toboketaG の春夏秋冬 

雑文、雑感、懐古話そして少しだけ自己主張。
土曜日をベースに週1~2回の更新が続けられればと思っています。

492-020229長く親しんできたスキーを諦める年齢となったか

2020年02月29日 | スポーツや趣味

           湯ノ丸スキー場から穂高連峰を望む

 

前日の天気予報で高気圧が日本の真上に移動し好天が約束されていたので、今シーズン最後になるかもしれないスキーへ行ってきた。老人に優しい湯ノ丸スキー場。

小諸から見上げたスキー場辺りは雲に覆われていて心配したが、峠に近づくに連れて雲がなくなり、標高1700mのゲレンデに着いた時は真っ青な空が輝いていた。雲の上に出たか? もう3月がそこまで来ているのに気温が低く、未明に降ったパウダースノーが数センチ積もり、ワクワクしながらスキーを履く。こんな好条件のゲレンデは今シーズンはもうないだろう。

            ゲレンデから湯ノ丸山を望む

 

ああ、それなのに・・

最初の滑走は納得のいくものだったのに、回を重ねるごとにおかしな滑りになってしまう。今シーズンのスキーはいつもこんな感じ。いろいろ考え込んでしまった。行きついたのはやはり加齢によるバランス感覚の低下と2,3本滑るとすぐに足へ来てしまう軟弱な脚力なんだろう。シーズン入りの頃運動から遠ざかっていたつけがここにきて出てきた。左ターンなら右板に、右ターンなら左板にキチンと乗れていないといけない。頭では理解していても、体が付いていかない。ブランクはあったが20才から半世紀も滑っているのになんだ、このザマは・・・

往復それぞれ2時間余、ゲレンデの上で1時間。シニア優待日で1日券1000円。勿体なかったが、滑るほどおかしなものになりそうなので滑走中止。80才までは滑ろうと思っていたが、赤信号が点滅した。来シーズンは無理か。不満足の気持ちを抱えたまま今シーズンは今回でおしまい。

 

冒頭の写真を一部拡大してみたら、少し霞がかかったが穂高連峰や槍ヶ岳が輝いていた。そして帰途立ち寄った御代田の真楽寺に面白い巨木があった。真言宗智山派の古刹だが立派な寺だ。

杉の巨木だが、右半分は枯れて人ひとり立ったまま入れる空洞の中に石の祠が祭ってある。左側には100年は経つかと思われる元気な太い枝、さらにその根元には数年しか経ってない新しいのが育っている。まさに3代杉だ。

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491-020228ブログの更新をさぼって判ったこと

2020年02月28日 | ブログ

           隣市の庚申山公園の河津さくら

 

いろいろなことが重なってしまい、先週は更新ができなかった。時間の余裕ができたような、なにかやり残したような、そして少し誇張すれば世間との繋がりが切れてしまったような不思議な2週間を過ごしてしまった。

以前から拙ブログを読んでいただいている昔からの知人より、「どうしました? 病気ですか? まさかと思いますがもうこの世にいないのではないでしょうね?」と冗談交じりのお電話を戴いた。「ご心配恐縮です。変わりないけどいろいろなことが重なってさぼってしまいました。」と応答する。

ブログ村の70代ランキングに登録してあるが、どこのどなたの目に留まったかまでは判らない。分からないからこそ良いのだが、ランキングの順位の枠外で読んでもらっている方々もおられることに力を戴く。

もっともあの順位がどういう数値に基づいて付くのかは今もってよく分からない。少なくともGooブログのアクセス数イコール読まれた回数ではないことは確かだ。順位なんて気にしないは表向きでほんとは気がかりな数値だ。週一度の更新では上位は無理なことは承知しているが、それを一回怠った結果が順位付け不能な圏外と表示されたのはショックだった。一度こうなるとよほど頑張って更新を続けないと私の定位置だった40~60位を回復するのは難しいかもしれない。

 

隣の市の庚申山公園を散策してきた。よく整備された丘で完全に葉を落とした雑木林の中の散策路や階段を歩くのはこの季節ならではの雰囲気があって楽しい。

             上まで残り100段

この公園は藤の花で有名。その時期には大変な混みようだが今は公園全体が春の到来を待つ静けさに包まれている。

冬の長い眠りから覚めて木々が輝き始める季節が間もなくだ。里山が一番輝く季節にまだ歩き回りたい。そのための体力維持のために手軽にできるスイミングを続けている。速さを求めず、ゆったりと長く泳ぐこと(と言っても一泳ぎで200m程度だが)を重視している。力まずとよく言われる。腕はともかく足は意外に使わない。下半身が沈まぬ程度に軽くキックするだけ。山歩きに必要な脚力向上に繋がらないのが悩みだ。

 

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490-020215ノロウィルスに感染

2020年02月15日 | もろもろ

井伊家ゆかりの北野寺(安中市下後閑)のひだまりで。

 

新型コロナウィルスのニュースで持ち切りになっている。そんな騒ぎの中で今週は私も体調を崩してしまった。

火曜日の午後どうも胃のあたりが不快と感じたが、そのまま夕飯の時間になり、食欲はなかったので適当のものを口にしただけで済ませた。その1時間後胃酸が口にう上がってきた。口をゆすぐべく洗面所に立つ。その動作のさなかいきなり強烈の嘔吐が襲った。胃の内容物を全部嘔吐してしまった。酒飲みだが飲みすぎて嘔吐した経験もない私にとっては衝撃的な体験だった。3~4回襲ってくる吐き気に不安になる。発作的な症状はいったん治まった。熱を測ると37.5度、救急隊を呼ぶほどでもなかったので、そのまま夜を過ごす。時々検温すると最高体温は38.4度を記録した。翌朝医者へ駆け込む。普段から何かと診てもらっている医師はここ2,3日の状況を聞き、即座にノロウィルスによる急性胃腸炎との診断した。

