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toboketaG の春夏秋冬 

雑文、雑感、懐古話そして少しだけ自己主張。
土曜日をベースに週1~2回の更新が続けられればと思っています。

468-010928新聞小説

2019年09月28日 | 小説・映画・など

朝日新聞を半世紀以上購読し続けている。この間100近い新聞小説が掲載されてと思われる。

しかし毎日こま切れに読むという習慣が身に付いていないので、腰を据えて読んだ作品はない。

評判になり、単行本化されてから読んだというのはいくつもある。一番印象に残っているのは

これまた随分前だが吉川英治氏作「私本太平記」だ。歴史小説に興味を持った最初の本。

毎日新聞が掲載したかもしれない。

 

昨日愛読するM氏のブログで重松清氏が1年以上にわたって連載している「ひこばえ」について

書いておられた。親近感があるいい内容だと評価されていた。間もなく完となるらしい。毎日目

にはつく新聞小説なのにあまり関心がなかった。最初から読んでおけばよかったと後悔する。

作者重松清氏の著作は過去に一つだけ読んだ。題名は忘れたが読んでいるうちに涙が出てしまう

ような内容だった。時には涙腺を刺激するのもいいことだ。悲しいことではあまり涙が出ない男

だが、感動的な場面では鳥肌がたったり、時には涙が流れる性格。

 

最近の朝日は内容が面白くない。やたらページ数ばかりが増え購読料も随分と高くなった。夕刊

を止めてもう20年は経つか。新聞を取り巻く環境もこんな時代背景でなかなか厳しいものがあ

ると聞く。長年の習慣で朝刊まで止めることはできない。新しく始まるであろう連載小説をこれ

からは飽きずに読んでみよう。

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467-010625あの高名な女性も高齢化の例外ではなかった

2019年09月25日 | もろもろ

       

我が住む町に新しくT芸術劇場が230億円の巨費をかけて完成した。そのこけら落とし

の式典の一つとして、加藤登紀子&森山良子ジョイントコンサートがあった。

新幹線の停車駅の東口で駅から徒歩5分の好立地。戦後の荒れた世相の中で産声を上げた

群馬交響楽団が本拠地を置く街。生のオーケストラを身近に聴ける街。その場所として半

世紀前に完成した音楽センターの音響効果が相対的に劣るようになり、数年前から新しく

芸術の殿堂を目指して建設が始まっていた。我が家からも徒歩10分の場所。 外部はしゃ

れたオフィスビルといった感じだが、は内部は なるほど! と驚く豪華な作り。

街の賑やかな地域は、我々が少年の時代からみると、南東に1km移ってしまった。昔の

繁華街は寂れる一方、駅を中心とした人の流れに完全に変わってしまった。このことにつ

いての議論はさておき、コンサートの感想。

 

おときさんにしても、良子ちゃんにしても、普段歌声は車の中のCDから聞くことが多い。

そのイメージが強い。群響のフルオーケストラによる演奏からコンサートは始まった。関

係者が自慢するだけに素人の耳にもその生演奏の素晴らしい音が耳に飛び込む。えもいわ

れぬ音のまろやかさ。これぞ生だ!

 

間もなくおときさん登場。 フルオーケストラの伴奏で琵琶湖周航の歌から始まった。大

好きな歌だ。

?? やがて耳を疑い、目をこする。本人?? 

中高音域はともかく低音部なると声のカスレが気になった。迫力あるオーケストラの音に

負けまいと声を振り絞るのとマイクの感度を上げスピーカーの音量を大きくするから余計

増幅されるのか? 自慢の音響効果がマイナスに作用していると素人には思えた。幕間に

つれあいもそんな感想をのべる。他の観客からも似たような声が聞こえる。

私らと一つしか違わない。おときさんも年取ったなと感じる。それでも最後の挨拶では声

が出る限り歌いますと決意を述べる。ならば無理して声を出さなくともよい場所で歌うか、

歌い方を年齢相応の味のあるものにしたほうが良いのでは・・・ 

 

一方森山良子は変わらぬ伸びのあるソプラノの美声は健在。それでも伴奏に負けまいと声

を振り絞る。普段耳にする彼女の無理のない自然体の高音域の声と較べてすこし違和感を

感じた。おときさんより若いと言ってデビューして半世紀が過ぎもはや古希。

有名無名を問わず人は年には勝てないな!  今日一番感じた現実。

 

自慢の音響効果を誇るあの壮大な空間でフルオーケストラをバックにして歌うのは、あれ

だけの実績を持つプロのソロシンガーでも少し無理があるのではないだろうか。

2日前のセレモニーであった群馬交響楽団と市民の第九合唱団によるベートーベンの交響

曲第九番ならば、会場に相応しいものがあっただろ。こちらのほうが聴きたかった。

 

