toboketaG の春夏秋冬 

雑文、雑感、懐古話そして少しだけ自己主張。
土曜日をベースに週1~2回の更新が続けられればと思っています。

644-050824慶応高校優勝

2023年08月24日 | 最近さわがれること

 

庭の一隅に夏の初めに芽をだしたヒマワリ。窒素肥料分が多すぎる土壌のせいか背丈ばかりが大きく

なるがいっこうに花が咲いてくれない。でもこの旺盛な成長力を毎日目にするだけでも元気を貰える。

縦半分の写真はバランスが取れないので、空いたスペースに母校の小学校の象徴エノキの大木を載せ

る。

上より横に大きく張り出し、運動場の上まで伸びていた。この春向かって右に張り出した大枝が自ら

の重みに耐えかねて折れてしまった。それを機に樹全体のバランスを考えて大胆な整枝をされた。

小学校の運動場の真ん中なので横を大端に切落し上方向を生かした姿。若い先生たちは可哀そうにと

言っていたが、来年は残った枝に沢山の新芽が芽吹くから心配は無用ですと説明した。

50年後感動的な樹形で繁茂する象徴木を想像する。

 

慶応高校が甲子園で優勝した。昨日も今日もネットにはこの快挙に話題沸騰。いかにも慶応ボーイら

しいナインの風貌。こんな優男がこんな快挙を達成したことに新鮮な感動。

応援団の盛り上がりが凄かったようだ。現役諸君と選手の父母中心の応援なら普通の盛り上がりだっ

たのだろうが、伝統ある慶応義塾の付属高校ともなると我も我もとOBが駆け付け、そのはしゃぎ方

が尋常ではなかったようだ。

 

春の選抜で過去2回我が母校も出場したが、OBに寄付奉加帳回ったり応援ツアーのバスが手配され

たり、地方では結構な進学校だがあれほど盛り上がる。まして慶応、有力なOBもたくさんいるだろ

う。対戦相手の失策場面や攻撃時間では歓声を控えめにするのが応援の暗黙のルールと聞く。そんな

こともお構いなく自軍有利だと我を忘れて興奮する。一部には顰蹙をかっているようだ。

 

私立学校の雄らしさを感じる応援をやって欲しかった。なにか選手たちの方がクールに感激を味わっ

ているようにも見えた。

 

・・・・・見てきたように物を言い    失礼しました。

 

 

 

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643-050819豊饒の秋が約束されている

2023年08月19日 | 季節の変化

本市吉井町の低い丘の間(地形的には谷地という)の棚田は豊饒の秋を約束する稲穂が揺れていた。

 

書きながらふと窓外の寒暖計の目盛りを見る。まだ昼には2時間あるのに36℃指している。なんと

いう暑さが続くのか。来年もその次の年もこんな夏が予想される。地球上にもっと暑い地域はあるが

殆どは砂漠あるいはその周辺。日本のように高い湿度が伴う暑さはあるのだろうか? 40℃が普通

という将来が来ることを恐れる。

 

南方植物である稲はこんな暑さを味方にしながら、順調に秋を迎える準備をしているようだ。

司馬氏の著作で知ったが、弥生時代から始まった稲作は丘に挟まれて小さな小川が流れる谷地から始

まっていったらしい。当時の技術では河川が流れる平野では稲作の無理だったという。水は豊富でも

上手く排水する術を知らなかった。緩い傾斜のある谷地の方が水の取り入れ排水がし易い。人々は谷

合いの田から平野に時間をかけて進出していったという。必ずしも耕して天に至るではなかった。

その遺伝子が私にも引き継がれているのか、棚田の風景に接すると癒される。

 

稲穂の上をたくさんのトンボが伴侶を探して乱舞していた。稲穂の先にとまってくれれば絶好のチャ

ンスなのだが、その瞬間は来なかった。

 

 

 

 

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642-050812旧友の新盆

2023年08月11日 | もろもろ

中学校卒業以来続いている4人の交友がこの春途切れた。一人が長い間の療養生活を終了して鬼籍に入

った。昨日残った3人で新盆の焼香を済ませてきた。

 

スキーは指導員クラス。卓球は県代表そしてオートバイにパチンコにビリヤードや麻雀等々、何をやら

せても他を圧する能力の持ち主だった。ビールが好きで長期の入院生活に入るまでは私の常識では考え

られない程飲みまくっていた。

 

残った3人と彼(T君としておこう)の未亡人とで思い出話が続いた。こんな活動的にも思える男が発病

前にはいわゆる初老性うつ病ななり家に閉じ籠り本ばかり読んでいたらしい。

私の20代前半時間があれば彼と会っていた。彼から受けた影響はいいこと悪い事沢山ある。ある意味私

の人生を方向づけたといってもいいかもしれない。

 

