toboketaG の春夏秋冬 

雑文、雑感、懐古話そして少しだけ自己主張。
土曜日をベースに週1~2回の更新が続けられればと思っています。

331-290527「鶴瓶の家族に乾杯」を見て感じること

2017年05月27日 | もろもろ

 吉井町と藤岡の市境にある亀穴峠を歩く。以下挿入の

写真はその山歩きで見かけたものです。

 

「鶴瓶の家族に乾杯」を毎週欠かさずに見ている。彼のキャラク

ターなしではあり得ない番組かもしれない。先日の瀬戸内海の島

を舞台にした内容ではガソリンスタンドの親父さんが言わんでも

良いことをしゃべりまくり面白かった。普通なら局側が編集の過

程でカットしてしまうところだろうが、あえて放映したところに

妙に感心した。

 

親父さんが言うように数ある撮影場面の殆どはカットされ、編集

され台本はないとは言うものの、内容を楽しいものにするために

は止むをえまい。中にはへそ曲がりの人もいるだろう。番組のほ

とんどは大都会を避けて地方を舞台としている。最初と終わりに

流れるさだまさしの歌もいい。♫ 生まてきてかった・・♫

日本人の一番良質な部分を見聞きすると感じる。いきなり有名人

鶴瓶が現れた時のおば様たちの反応が面白い。おじ様たちとは明

らかに反応が異なる。鶴瓶の容姿は一度見れば忘れられない。

経験豊富で芸達者な芸人を進行役にすることで、何かと押し付け

がましくなりがちの話題や知識も笑いに包まれて角が取れる。

テレビ番組が総バラエティー化している流れにNHKといえども逆

らえない。しかし底にはNHKならではの豊富な実績を駆使したも

のに仕上げて欲しいと思う。

 

我々年代のタモリや欽ちゃん、一回りくらい若いビートタケシ、

みのもんたやこの鶴瓶、ずっと若くなって所ジョージや明石家さ

んま、ジャンルが少し異なるが久米宏や古館伊知朗などなど。

さん芸を磨いてそこにいるだけで番組締まる。自分の好みでは

タモリ、鶴瓶、古館といったところか。タケシはあくが強すぎる

し、さんまは受け狙いが前面過ぎる感じがしないでもない。

皆さまはどの芸人がお好きでしょうか?

 

 

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330-290520本当にささやかな地域貢献

2017年05月20日 | もろもろ

 今年も赤城神社の参道のツツジは見事でした。

 

四月に町内の長寿会に参加したことは以前に本ブログに書いた。

その場で要請されたのが町内の小学校生徒の下校時に交差点で

守りをお願いしたいということだった。現役時代の出勤時にお母

さん方や制服制帽の年配者がやっておられたあれだな。と受け止

める。すこし憧れていたあの警察官みたいな制服制帽で恰好いい

なと思う。そんな時が我が身にもやってきたのだ。聞けば月一回

担当してくれればいいという。一も二もなく引き受ける。しかし

あの恰好ができるとの期待は一瞬で消えた。帽子と旗だけ持てば

いいですよ、月一回の午後の30分だけだから負担にはなりませ

んよと先輩がおっしゃる。そうかあの制服制帽は関係ないんだと

すこ~し落胆する。数日して長寿会長さんが緑の帽子と旗を届け

てくれた。

 