おときさんのプロとしての名誉を汚したくないので、彼女の作詞家としての才能を感じさ

せる会場で手渡された詩を冒頭に掲げました。

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466-010921すっかりはまってしまった

2019年09月21日 | もろもろ

少々ぼやけた写真になってしまうのはお許しください。

司馬遼太郎著「街道をゆく」にすっかりはまっている。新しいパソコンを手にしてから、画面の

切り替えが早く、本の進行に合わせて見てゆく google view のstreet view での現地確認に

ストレスを感じない。作者の目線が共有できるのでますます面白くなる。パソコンの購入費用は

半年もすれば元が取れそうだ。

 

昨日から長良川を遡り郡上八幡からさらに北上する。大分水嶺を越えると越中は庄川に沿って降

る。途中大きなロックフィルダムで知られた御母衣ダムを通る。 (調子に乗って書いたが、念の

ためによく確認したら岐阜県でした。分水嶺はまだずっと先)

その湖畔、厳密にいえばダムサイトから少し上流に離れた左岸に、湖底に沈んだにあった桜

の古木が二本移植されている。写真で見るかぎり樹勢も良く、毎年時期が来て見事な花を咲かせ

る様に思いをはせながら先に進む。岐阜や名古屋周辺に移住した元村民が二度とみられない故郷

を思い起こす格好の記念樹になっているという。素晴らしいことだ。

さらにダムの堰堤を右に見ながら下ると、平瀬という集落につく。山奥とは思われないような

幅広の立派な国道の傍に遠山家という合掌つくりの古民家が目に留まる。作者は立ち寄る。

10代と思われる鄙には稀な美少女が受付に一人、一枚のパンフレット片手にいくつもの部屋

見て回る。浄土真宗と思われる重厚な仏壇が奥に見える。余計な説明がないので、作者は自分

流にこの古民家の生活があった時代に思いをはせられるのが楽しいようだ。

 

 

連れ合いの実家も古くからの元養蚕農家、ここほどではないがそれでも明治中期建築の家は太

い柱と梁の組み合わせで、近年の体裁だけの家に比べればどっしり感はすごい。遠山家には及

ばずとも、冷房なしの黒く変色した高天井を見ながら大の字になって昼寝がしてみたい。

 

司馬さん そして google さん ありがとう。 最近GAFAの一角に名を連ね何かと批判の対

象となっているが、こんなアプリはgoogleならではのもの。

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465-010918球磨川から鞍馬街道へ

2019年09月18日 | もろもろ

術後半月が経過したが、まだまだ不具合は治らない。一番困るのが失禁とまではな

らないがチョイ漏れが完治していないこと。いろいろグッズはあるようだが、どれ

も抵抗があって使いたくない。でも朗報もあった。掻き出した組織にがん細胞は見

つからなかったと知らされた。

そんな日々を過ごしているので、近く以外は外出できず。お得意のバーチャルトラ

ベルを楽しんでいる。先週まで、球磨川流域の人吉盆地の風景を楽しんでいた。歴

史好きには人吉といえば、西南の役で西郷軍が破竹の勢いでここを通過し、球磨川

沿いに熊本の平野に押し出していっことが脳裏に浮かぶ。知ったようなことを書く

が、どれもこれも自分自身が調査して得た知識ではなく、作家司馬氏の著作で知っ

ただけのもの。

氏の話は人吉を挟んで南北に飛ぶ、田原坂に飛んで激戦の地を語るかと思えば、肥

薩の境界久七峠を越えて大口市に至る。飛んだ先をgoogle mapで確認する。この

繰り返しなので、一向に先に進まない。八代城址、朝鮮から連れてこられた陶工の

窯、蒲生の大クス名前は知っているがもはや現地を踏むことはあるまい。それゆえ

に氏の案内で現地を仮想観光できるのはありがたい。

 

今週は一転して京都洛北の道を訪れる。鞍馬寺、雲ケ畑の志明院、街道をさらに北

に分け入って大悲山山中の峰定寺などなど、往年山伏が跋扈した修行の寺。行く先

々沿道の民家に昔の風情が色濃く残る。

数年前琵琶湖畔から比叡の山を西に越えて大原の三千院にリアルに立ち寄った。時

間がなくほんとに駆け足見学。今週訪れている寺も吹く山風はあのときの三千院と

さほど変わらないだろう。時間はたっぷりあるので、今度は丹念に見て歩く。気に

なった場所は止まって拡大してみれば、古い趣のある民家の主の名前までわかる。

 

無理のない程度の里山歩きを趣味に持つ。しかしわが住むあたりの山々はこの洛北

の地のそれに比して、山の風情がない、同じ杉林でも密すぎて日も差さないような

ところが多く、ここのように安らぎをもたらしてくれない。こんな山中を山駆けし

たらどんなにか楽しいだろう。

 

洛北最奥と言っていいただろう峰定寺は山が深すぎて、さすがのgoogle mapもカ

バーしてくれない。山門の前の広場でUターンするしかない。

 

文中の写真はgoogle map street viewから拝借したものです。

 

