toboketaG の春夏秋冬 

雑文、雑感、懐古話そして少しだけ自己主張。
土曜日をベースに週1~2回の更新が続けられればと思っています。

582-040130ちょっと思い立っての小旅行

2022年01月30日 | 旅行

                鮎川上流の氷柱

 

当市郊外の市民に観音山という名で親しまれている山中に昭和初期からその温泉宿はあった。

鉱泉を沸かした湯だが、湯船に浸かりながら市街が一望できる展望が売りだった。我が家から

20分程度で着く立地の良さもあり、年に数回利用していた。しかし数年前に何が理由か知ら

ないが惜しまれながら廃業してしまった。後継者がいなかったのか。

 

県内各地に日帰り入浴施設はある。私が利用するジムにも大きな湯船を持った入浴施設はある。

何れものんびりとというわけにはいかない。急かれるように入り、目的を達したらすぐに出ざ

るを得ない。

日常に飽いたとき、大きな湯船にゆったりと浸かりたいな、という気持ちになる。当県は有名な

温泉は特に県の北部に集中しているが、2時間近くかけて行くには少々気合を入れねばならない。

 

こんなとき、タオルと着替えの下着だけ持って20分足らずで非日常的なゆったりした湯船に浸か

れるのは有難い存在だった。しかし今はない。

さすがに20分でという近場ではないが、お隣の市の鮎川渓谷のとば口の猪之田というひなびた山

村に一軒宿があった。車で45分で到達、近場といって良いだろう。

 

その谷間の一軒宿に夕暮れが訪れる。

 

広くはないが、4,5人が心ゆくまで浸かるには相応しい。熱からず、温からず。心ゆくまで湯船に

浸かっていることができる。入浴札が5枚ある、ということは湯船に入れるのは最大5人までだ。

帳場で尋ねてみると宿泊客半分、日帰り客半分程度らしい。情緒ある場所を見つけた。

 

偵察を兼ねて今回は一泊したが、次回からは気楽に日帰り入浴といこう。翌朝鮎川渓谷を30分ほど

上流へ走ってみた。上平というところにシミ出た地下水が氷柱を形作っていると聞いたので。

晴天続きで地下水の量が少なく、冷え込みは十分だが昔ほど横に拡がらなくなったらしい。案内板も

ないので通りかかった地元の方に聞いてみる。場所はすぐにわかった。冒頭の写真がこの朝の様子。

次の一枚が中央部の氷柱に焦点を当ててた撮った一枚。原版を少し修正したのはいいが、透明感が欠

けてしまったのは残念。

          

九州から四国をとおり、和歌山県は紀の川筋を経て伊勢湾に。知多半島辺りから陸地に上がる中央構造

線が地下に潜り再び顔出すのが下仁田町付近。この鮎川渓谷もその延長上。地質的には珍しい露頭した

片麻岩の上に2mもあるつららが垂れている。

 

 

      

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581-040122雑感

2022年01月22日 | 季節の変化

去年の大河ドラマ「晴天を衝け」の中で、渋沢栄一若かりし頃の舞台となった農家。

建物はすでに撤去されてないが、よくできた農家の建物だった。後で聞いたことだが、この土地の

所有者が私のつれあいの知人だった。もともと広大な桑畑が拡がっていて家はなかったという。撮

影セットにしては、周囲に溶け込み昔からあったように見えた。NHKの豊富な資金で藍の畑になっ

たり、季節にあった作物の畑になったりした。暫く通っていないが今はどんな風になっているだろ

うか?

 

このところの寒波で我が家のつくばいも例年通りの氷柱が現れた。寒暖計が示す温度よりこの氷柱

の太さで寒さの程度が実感できる。まだ過去10年間で最も寒いわけではない。

 

オミクロン株が蔓延している。マスコミ各社が感染者数が過去最高になったと煽り立てる。3年前

まで冬が来れば流行していたインフルエンザの感染者数は取り立ててニュースにはならなかったが

どうだったのだろうか? かなりの数字が出ていたのではなかろうか。新型コロナが出てきてから

すでに2年が経つ。いい加減に感染者数に一喜一憂する過熱報道を止めてよ、と思ったりしている。

 