そして5月の当番の日がやってきた。朝から落ち着かない。30 

分も早く担当する交差点でその時間を待った。黄色のカバーを付

けたランドセルを背負い、黄色の帽子をかぶったのが新1年生。

数人の1年生を中に挟みその前後を2年生以上、最前列と最後尾

を6年生が固めて、15人くらいの生徒集団が生に率いられて

姿を表した。さあGさんの出番。信号が青に変わると車道の半ば

くらいまで進み、サッと旗を水平に間に差出す。停まった車に向

かって少し頭を下げる。反対側も確認し生徒の集団を向こう側に

せかすように渡す。可愛い生徒達は口々にさようならと言いなが

ら眼前を過ぎていく。信号が代われば停車中の車に頭を下げ生徒

の安全に協力してくれたことに謝意を表す。こんな動作を数回繰

り返し、先生からありがとうございますと挨拶を受けてお役目は

終了。30分と聞いていたが15分で終わってしまった。学校か

ら先生方が各下校方面の最初の信号まで引率してくることを初め

て知った。

赤城神社の参道はこんな花道が南北に2km続く、標高差は200mくらい。 

上毛電鉄の大胡駅構内にて。いきなりのガラクタ写真で恐縮です。

 

息子たちがこの学校の生徒だった頃すでにこうした集団登下校は

施されていたと思う。朝は生徒の父母がこの役目をやっていた。

私はつれあいに任せて一度もやったことはなかったが。帰宅時間

帯は父母はあの当時以上にお仕事の真っ最中。ここで出番が爺さ

ん方に回ってくるのだ。老婆がいないのはなにか理由があるのか。

孫たちもこの恩恵をそれぞれ住む地域でお世話になっているはず

だ。Gも頼まれればやらないわけにはいかない。ほんとにささや

かな地域貢献だったが、その晩の酒が一段と美味かった。

元気なうちは継続しましょう。

同じく大胡駅構内にて。巨大なチェーンに見えなくもない廃車された電車のボギー車部分。

そして麦秋。

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329-290513ある場所に必ずそれがあるというのは気持ちの良いものだ

2017年05月13日 | 山登りというより山歩き

  連休後半に登った亀穴峠から続く尾根道で見かけたアカヤシオ

 

藪山歩きが好きなので、国土地理院のホームページから1/25000

の地形図をダウンロードして適宜使っている。全国を網羅してい

るので大いに有効利用している。半世紀前主流だった1/50000の

地形図と比較するとはるかに精密に地形を読み取ることができる。

先日昔の勤め先の近くの田園で三角点を見つけた。三角点とは

柱だと思っていたのにこれは小さなマンホールのふた状だった。

あるいは蓋を取れば石柱があらわれるかもしれない。靴を置いた

所。

 

意外だったので少し調べてみた。これは四等三角点だ。多分圃場

備をした際にこうしたものになったのではないか。後日一等を

探し行く途中で見た別の四等三角点。マンホールでなく石柱だ。

 

マンホール三角点から東に1kmほど離れたところにある三角点

を探しに向かった。放置された田は雑草が生い茂り目的物はその

下に隠れていた。草をかき分けてようやく姿を表したのは三等三

角点だった。

 

気分が乗ってきたので、二等三角点はないかと地図で探した。あ

りました。ここから西へ10kmほどの保渡田の古墳公園の中に

あるらしい。早速車を走らせる。苦労することもなく地図上のそ

の場所に良く管理された状態でありました。

 