房総半島南部の停電はなかなか大変な様子。一刻も早い復旧を祈る。好きな番組で

ある「ポツンと一軒家」毎回思うのだが、かなりの山奥でも電気は通じている。電

力会社は法律で希望があれば電柱立てて電気を届けなければならないのだろう。

そしてあの暴風が荒れ狂った台風。街中とは違う。倒れた電柱の取り換えは頑張っ

てもなかなか計画通りにはいかないのだろう。東電の対策が遅いと一方的に非難さ

れても辛いものがあるだろうと思う。

 

 

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464-010914術後半月経過し、恐る恐る泳ぐ

2019年09月14日 | もろもろ

昨日から急激に秋の気配が強まる。

 

千葉県で起こっている想定外(と東京電力は言っている)の停電や断水、早い復

を祈る。福島の原発事故以降、東京電力は自然災害に集中的に痛めつけられて

いる感じがする。首都圏の災害ということで、報道が過熱している感もあるが・

と書いたのが14日朝のこと。その後被害の大きさが判明にするにつれ、そんな

現地に住まない者の感想なんか吹っ飛んでしまった。

どなたかがブログで言っていたが、こんな大きな災害に見舞われているさなかに、

貨一掃とも言える大量の新人閣僚を配置した内閣改造をやっている安倍総理の

センスに疑問を抱く。この程度の改造なら一週間延ばしてもどうということはな

いと思った。

 

術後2週間が経過し、最初の診断を受ける。私にとっては順調とは言えないが、

医者から見ると順調な回復過程あるらしい。一通り診察が済んでから、泳いでも

いいか? と質問したら、OK!   との返事。場所が場所なので自転車は厳禁は理

解できる。ダメと言われると覚悟していたので、非常に嬉しい。

 

翌日さっそくにコナミスイミングに出かける。最初はそれでも用心して端っこの

コースでもっぱら水中歩行。早く泳ぎたくて一往復で終了して泳ぎコースに移動。

どんな運動でも力むと碌なことはない。そろりと泳ぎ始めたのが良かったのか、

なかなかいい感じで100m完泳できた。仲間から誉められたが、調子に乗らず

に3本泳いで止めておいた。

 

文とは関係ない写真を2枚。 近くを通る上越線の珍しいSLの重連。

鉄の塊が躍動する様は迫力満点。

 

 

一方、この夏以降、同期の仲間が4人立て続けに亡くなった。

60台の勢いで70台後半(この場合は台か代か?)の今まできたような感じを

抱いていた。しかし、こんなことも重なって、自身にとっての本格的な高齢化の

スタートラインに立たされた感じがする。100m先か400m先か、いや

10000mかは分からないが、ゴールを意識せざるを得ない。

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463-010907新しいパソコンのサクサク感は嬉しい

2019年09月07日 | パソコン・IT

  私にとっては人生を賭けた(?)大手術が終了し、今は静養の時。

まだ1週間は運動は無理なんだろう。

こうなることを予想して新しいパソコンを手術前に発注し、配達日を退院後に合わせた。

W7搭載のデスクトップパソコンに4年前になるか、無償のバージョンアップで

手にしてW10マシンとしたのをブツブツ言いながら使ってきた。

                                         

                                                                      Newマシンは14インチディスプレイのノートパソコン。

メーカーはMOUSEというメーカー。

遥か20年ほど前に仕事の必要に迫られて手にした初めてのPCは

飯山電機という会社の製品だった。山紫水明の地長野県飯山市にある会社。

W97に時代のものでよくフリーズした。

悪戦苦闘しながらも習うより慣れろの典型でとりあえずマスターしただけに

印象に残るメーカーだった。

 

東芝、富士通、日電それぞれのメーカーが競いあっていた。その狭間で

弱小ながらも頑張っているメーカーとの印象。

IBMが中国レノボ社にパソコン事業を一括売却したあたりから

日本の各社の苦境が始まった。

そして国産メーカーはパナソニックだけに絞られた。

あのイイヤマはどうなったんだろう?

その存在をすっかり忘れていた。

 

春ごろから私の次期パソコン選びが始まった。

デスクトップかノートパソコンか?

長年Windowsで慣れ親しんできたのだ、Macという選択肢はない。

画質の鮮明さとサクサク感を重視した。

手の出せる価格でなければならない。

散歩の途中で量販店で物色したり、ネットで調べたりした。

行きついたのがこのメーカーだった。

初期設定やあらためて必要とするアプリのインストール、

こんな時代だ、クラウドを利用すればデータの保管にも便利だ。

不具合になった時のために回復ドライブも作成した。

あれやこれやでようやく一段落した。

ただ思っていた以上にキーボードが敏感で誤入力が出てしまう。

これだけは前のデスクトップの方がずっと正確で速い。慣れるしかないな。

14インチディスプレイにしてはこの軽さは嬉しい。

 

イイヤマ電気が3年ほど前にMOUSEと社名を変更し、受注生産方式で

数少ない国内組み立てのパソコンメーカーとして再スタートした。

乃木坂46のアイドル達を使ったテレビコマーシャルを流した。

ネットでの露出度も急速に高まった。

私が忘れていた時代、ディスプレイの分野では玄人受けする

高品質の製品を出していたらしい。

 

頑張れ!  MOUSE

 

 

 

 

 

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