未亡人が押入れから取り出したのがT君が書き留めた文章の数々。

 

             

今考えれば稚拙な部分もあるが、そのいくつかを借りてきて読んでみた。なかなか面白い。知らなかった彼

の一面が良く表れている。1997年と言えば、パソコンソフトWindowsが世にでたころか? この時期T君

がパソコンをいじっていればブログに気の利いた洒脱な短文を数多く掲載していただろ。だが彼は使ってい

なかった。もちろん私も使えなかった。その代わり沢山の原稿用紙に数々の文章が残っており、我々の目を楽

しませてくれている。

 

私が長く読み続けている諸兄のブログの作者はどう考えておられるか? 自分のブログは消去の操作をしない

かぎり、ネット上に私の死後も残る訳だが、誰か目にしてくれるだろうか? 

パソコンを操作もしくは指示できる状態で死期が迫りつつある状態であるとすれば、自分の記録を全部消去

して、人生にお別れするのがいいのかなと思ったりする。

 

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641-050809今日は長崎に原爆が投下された日

2023年08月09日 | 小説・映画・など

夕暮れ時の散歩で見上げた空。秋の気配が忍び寄っていると見るか、近づく二つの台風の影響か?

 

誰と会っても最初の挨拶の言葉がこの暑さのこと。地球環境の変化からみて、今後しばらくは毎年暑さの

記録を更新し続けそうだ。来年元気で迎えられるか保証はないが、夏が来るたびにため息が出る暑さに翻

弄されるかと思うとやり切れなくなる。

 

題材が夏枯れになっている。10年続けてそれでも600回を越えた過去の投稿記事を自分以外に読み返し

てくれる人なんかいない。である故にこんな時には過去の記事をリメイクして投稿しても非難されることは

ないと思うのでやってみた。2013年(平成25年)9月に投稿したものリメイク再投稿です。

この手もあるな!

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この2年間で随分と読んだが、最近読んだ浅田次郎著「終わらざる夏」上・下巻は、この2年間で読んだ中

では出色の小説でした。

 

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太平洋戦争は昭和20年8月15日に天皇陛下の決断でポツダム宣言の無条件受け入れで日本は降伏する。

68年前の歴史的事実。 「一億玉砕」の掛け声のもと本土決戦を目論む軍部の方針がこの日もって急停

車した。 この歴史的な日の前後に様々な出来事が出来し、それらの多くは格好な小説の題材として多く

本が出版されている。 そのいくつかは既に読んでいる。 玉音盤の争奪戦、紫電改(日本海軍の最高

傑作戦闘機)を要して最後の抵抗を目論んだ海軍厚木航空隊、阿南陸軍大臣の自決等々・・・

 

『終わらざる夏』は本土決戦に転戦したくも、兵や装備を輸送する船がなく25000人の兵隊と磨きぬか

れた兵器、充分な食料弾薬、なにより戦闘意識の高い訓練された陸軍最強の部隊が千島列島最北の占守島

(地図参照)に取り残されていた。 この部隊は昭和20年春にこの島に送られ、終戦まで戦いは経験して

いない。

 この島までが当時の日本の領土であり、ソ連のカムチャッカ半島とは10キロほどの海峡を挟んで対峙する

日本防衛線の最北端だった。

 

 

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google earth から引用

島の守備隊は無条件降伏の知らせを聞き、米軍が上陸すると考えていた。 精鋭部隊は降伏に際し、粛々と

武装解除に応じるべく武器の整理を開始した。 訓練された精鋭はそれゆえに堂々たる降伏に応じようとし

ていたという。

8月18日深夜、突如として予想しなかったソ連軍3000人が対岸の砲台からの援
護射撃のもとに侵入し

てきた。 降伏した守備隊にソ連軍は攻撃を加えたのだ。

 

精強部隊が半年間戦いもせずにいただけにこの攻撃に対して応戦することを指揮官は止められなかった。

ソ連軍は壊滅的な損害を受け撤退した。

この戦闘から一週間経った24日に守備隊は再上陸したソ連軍に武装解除され、
多くの将兵がシベリヤに

留され極寒の地で命尽きる兵も続出した。悲劇の発端は来襲した軍がアメリカでなくソ連だったこと。終戦

のどさくさにまぎれて、ソ連にとっては地政学上重要な千島列島の奪還を意図したのだろう。

 

あらすじはまとめてみればこんな経過なのだが、この事実を著者は巧みに架空の人物を各所に配置し、小説

としてまとめている。 過激な戦闘場面があるわけでなく、何かと鉄拳制裁が当たり前だったと言われる陸

の中にもいた良質な指揮官、参謀、人間味ある古参兵やロートル兵等が登場し、彼らが内地に残した親、

妻、子供、恋人や勤労動員された女学生等の心理描写、物語が展開する過程で戦争の悲惨さを語りかける。

いわゆる戦記物とは明らかに一線を画す。

 

