toboketaG の春夏秋冬 

雑文、雑感、懐古話そして少しだけ自己主張。
土曜日をベースに週1~2回の更新が続けられればと思っています。

076-240825しつこく乗り続けるために

2012年08月25日 | 車・自転車・機械

P7232777 7月から8月にかけあちこちの庭で目にした花、名は知らず。

先日修理に出した際、10万kmを超えたから、タイミングベルトを交換したほうがいいですよ、と忠告される。 10万円近い出費が必要なので、今しばらくこのまま様子見のつもりでいた。

同型の車は市内でも3,4台しか使用されていないようだ。 滅多に同じ車には遭遇しない。 でも8年間で2回あった。一度は問屋町の交差点。色まで同じ。珍しさに思わず手を挙げたら、向こうも嬉しそうに応えてすれ違った。 2度目は病院の駐車場で色は黒、あえて横に駐車し、そのシーンを撮影。

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そんな人気のない車だが、快調に走りオーナーとしても満足している。 いつかはベルト交換しなければならないのなら10万kmは交換の目安なのでデーラーでやってもらった。 大枚はたいて交換した以上次の大台まで乗ろう。

エンジンの片側のカバーを全部外すので、この際関連した部品は全部交換してもらう。 下が交換した全部品。

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上から発電機、エアコンのコンプレッサーやパワーステアリングの油圧ポンプの駆動ベルトで昔風でいえばファンベルト。

2列目の横に並んだ小さなリングは各回転軸のオイルシール

3列目の小さなローラーはタイミングベルトに適度なテンションを与える部品とサーモスタット

4列目の三つの部品は冷却水循環ポンプ、ベルトテンショナーとバランスシャフト駆動ベルト

そして一番下の輪がタイミングベルト

さらに右の長四角はエンジン上部のカバーのパッキン

以上の部品を交換する。 金がかかるのも頷ける。 また金繰りをしなければ・・・

タイミングベルトの交換時期の目安は日本車の多くは概ね10万kmとされているが、欧州車のベンツ、VWやBMWなどは6~7万キロを推奨しているようだ。 欧州車のスタイル、剛性感それに走行性能などなど車全体がかもし出す雰囲気はなかなか日本車の真似ができるところでないが、修理代は倍もかかるという。一度は所有してみたいなと思ったこともあったが、もう止めておこう。

消耗部品を交換しながら、長く大事に乗ったほうが、修理コストがかかるとはいっても、飽きるという感覚さえ押さえ込めれば、2回目の車検を期に新車に乗り換えるよりもずっと経済的であるはずと思っている。 車を資産として考える人の下取りの価格が低下しないうちに乗換えるとい考えも理解できるが・・・ 

ちなみにこの車の今の価格をインターネット査定で調べると15~30万円と出た。 あと2年も乗ると値段がなくなるだろう。 嗚呼

他人にとっては無価値でも、自分が乗っていれば100万円の価値は充分に維持される。 そう考えることで納得しよう。

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075-240818ダムは渓谷美をだいなしにしたか?

2012年08月18日 | スポーツや趣味

P8142914  8月14日の雨でこの夏も峠を越えたか? 

昭和40年代初めに、利根川の治水対策また首都圏の水がめとして神流川の清流に下久保ダムが建設された。 この川は庭石として珍重される三波石 (石英結晶片岩という) が川原にごろごろしていることで有名だった。

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東京オリンピックのころ、トラックと簡単なクレーンで川の石を東京に運べばかなりの値段がついたという。 石屋御殿もあちこちに建ち、鬼石の町は庭石景気に湧いた。(今は持ち出し禁止)

ダムで水の流れが遮断され、あのすばらしかった渓谷が今どうなっているのか知りたくなり、少々距離はあったが、トレーニングをかねて自転車で走る。 交通量の多いR462号を避け、埼玉県側から鬼石の町に入る。 あちこちに今では手に入らない三波石を玄関前に置いた家が目に付く。

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県内では曹洞宗、真言宗系列の寺や本願寺派が圧倒的に多い。時宗のお寺とは珍しい。 この寺はダムに通じる国道462号線の脇にある。このお寺満福寺の満願石も三波石の巨石。 どうやって運んだのか?

