toboketaG の春夏秋冬 

雑文、雑感、懐古話そして少しだけ自己主張。
土曜日をベースに週1~2回の更新が続けられればと思っています。

586-040227もうなのか、まだなのか?

2022年02月27日 | スポーツや趣味

昨年来の体調不良が大分改善してきた感じなので、金曜日に封印を解いてスキーに行ってきた。

浅間山の西に連なる2000m前後の連山の鞍部南斜面の湯ノ丸スキー場はお年寄を大事にしてく

れる。

この日週に一度のシニアデイで、1000円で終日滑り放題。と言ってもそんな長時間は無理なの

で、お昼までの2時間で切り上げる。

 

体力の低下は予想以上で往時の滑りはどこかに消えてしまった。一番緩斜面でのんびりと5回、何

とか昔を思いだしながら滑ってみたが、なかなか思うようにはいかない。もう無理なのかな、と弱

気になる。

 

そんな滑りの中にも何回か、そうだこの感覚よ! という場面のなかったわけではない。そうする

まだ頑張ればいけるかな? なんて欲が出てくる。妙な心理的葛藤の中で、それでも転ぶことも

なく終了した。

 

カラマツ林の奥に見える山は西籠の登山。スノーシューを履いて登るに手頃な山。数人の中年の男女が

楽しそうに登って行った。

 

緩斜面ならもうしばらくはスキーできそうだ、が今日の総括。しかしゲレンデに近いとはいえ片道2時

間かけて運転していくほどの価値があるか、と問われればかなり疑問。

1月中旬から3月中旬までの金曜日に天気が良ければ、行って見る程度がこれからは妥当か。曜日と天

候がうまく合うのはシーズンで3回程度か?

こんな選択の自由があるというのが、我々世代の特権だな! 金はないけど・・・

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585-040220半世紀前の大事件

2022年02月20日 | もろもろ

        

その設立にかかわった社会福祉法人の役員会に出席した。法人の運営の根幹にかかわる重大かつ

深刻な議題があったので、終了後いささか憂鬱な気分で玄関を出る。

 

そこに春を呼ぶ桜と言われる河津さくらのほころび初めた花が目に飛び込んでくる。沈んでいた

気持ちが一気に和らいだ。スマホで撮影したのだが、ピントが花でなく木肌に合わされてしまっ

たのは残念だった。

充分に注意しているつもりだが、誰にでも受け入れられるためにピント、明るさや遠近等が甘く

なるのはしかたないか? 時々ハッとするほどシャープな一枚が写っている幸運に嬉しくなる時

もあるのだが・・・

 

1972年2月19日からちょうど半世紀。 あの日連合赤軍による軽井沢人質立てこもり事件

が発生した。地元紙がその特集を組んでいた。当時私は30歳の時だった。仕事で国道18号線

を使って長野県には度々行っていたので、あの事件が引き起こした異様な雰囲気をじかに感じた。

軽井沢警察書や松井田警察署は夜11時という時間でも煌々と明るく照らされ、警察関係者や車

両、報道陣の車両でごった返していた。

 

その前年の1971年には8人の若い女性を次々と車で誘惑し、殺して埋めた大久保清事件があっ

た。彼が女性誘惑に使った車はマツダのロータリークーペ。同じ車種を職場の後輩が乗っていた。

かわいそうに彼にキヨっちゃんというあだ名をつけた馬鹿者がいた。もちろん注意したが、ほとぼ

りが治まるまでそう呼ばれていたようだ。

この連続した2年、群馬県警は疲労の極致にあったのではないか。

 

世間を騒がした二つの事件の余波は収まっていた1985年8月12日、県警はまたもや大混乱に

落とし込まれた。日航ジャンボ機墜落事故。航空機事故としては過去最高の死亡者を出してしまっ

た。この時の混乱ぶりも地元だっただけにありありと覚えている。

事故当時は林業関係者くらいしか踏み込む人のいない奥深い山岳地は現在国内最大の揚水発電施が

稼働中だ。脱炭素の切り札の一つ。

 