遠くに見えるのは整備された大規模な古墳。三等や四等に比べる

はるかに保全された形でそこにあった。

この日はここでお終い。家に帰って三角点についてネットで調べ

みる。世の中には三角点オタクといわれるマニアもかなりい

しゃるようで、マニア向きの地図まである。これで調べてみ

と当地はおろか全国のすべての三角点の位置を知ることができる。

残り何十年もある命ではないし、なんにでも興味を示すのだが途

中で飽きてしまう性格。これにのめり込むこすまいと思うが

当面結構面白い。こうなるとぜひとも一等三角点なるものを改め

て見てみたいと思うのはひとつの流れ。県内に以下の場所に一等

三角点があることが解った。

  谷川連峰の一ノ倉岳

  武尊山

  四万温泉近くの高田山

  赤城山群の地蔵岳

  渡良瀬渓谷の西に位置する袈裟丸山

  県中央の子持山

  榛名山群の榛名富士

  浅間山の西に位置する篭ノ登山

  碓氷峠の北の留夫山

  藤岡の奥の赤久縄山

  太田市と桐生市の境に近い唐沢山

  高崎市の根小屋城址

以上の12か所でいずれも山頂かその近くに埋まっていることが

わかった。このうち半分はその地を踏んだことがあるが、興味が

なかったのであまり印象には残っていない。根小屋城址なら何度

も行ったことがあるし、近くなので一等なるものを見に出かけた。

何度も通った金井沢碑からでなく、上信電鉄の線路を越える北側

からの地図上では最短距離の破線を辿るがすぐに猛烈なやぶに変

わっていて先に進めない。近所のおばさんに聞いたら昔通じて

いたが今はもう道ではないとの返事。教えてくれた別のはっきり

た道(地図にはない)登って城址にある三角点に着いた。

 

さすがに最高位の三角点だけあって、石柱の太さが二等以下とは

かに違って立派で存在感がある。上に置いたのはボールペン、

十字の右上になにか電池のようなものが埋め込まれている。刻ま

れた文字が新しいのであるいはGPSと関連しているのかもしれな

い。

この日の極めつけはIT時代を象徴する基本電子基準点だ。三角点

とは言わないらしいがマニア向けの地図には載っている。一番近

いの藤岡市のみかぼ未来館の近くだ。大型連休にはその見事な

フジの花でにぎわった場所だ。フジ園に登っていくとそれがあっ

た。予備知識なしでこれを見れば誰もが芸術家の手になるモニュ

メントの一つと思うだろう。よく公園内でこんな雰囲気のものを

見る。日本のお役人もなかなか粋なものを作るなと感心する。

れを見ることができたことで今回急に知りたくなった三角点探し

が有意なものになった。それではそれを写真で紹介します。

 

説明文を読んで現代の国土調査はこうした機器が活躍しているのだ

と感心する。これに巡り合えたことで急に思いついて興味を持って

調べて良かった。

 

必ずしも几帳面な性格ではない。しかし地図上であると記されたも

を現地に出向いて保全状態は様々でも必ずその位置で発見できる

整然とした仕組みに快感を覚える。表題に使った次第です。

 

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328-290507(番外編)話題は旬でなければ**

2017年05月07日 | 花・樹木

物事には旬があります。今日は変人から常識人になって赤城自然園

へ行ってきました。ここはどの季節に行っても失望させられること

がありません。特にこの季節は素晴らしい。更新日を待てないので

番外編として。

 

自然をできるだけあるがままの姿で保全しようとする姿勢、明るく

礼儀正しい職員の態度そして素晴らしくきれいなトイレそれにして

はリーズナブルな入園料。まだ中国の皆様には知られていないよう

ですが、どうぞお出でになってください。貴国にはあり得ない四季

を愛する日本人の自然観に接してください。

言っておきますが、丁寧に保全された自然以外何もありません。売

店にはソフトクリムも売っていません。もちろんゴミひとつ落ち

ていませんし、園内でタバコを吸う人は一人もいません。

お気に召した写真があったら右の小さな写真をクリックしてくださ

れば嬉しく思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上余分な説明はすべて割愛しました。

 

 

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327-290506こんなアプリは強い味方だ

2017年05月06日 | 山登りというより山歩き

 遠くに谷川岳を望むこんにゃく玉植え付け前の耕地

 

もう年が年なので名だたる山へ登ることはできない。百名山なん

夢のまた夢(それでも10山位は登ったか)。「山高きがゆえ

に尊うとからず」だよね、と一人納得して手の届く範囲の低山を

徘徊している。連れ合いは一人で出かけ何かあったらどうするの? 