大寒の日に80才を通過した。70才を通過するときはほとんど何も感じなかったが、今回ばかり

はいろいろと考えさせられた。80歳代というこれから10年続く道のりの端に立ち、先を見渡し

ながら、楽しみ半分不安半分の気持ちで過ごしている。

 

 

 

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580-040115衰えはじめた身体の中で頑張っている歯

2022年01月14日 | 介護・医療・健康

寒い日が続くが、今冬はまだここまでは冷え込まない。これは平成25年1月7日朝の我が家の

つくばいの様子。

 

今冬はまだこんな程度。1月14日朝。

 

5日後に80才を通過する。10年前の代替わり時には感じなかった様々なことを今回の代替わ

りには感じている。たくさん楽しませてもらった運動のいくつかを諦めないといけなくなってき

ました。

 

スキーはその典型。実際にゲレンデに立たなくても、イメージで自分が滑る姿が浮かんできたが

今はそのイメージが湧かなくなっている。自転車もしかり。

11月以来苦しめられた頸椎のヘルニアによる左肩先から先の痛みが緩和しつつあるので手始め

に近くのジムで泳ぎを再開したい。のんびりと水に浮かんで戯れる感じの泳ぎなのでさほど体力

を求められない。それと近くの穏やかな里山を歩く回ること。この二つができれば良しとしよう。

 

身体の各部が衰え始める中で、歯だけはかなり良好な状態を維持している。8020という表現

が介護の現場で使われる。すなわち80才で20本の自分の歯を残そう、ということ。私は上下

の歯が全て健在。虫歯で処置した歯はあるが、抜いた歯はない。8032を維持できている。

 

先日年1回の歯の点検清掃を受け褒められた。健全な歯は健康寿命を延ばすのに大切なこと。毎

日寝る前の歯磨きは時間をかけて入念に磨いている。他に自慢することもないので、せめてこの

歯だけは大切にしていきたいと思う。

 

 

 

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579-04010880才の関所は簡単には通してくれそうもない

2022年01月08日 | もろもろ

                                            

     

けましておめでとうございます。

と書いてみたものの、一休さんの句、目出たくもあり目出たくもなし、の年頃に入って

たことを実感します。

 

このコロナ渦の中、皆様には良きお正月をお迎えになられたことと思います。

私も2か月半に及ぶ首から左肩、更に左上腕部から指先に至る耐えがたい痛みがよう

やく和らぐのを実感できるまでに回復してきました。といっても頸椎の変形が治った

訳ではなく、かなり強い鎮痛剤で痛みが少なくなっただけなのですが・・・

 

10月下旬からブログの更新ができる肉体的、精神的な状態ではなくお休みしてしまい

ました。これだけ空くと日本ブログの70代ランキングは完全に圏外になっています。

これを挽回するのは簡単ではないでしょう。そんなことはどうでもよいこと。

 

とにかく年も改まったことですし、更新を決意し、そのことを祈るために郊外の清水寺

に参詣してきました。500段余の石段を登るのは、すっかりなまってしまった足腰に

はいい鍛錬になります。

流行りのトレランの若者二人があっという間に追い抜いていきます。年寄りはもくもく

と歩くのみ。緩い勾配を200段ほど登ると中間地点、そこからはジャンプ台を下から

見上げうな急こう配が後半です。

 

2カ月間家での生活に必要なだけだった心拍数が上がり始め、寺の姿が見え始めるころ

には息が切れるほど心臓が張り切っています。たまにはこんなハイペースの心拍数も負

荷がかかることのなかった心臓には良いことでしょう。

寺が見えてきました。平安時代初期、蝦夷を服従させるために派遣された将軍坂上田村

麻呂が勧請したと言われる真言宗豊山派の寺です。

 

2週間後に満80才を通過します。今度の長引いた痛みはこの関所を越えるに必要な覚悟

迫られたのかなと思います。幸いにした今まで大きな病を体験していません。これから始

る10年間が続くとしたら、80代は何かしらの不具合とお付き合いしながらの生活な

でしょうね。多少の痛みや不具合は我慢しろよということ。with corona 風に言えば 

with sickness  といったところか?  改めて覚悟を決めて歩んでいきます。

 

こんなところで、再開したtoboketaGのブログとします。 本年もよろしくお付き合いくだ

さい。

 

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