昨日まで家で静養していた。治療と言っても脱水症状にならないようにスポーツドリンクを十分に採ることと、嘔吐を抑える薬と整腸剤だけ。お年寄りだが体力はありそうなので静かにして過ごせば2,3日でよくなりますよ、といわれた通りの経過だった。

年寄りに怖いのは肺炎だという。今回嘔吐した際には幸いにも気管支には吐しゃ物が回らなかったが、体力が低下していると窒息したり、避けられたとしても肺炎が命取りになったかもしれない。

騒がれているコロナウィルスやSARZやインフルエンザ、ノロウィルス初期の症状は似たようなもの。私がノロで済んだのはどうしてなんだろうか? 考え込んでしまった。

 

 

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489-020208半月遅れてやってきた大寒

2020年02月08日 | もろもろ

2月7日の朝、大寒の風物詩が半月遅れてやってきた。当地でー4度を記録した。我が家は庭の蹲の水は目に見える形で寒さを記録してくれる。過去の写真を見てみたら、平成23年2月1日の朝は右の写真のような太い氷柱が映っていた。

これほどの太さになったのはこの年が最後になっている。8年の間にそれだけ温暖化が進んだのかな。

 

よく利用する湯ノ丸スキー場の予想気温は朝方ー12度、日中は-4度。これほど低温になるとばっちり保温のスキーウェアを着込んでも寒気が身にしみる。それでも風が収まったので快適に滑ることができた。しかし集中して滑れるのはせいぜいリフト数回、その後はいささか疲労が蓄積してスキー板に納得いくように乗れない。こんなに下手になったのかと嘆く。このスキー場は毎週金曜日にはシニア優待日で1日券が1000円。穏やかなゲレンデで老人には優しい。金曜日で晴天の予報なら他の予定があっても先送りして、何をさておき滑ってきましょう。シーズンで4~5回滑れればもう十分。バランス感覚のチェックには最適だろう。

 

帰途久しぶりに昨年秋の台風19号による豪雨の際に大活躍した八ッ場ダムのその後を見てみたくなったので、遠回りになるが新鹿沢温泉を経由した。温泉の脇を流れる湯尻川はあの豪雨の出水でズタズタになってしまい、あちこちで崩壊した道路を修理中で片側通行だらけ。吾妻川も国道が通行止めになっていた。キャベツ畑を通る農道がう回路になっていた。

ダム本体の工事はすでに終了しているようだ。林立していたクレーンや動き回る大型トラックも片づけられ、周囲はひところの喧騒は感じられない。満杯からはずいぶんと水位が下がっている。あの大量の泥水を排水し、改めて一から湛水の途中なのだろうか、大活躍時の泥水ではなく空の青さを反射するのか深い紺色の水。

このあたりを走っていた元のJRの鉄橋だろうか、その役目を終わり、永遠の眠りのつく時を静かに待っている。

ダムができれば生活感を含めて人が営なんできた歴史は有形も無形も湖底に沈む。全国あちこちで繰り広げられた光景。今まで八ッ場ほど報道されなかっただけでこんな情景が繰り返されたのだろう。八ッ場ダムは国内のダムではもっとも費用が掛かったと報道された。それに相応しい活躍をして欲しいものだ。

 

 

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487-020202田舎のフェラーリ

2020年02月01日 | 車・自転車・機械

一番手軽な運動といえばやはり散歩ということになる。私も週に3度は家の周囲を散歩する。比較的JRの駅に近く様々な散歩コースを楽しめる。週に一度は歩くコースを駅周辺コースとしている。新幹線駅と量販店Y電機の本社を含むコース。夕方現役諸君が仕事を終えて家路につく頃。彼らが電車を降りて自宅への道を歩む姿が10年前までの自分と姿とダブる。場所柄東京勤務の皆さんも多いだろう。縁のない立場になっても彼らの姿の中にかっての自分と重ね合わせ、少しばかりのエネルギーを頂いている。Y電機のパソコン売り場で最新の情報を得るのも楽しみ。

 

人気のテレビ番組「ポツンと一軒家」に必ず登場するのが軽トラック。道を尋ねられた方々がレポーターを案内してくれる場合に山道を先導するのはこのトラック。結構なお年寄りが急峻な狭い山道を軽がると登っていく。後を追うレポーターの車は四駆車だろうが、悪路で底をつくこともあり得る小型乗用車。ビクビクしながら追いかける。この対比がいつも面白い。

最新の軽トラ

30年以上前のスバルサンバー軽トラック  2枚の写真はwikipeda から拝借。

 

日本の農山漁村の風景にすっかりと溶け込んでいる。番組で紹介される一軒家はこの車なしでは生活が成り立たないところが多い。こうした地域では高齢者だというだけの理由で運転免許証返納は即生活放棄に繋がってしまう。

軽トラは原則4輪駆動車。何度か運転する機会があったが、小回りがきいて車体が軽い、トラックなので気軽に物を積み込める。恐らくマニュアル変速でしょう。車幅以下の道を除けば道を選ばずに走れる。日本の生んだ名車。田舎のフェラーリとも呼ばれているこの軽トラ。集約的な日本の農業には欠かせない荷物を含んだ移動手段だ。そして高度経済成長を裏で支えた。

サンバートラックはリアエンジン、リア駆動で4輪独立懸架という贅沢な作り。但し四駆ではない。当時の悪路をしなやかに走り抜けた。平坦な農道はお手の物。田舎のフェラーリの呼び方が相応しい名車だった。

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