グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

首相は後継者を育成してきたか

2020年08月02日 | 政治
長期政権が惰性化し緩みや劣化が目立ってきた。
コロナ禍そのものは首相の責任ではないがその対応はあまりにも民意と離れたピント外れになっており首相もそれを意識してかメディアを忌避することが増えてきた。
残念ながら食品でいえば賞味期限切れになってるいるようだ。
ということで巷ではポスト安倍問題がざわつき始めた。
ポスト安倍問題の最大のキーパーソンは言うまでもなく安倍首相自身なのだが彼が口癖のように言う言葉に「後継者は育てるものではなく、育ってくるものだ」というのがある。
たしかに前段はその通りなのだが後段について彼はむしろ育ってくる芽を摘んでいたのではないかと思う時がある。
過去には総裁選で対抗馬の出馬見送りを画策したこともあったがこれなどはいい例である。
党則を変更し総裁3選可の道を開いたのもそうだろう。
結局総裁は後継者を育ててくることもしなかったし育ってくるるはずの後継者も意識的に潰してきたように思う。
そして今また総裁4選可の道も密やかに窺っているように見える。
流石にもう総裁4選の道は潰えたものと思うが最後の罪滅ぼしに真剣に後継者を選び引継ぎの準備をしたらどうだろう。
いつの世も後継者への円滑なバトンタッチはリーダーの重要な使命である。