榛名南麓に榛東村という比較的豊かな村落がある。愛好家が丹精込めたバラが満開になる
この時期オープンガーデンとして一般に開放する。コロナ感染の勢いも小康状態なので鑑
賞に行く。世相を反映して人影はまばらだが素晴らしい庭園を楽しませてもらった。
満足しての帰り道に残念な光景に遭遇した。
旧三国街道と高渋バイパスの交差点、地名で言えば金古。立派なケヤキの大木を通るたび
見上げていた。それが根元から伐採されていた。
こんな説明板がこの樹の歴史を語っている。
僅か2mほどの拡幅工事の犠牲になってしまった。
佐渡街道でもあり、また越後の殿様の参勤交代の通路でもあった。佐渡奉行を命じられた
川路聖謨や長岡藩家老河合継之助の目にも触れたであろう古木だ。樹芯に空洞が拡がり危
険な状態なら仕方ないと納得できるが、樹齢350年とはいえ壮年期とも思える
樹勢盛んなケヤキだっただけに惜しい。もっともっと樹齢を重ねて欲しかった。
標題が少しオーバーか?
切られた樹は元には戻らないが、締まった材質を持ったこの大木がどう処理されたのか関
心がある。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます