グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

米中対立の激化に思う

2020年08月11日 | 政治
米中対立が激しさを増している。
米国の在ヒューストン中国総領事館の閉鎖措置に対抗して中国が成都の米国領事館閉鎖を命じたのはつい先月の下旬のことだった。
今度は米国の厚生長官が訪台し閣僚級としては初めて蔡主席と会談を行ったのだが中国はその際軍用機が台湾領空へ侵入し無言の牽制を繰り返した。
両国はその後も政府当局者10名ほどの相互制裁を実施している。
本当に報復合戦は留まるところがない。
ここにきて中国が香港の民主化運動家を拘束し始めたことも米中対立と無縁ではないだろう。
しかしながら両国トップすなわちトランプ大統領、習主席の政権基盤には大きな差がある。
もしかしたらトランプ大統領は11月の大統領選でその職を失うかもしれないのに対し習主席は表向き長期政権の道筋を整えている。
ゆえに習主席には持久戦という戦法も懐に持っているはずだ。
トランプ大統領としては大統領選を視野に入れた速攻が考えられるが果たしてそれが奏功するかどうか?
当面両国の対立は激化の一途だろう。
日本は米国側の一員と見做されているがむしろ中立的な立場を鮮明にする戦略も考えられる。
いま日本の外交力が試されているように思うが如何でしょう。
それとも単に「遺憾に思う」を繰り返すだけ??