時宗は一遍上人が宗祖。 総本山は神奈川藤沢市の遊行寺

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そしてダムサイトに到着。作られて半世紀の年月感じさせる汚れ。 普段は閉鎖してある水門が検査のためか少量ではあるが放水を始めた。堰堤高129mとある。

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渓谷に降りて、ダムを振り返ると城壁のような大きな壁が見える。 ダムはL字形になっている。 地形をうまく使い、L字形に折れ両翼にダムが手を広げた格好。 適宜貯めた水を放水し、河原が潤いを失わないようにしていると説明版に記載があった。 昔日の姿に比べれば、寂しい感じだが何とか景観は維持されている。

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八ツ場ダム、 予定地のすぐ下流は吾妻峡谷が続く。 いろいろあったが事実上ダムは建設されるだろう。 そのとき景観を維持するために水を放流すべきだ。 川の全流量の全てを貯水する必要はあるまい。 異常渇水や豪雨時は別として、普段は6割を貯水し、4割は放水すればいいだろう。 水が流れていてこその峡谷美なのだから。

帰途大きな蓮池があった。 これからいっせいに花が咲きそろうであろう。 見事なものです。(7月31日)

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そして最後の休憩ポイントが4月29日におきた藤岡の悲惨なバス事故現場のすぐ脇、 水宮神社の境内、700年を生き抜いてなお旺盛な樹盛のケヤキの巨木と1対1で対面、人の一生なんて一幕の寸劇だなとの思いをあらたにする・・・

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残ったアクウェリアスを全部飲み干し、霊験あらたかな御神水を頭からかぶり熱中症予防をして帰宅した。

 

 

 

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074-240811竹久夢二、榛名湖畔に立つ

2012年08月11日 | 小説・映画・など

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8月7日午後7時, 昼間の猛暑が夕方からの風とともに和らぎ夕焼けが印象的。 1時間後カラッとした空気。真夏には珍しく空が澄み、星座が見える。 自宅から西南西の方角。屋根の上の三角形。 上が土星、右下が火星そして左下がスピカ(恒星)が若干ブレたがきれいに写った。  ( 星の写真は F1.8  露出6秒 3倍光学ズームで撮影。  カメラはオリンパス XZ-1 )

大正から昭和にかけての美人画の代表画家といえば 竹久夢二。

現代と比較すると美人の基準が随分と変化したなと思うのは私だけではないでしょう。

彼の絵に描かれたたおやかな女性のイメージは頭に焼きついている。 浮世絵の手法を受け継いでいるようにも思います。 

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その画家本人の肖像は接したこともなく、作品のイメージから勝手に堀辰雄か中原中也のような人物を想像していた。 たまたま旅行雑誌で本人の写真を目にしたので紹介します。

繊細な美人画の作者としてのイメージとかなりかけ離れた人物像で、背景は榛名湖と榛名冨士のようです。

Photo_5  4枚の写真は日本交通公社発行の「ジパング倶楽部8月号」から引用した。

絵の才能と風貌は相関関係がないのは当たり前ですが、彼の描く美人画の鮮烈な印象と夢二というロマンチックな名前に勝手に想像が膨らみ、実像との差が埋まらない・・・ と思った次第。

*****     ブログを1年間続けられた。 この間アクセスしていただいた皆様には感謝します。 いくつになっても目標を持つということは張り合いを感じる。 まだ続けられそうですが途中で更新が途絶えたら、あいつも元気そうだったが、調子を崩したかと思ってください。 *****

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073-240804こんな言葉を無意識に使っていた・・・

2012年08月04日 | もろもろ

P7232774 夏の朝はこれがはじけた音で始まる。・・・ポン

懐かしい群馬の方言を集めたサイトを見つけた。 TVの普及で日本中が東京語(標準語と言う訳ではないそうだが)を使うようになり、地方独自の言葉を使う機会は減った。 還暦を過ぎた方々には子供時代の懐かしい言い回し。

たかさき広報でも「おらほのことば」として連載されている。

今でも会話の端々に無意識のうちに方言が出る。 群馬の言葉は少々荒いがこうして並べてみるとなかなか味のあるもの。 列挙された言葉の半分は「そういう言葉を使ったな」と納得がいく。

   次のURLをクリックすると ⇒

      http://www6.shizuokanet.ne.jp/kirameki/hougen/gunma.htm

提供者欄にegiko-ikeとあるのは私が投稿したもの。 他人様のサイトを無断で引用するのは、どうかなと考えたが、ご迷惑をかけるものでもなさそうなので紹介させていただく。

何年か前に、「外で人と会うが、11時がらまりには戻れると思う」 と言って沼田出身の会社の女性に笑われた。 「なんですか? がらまり とは。 沼田では使いません。 初めて聞きました、あまりひんが良くないですよ・・・」 確かに。

方言ではないが、江戸っ子は 「シ」とか「キ」のイ行を を奥歯で発する人が多いようだ。 我々は前歯の裏で音にする。 NHK午後7時半の「クローズアップ現代」のキャスター 国谷裕子さんの発音を注意して聞いているとわかる。 両親が東京育ちだったせいか私も子供の頃 「キ」が「キィ」となるため、「キシャ」が「キィシャ」となり友達に笑われた。

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