と心配する。しかし藪山に登ろうなぞというもの好きは周りには

いなくなてしまった。私も先日長寿会員のなったからな・・

 

標高の低い藪山とはいえ、私なりの計画書は家と入山口に駐車し

車のフロントガラスに置いておく。何かあってもどこを登った

のかわからなければ捜索のしようがない。そして基本的に携帯電

話の通話ができる範囲としている。高いのか安いのかドコモしか

使ったことがないのでわからないが、電波の届く範囲は一番広い

といわれていた。スマの時代になって更に範囲が拡がったよう

に感じる。更に笛や目立つ赤い布切れ、35mの8㎜のザイル等

もリュックに入れる。岩場ではない。私が這いずり回る所は急斜

面でも樹木がたくさん生えていてザイルをかける場所には苦労し

ない。これだけで15mの降下は安全かつ楽になる。好き好んで

そんな場所を歩く訳ではないが、持っている安心感が安全に繋が

と思っている。

 

さて今日の本題。

 

歩いた軌跡が表示される機能をスマホに持たせることができるら

しいことは前から知っていた。しかし数あるアプリのどれがそう

なのかわからずにいた。GPS機能で今どこにいるかはスマホで知

ることができる。しかし辿ってきた経路までは解らなかった。 

今までは帰宅してから手書きで歩行軌跡を書き入れた。 

日ついにそのアプリを探し当てた。Geographica という。

インストール(基本的には無料)を完了したが使い方がよく解ら

ない。いじくりまわしているうちに何とかなってきた。まずは近

所のいつものお散歩コースで使ってみた。誤差が5~10m出る

点もあるがほぼ歩いたコースが忠実に表示された。いたく満足す

る。

 

次は本番の山の中でどうなるか? 大型連休のある日賑わう赤城

自然園を通り過ぎ更に奥に入った。比較的穏やかな地形を選び、

そこに記載されている破線を辿ることにした。地形図に表示され

た私の歩行軌跡は、結論から言えば実に満足できる精度だった。

小さな方のクリックで拡大します。

  

往路は破線に添って歩く。入山口付近は予想通りに藪の中を分け

る道と言われれば道、言われなければ樹々のただの隙間。

30分も登るとこんな溝状の道に出た。何なんだ、このタイヤ

跡は? 信じられないがこんなところを走る車があるのだ。

溝の底を進んでいく。更に登るとまだ芽吹きには早い雑木林の中

を歩くようになる。溝は浅くなってきた。ここまで来る途中でタ

イヤが空転して泥がこねくりまわされた場所があった。

日本鹿の食害はこの辺りでもひどいようだ。

地図の破線と軌跡が少しずれるが問題があるほどではない。

1162.9mの三等三角点を発見し、復路は西に向かう尾根を辿る。

途中のポイントマークした辺りまで広い尾根をほぼ真西にのんび

り下る。登山道の上の方から3人の若者の乗るオフロードバイク

が降りてきた。狐につままれた感じ。さっきのタイヤ跡と言い、

この若者たちと言いここはいったい何なんだ。

マーカーをしたところから北東に下る尾根に続く踏み跡がある。

この方向は出発地点の方向ではない。慎重に確認して真西に向か

う。そしてまもなく往路に合する(950m地点)。さらに少し

下って地図上に記載はないが現地は明らかに道と思われるのを辿

って出発地点に戻る。

山菜取りの方に会って話を聞く。ここはオフロードバイクや4輪駆

動車が休日ともなれば走り回るコースなのだという。どうりで山道

としては立派すぎると思った。この日は平日だったので静かな山旅

が味わえた。赤城自然園まで戻ったとろこで艶やかな色彩の組み合

わせが変人を迎えてくれ、皆が良いというところはやはりいいな、

と思う常識人に戻った次第。

 

万一救助を要請する事態が起こっても、通話範囲内で予備電源を

意していればばきっと連絡が付く。そして現在地の緯度と経度の

値を連絡すれば救助隊はピンポイントで遭難場所を特定できる。

こんな素晴らしい機能を利用させてもらいながら歩けるうちは、安

全第一で藪の中の未知の道を探す小さな小さなアドベンチャーを楽

しみたい。このアプリは素晴らしい。しかし地形図から地形を読み

取る力が衰える可能性あり。現在位置は確実にわかるので、周囲を

見渡して地図上の表現と現地の状況を照らし合わせる訓練をしない

といけないなと思った。

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