絶対に体験できぬ事象を本をひも解くことにより疑似体験できる。小説の醍醐味。

 

投稿から10年が経過している。ウクライナとロシアの凄惨な戦闘が続いている。今年の8月も暑く、歴史

に残る紛争が絶えない。

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640-050805元気をくれる雲

2023年08月05日 | もろもろ

八ッ場ダムサイトから見た入道雲。

力強く盛り上がる夏の雲はショボンとした気分に力を与えてくれる。明日は広島に原爆が落とされ

多くの犠牲者が出てから78年。あの惨状を体験された方々にはあの爆雲のモクモク感を連想させら

れて愉快ではないと思われます。

そんな思いもありながらも発達途中の入道雲の雄大な光景にはひかれる。

 

当地は昔から雷の発生の多い所。北から寒気の塊が南下してくれば毎日のように雷雨の洗礼を受ける。

先日も珍しく大粒の雹が降り、露天駐車の多くの車の屋根がボコボコになってしまった。この雹被害

にあうのは線状の狭い地域であり、百メートル離れていれば全く雹は降らない場合もある。

我が家の車はその線状内に入っていたとみえ、3カ所ほどえくぼが出来てしまった。修理に出すほどで

もないので運が悪かったと諦めましょう。

 

先日訪れた中之条町の旧六合村にある「山の上花壇」の」様子。

夏の盛りで華やかさにはかけていたが、高原の花の色は鮮やか。ブルーベリーの樹が数十本植えられい

て、食べごろの実がたわわに実っていた。聞いたら自由にお食べくださいとのこと。連れ合い共々たく

さん食べて満足する。お腹を壊すかもしれないと心配したが何事もなかった。

 

ここ数年夏は厳しさを増している。来年は更に暑さが酷くなるのだろう。エアコン下の冷環境で暮らす

のは当たり前だが、午前中はエアコンなしにして扇風機のかき回す生ぬるい空気の中で吹き出る汗を拭

きふき過ごしている。やせ我慢ということではなく、このほうが体調がいいような気がしている。

あと10日も耐えれば、待望の秋の冷気団に触れられると期待している。

 

台風が引き込んでくれるのは冷気団か暖気団か?

北太平洋に去れば前者、日本海を北上すれば後者となるのは気象学の常識らしい。台風6号は北上予報。

次の7号も本州を南から北に串刺ししそうだ。どちらも引き込むのは暖気のようだ。

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639-050804南欧の行ったこともない古代遺跡のようだ

2023年08月04日 | もろもろ

JR東日本長野原線の旧終着駅太子駅構内の鉄鉱石積だしホッパーの廃墟(8月3日)

 

戦時中から昭和45年まで活動していた設備との説明板に書いてあった。私が野反湖へ初めて行った

のが、東京オリンピックの頃だからその時は現役だった施設。高崎からこの駅まで電車で乗ってきて

ここから野反湖まで行ったのだが、まだ20km以上ある。バスの便があったのか、徒歩だったのか

確たる記憶がないが、今は廃墟になった設備の下に無蓋貨車が停まっていて上から鉱石が音を立てて

積み込まれていたのを記憶している。

 

それが日本産業遺産に登録される時代なのだ。自分自身も年をとったなと実感する。200円の入場

料が必要だが中の鉄筋がむき出しになり、その鉄筋にコンクリート塊が崩壊してぶら下がっている。

それをそのままの状態での保全するというのも面白い着想だ。

駅構内には他にも今は全く現役からは引退した国鉄時代の車種記号の入った貨車が保存されていた。台車

部分は真っ赤に錆びついているがこれがまた郷愁を誘う。

 

このあと暮坂峠を越えて沢渡温泉に至る。温泉街に入ってすぐに目に入った共同浴場で汗を流す。姫路か

ら群馬の温泉巡りを楽しんでいるという方と一緒になり話が弾む。昨夜の宿法師温泉長寿館には気に入っ

たようで、群馬の温泉を誉めていた。知事に成り代わりお礼を言う。今日は草津泊だというので、草津か

らなら3,40分の距離の万座温泉日進館のお風呂を勧めたら是非行ってみたいという。

 

問題山積と言われているマイナンバーカードと各種行政手続きの紐づけの問題。今日は総理の記者会見が

あるようだ。健康保険証等の資格証明書を発行して急場をしのぎ、マイナンバーカードのシステムは継続

しその間で不備を手直しする。妥当な判断だと私は思う。

 

暫くお休みしていました。ついてしまったサボリ癖からの脱出にけっこうな気力を要しました。

 

 

 

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