80年という歳月の間には様々な事件が起こる。今も日本とはかなり離れているが、ウクライナで

は何かが起きそうな険悪な雲に覆われている。

 

 

 

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584-040213安中藩郡奉行役宅の紅梅の古木

2022年02月13日 | 季節の変化

安中藩最後の藩主の名が板倉家なので小なりと言え親藩に列せられる藩だったと思う。その郡奉行の旧宅

が整備されて今に残り、庭の紅梅が見ごろを迎えている。

 

えらい寒い冬だなと思い過去の記録や庭のつくばいの様子と比較すると、特別に寒いということはない。

しかし身体が感じる寒さは、例年以上に厳しい。築50年にもなろうという陋屋をオール電化にして12年

になる。大した断熱対策もされてない「昭和のお家」では、1月の使用量は過去最高、料金も3万円を超え

てしまった。あと10年持ってくれや、と祈るような気持ち。

 

昨秋以来不調続きだった身体も元気が出てきた。南岸低気圧が頻繁に通るのは春近しの証拠。もう一息の辛

抱だ。

 

藁ぶき屋根の武家屋敷と梅の古木は良く似合う。荒れた木肌と春の到来を感じさせる清楚な花、華やかだが

無香りの桜と違い、視覚にも嗅覚にも訴える花は風情がある。

 

そんな春の兆しを感じる昨日、東京都西部の町に住む中学生の孫娘が友人と二人だけで東京ディズニーラン

ドへ行って来たと連絡があった。都心の盛り場で何度か乗り換えて現地に向かうその大胆さに驚き、今どき

の東京の子供は凄いなと感心した。

ところが、よく聞いて見ると東京郊外をぐるりと繋ぐ武蔵野線に乗れば、舞浜の駅まで乗り換えなしでいけ

るのだという。

それでも凄い。可愛いだけだった孫たちがいつの間にかすっかり成長しジジババか離れていく。嬉しいよう

な寂しいような妙な気持の1日でした。

 

 

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583-040205なまった身体には辛かった

2022年02月04日 | もろもろ

           藤岡市庚申山から晴れ渡る関東平野を望む

 

昨年秋から悩まされ続けた頸椎ヘルニアが原因と言われた左肩から先の痛みがようやく和らいできた。

一昨日3回目のコロナワクチンをうっかり痛かった左腕に打ってしまった。前2回と異なるモデルナ

製だったが顔をしかめたくなるほど痛く、2日経過したが目でわかる腫れと痛みが続く。発熱とか倦

怠感はなかったので良かったが、治りかけていた痛みがもうしばらく続きそうだ。

 

それはともかくこの3カ月で身体のなまり方は半端でない。風が弱かったので隣市の庚申山という小

丘陵を2時間ほど歩きまわってみた。緩やかな登り坂をそろりと歩き始める。心臓の鼓動が激しくな

り辛い。半年前までこんな無様な心臓ではなかった。休まずしかしゆっくりと登り続ける。30分ほ

ど歩いていたら苦しかった心臓が楽になってきた。身体が運動に馴染んでくればこの程度の丘なら苦

もなく歩ける。少し自信がついた。これなら来週からスイミングも再開できるかなと嬉しくなる。

 

例年の倍近い積雪が続いている地方の皆様には申し訳ないような晴天が続く関東地方。今日のコース

から眺めたのが冒頭の一枚。当地では珍しくもない冬の光景です。

少し西に目を向けると、低い山々が重なってくる。先週泊まった猪之田温泉は右寄りの山の向こう。

中央左寄りに秩父の名山武甲山が顔をのぞかせる。この辺りの丘は標高200m足らずだが、榛名山

中腹から南を望めば東京スカイツリーや新宿副都心のビル群が見えるほど澄み渡った冬の空は感動的。

 

こうして始まった私の80代。70代はある程度は予想がついたが、こんどはこうはいくまい。更に

辛いことも起こるだろう。めげないでいけるかな? 自信はない。

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