が100名ほど派遣が考えられているようだが即戦力となるソフトパワーも供出元があるのかどうか心配である。
今回のコロナ禍とも戦いは長期戦になるというのがもっぱらの噂である。
降って湧いたような災害に十分備えていた自治体など皆無ではなかろうか。
とすれば今回の特別派遣プロジェクトに協力できる人材量や期間はかなり限定的ではなかろうか。
ドロナワ式などと揶揄されるかもしれないがこれを機会に人を育てていくという要素も組み込まざるを得ないように思う。
それにしても対応が遅すぎた。
政府関係者の「先手、先手で検討していく」という言葉がいかに口先だけだったことがよく分かった。
「沖縄はまだ非常事態宣言を出さなければいけないような段階ではない」と言っていたのもつい先日前のことだ。
政治には先見性と大局観が必須であることをあらためて思い知らされた。