先週こんなことがありました。
職員の送別会(残念ながら対象者はインフルエンザでダウンで欠席。 送別会が懇親会になってしまったが)
懇親を深めてお開き。 職員の自家用車で家まで送ってもらう。 帰宅して暫くして携帯電話が鳴る。 いささか酩酊気味で出てみると、「駐車場でカメラを拾った。ケースに携帯電話の番号が表示してあったので電話した。 カメラを落としませんでしたか? 私は代行運転の○○というものです。預かっています」 との内容。 ちょっと待ってくれますかと断って、荷物を見たら大事にしていたカメラがない。 「落としてきたようです。保管してくれてありがとうございます」と応答する。
「今日は仕事がまだあるので駄目ですが、指定してくれれば明日届けますよ。」 「それならお言葉に甘えてお願いします。 私はH高病院の関係者なので、病院の受付に届けていただければありがたいのですが。」
そして月曜日に無事に私の手許に戻る。 このブログに載せる写真を撮るために重宝しており、小型ながらなかなかの性能のカメラで愛着のあるもの。 オリンパス製なのが昨今の会社の不祥事でちょと肩身が狭いが、それはカメラのせいではない。
年のせいか最近物を置き忘れることが多くなった。 車の鍵やその他いくつかの所有物に携帯電話の番号だけを書いたラベルを貼り付けてある。
今年の正月にも東京世田谷で高校の同級生に40年振りに会った際に、車の鍵をトイレに置き忘れてしまったが、10分も経たないうちに携帯電話に連絡があり、無事に手許に戻ったことがあった。
この冬は格別に寒かったが、庭のボタンの芽が動き出し、春近しを感じさせる。25日古いカメラで撮影
振り返って見ると人様の善意に随分と救われてきた。 恩返しに出来る範囲の善意を人様にしてあげよう。 ○○さんには薄謝を差し上げて感謝の気持ちを表した。
後日談
カメラを拾ってくれた代行運転手○○さんのご両親が私の所属する会社のデイサービスの利用者様でした。 「世の中広いようで狭い」という言葉を実感した。
手許に戻ったカメラは外観は損傷していないが、液晶部分に大きなヒビが入り、修理に出したが精密機械だけに本来の性能が回復するか、また納得のいく値段で修理可能か?
3日後返事が来る。 修理可能です。 修理代は12000円ほどで考えておいてください。
善意は生き返った!