本ブログでも何回か取り上げた赤城自然園を散策する。
人の手が入らない自然の森はとても快適に歩くという
わけにはいかない。
戦前まで里の人々は日常生活のため森や林に依存してきた。
特に燃料としてだが、このことが森や林の活性化に繋が
っていた。里山歩きをしていて、最近の里山の荒れ模様
に驚くことが頻繁にある。生活スタイルが変わってしま
ったことが原因の一つと言われて久しい。
ここ赤城自然園は西武グループが中心になり、快適な森
をお金をかけて維持管理している。当然有料だが、人が
散策する森としては第一級の里山環境が準備されている。
この時期に咲く花は少ないが、始まった紅葉が目を楽
しませてくれる。フルコースを歩くと、花の時期なら
2時間、今なら1時間半で回れる。はやりの歩数計に
よれば7千から8千歩といったところか。
若者には物足りないのか、入場者のほとんどはシニア
世代。クッションが効いた足に優しい散策路が嬉しい。
私を含めて皆さんカメラやスマホ片手に素晴らしいショ
ットを撮ろうとするが、欲張り過ぎるせいか、納得の写
真は撮れないものだ。何を撮りたいのかを明確にしなさ
い、は写真講習会での定番の指摘なんだが・・・
数年前にクヌギと蔦の攻防と称してブログに載せた写真
の木。あの時は蔦が優勢だった記憶がある。今回改めて
見直すとどちらも負けていないが、クヌギが優勢になっ
たようだ。太い蔦を包みこみはじめたか? この勝負
の行く末を見てみたいものだが観察者の方が先にダウン
してしまうかもしれない。