toboketaG の春夏秋冬 

雑文、雑感、懐古話そして少しだけ自己主張。
土曜日をベースに週1~2回の更新が続けられればと思っています。

627-050128何年ぶりかの寒気といわれる

2023年01月28日 | 季節の変化

           

10年振りと予報された寒気団に25,6両日覆われる。雪に慣れない関西地方が大変なことになった。

大阪環状線は完全マヒ、更に三重県の名阪国道は2000台もの車両が24時間以上動けなくなった。

この模様を報道するテレビを何の被害もない者が呑気(でもないのだが)に見ている。狭い日本もいろい

ろだ。

 

我が家の庭にもこの寒波で例年通りの光景が現れた。この光景はこの時期に2,3回あるので特に10年

ぶりと言われてもピンとこない。断熱なんて考えられていない旧屋に住む私はそれでもガラス窓にプチプ

チシートを張ったり隙間風の侵入を防いだりして暖房効果を上げるべく奮闘はしている。12月の電気料

金の高騰の驚いたのは年の初めだった。使用量は前年比1.5割ほど節約したの料金は5割増し。

防衛力強化も世の流れだろうが、先にやることがあるのでは・・ は連れ合いの言い草。

夏からは更に3割上がると聞いてALL電化の我が家の家計が心配になる。いまさらどうにもならない。

 

気合を入れて読み始めて島崎藤村著「夜明け前」。何とか3/4ほど読み終わった。今までの展開は幕末維新

史の復習のような内容だった。ここから先が主人公が精神を病んでいく一番の山場となのだが、少々疲れて

きた。長い作品もここまで来たんだ、もう少し頑張ろう。

 

今夜は高崎高校59期(昭和35年卒業)の同期会が市内の料亭で開かれる。寒い夜間に出ていくのは大変

だが幸い元気で暮らせているんだ、同期の様子に接してくるのも一興。さて何人参加してくれるか? 

数年前は40名は参加したが今回は半分だろう。さらに半世紀ぶりの出会いはあるか?

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626-050122気軽な里山歩き

2023年01月22日 | 山登りというより山歩き

仕事を辞めた年金生活者にとっては暦の休日は家に閉じ籠ることが多い。毎日が休日の身になって

一番嬉しいのは予定に縛られる必要がない事だが、逆に束縛するものがないと、かなり用心しないと

だらだらした怠惰な日常になってしまう。

 

そんな危険性のあった日だったが、朝食後天気も良いので車で30分で登り口に着く崇台山を歩く

べく現地に向かう。標高僅か299m、登り口が160mほどなので登る高さは150mほど。日々

の街歩きだけでは筋力や心拍力の維持に不十分。ほんとはもう少しキツイ山が良いのだが、車で1時

間も走るのは面倒だ。それでもこの山は東西南北いろいろな登り口があり結構楽しめる。冒頭の写真

は西側からの登り口。

 

私の脚力でちょうど30分で頂上に着く。まだまだ蕾は堅いと思っていた河津桜にたった一輪の花が

咲いていた。2月に入ると3分咲きくらいになるか?

 

今日は南側から少々キツイ尾根を登った。頂上からは北に延びる尾根を辿って西側登山口に降りる。

一回りしてスタート地点に戻るのだが、途中で初めての道に出くわす。この道はあまり利用されてい

ないようで殆ど獣みちだが明らかに踏み跡がある。これを辿ったらまた頂上に立つことができた。

こんなちっぽけな山でも未知の道はワクワクする。

下山途中に蝋梅の群落に出会う。この時期貴重な花。

 

今週は近年にない大寒波が襲来する予報。テレビのニュースが報道する割には当地では大したことは

ないのではないか。この寒気に乗り越えれば2月となる。まだ寒さの底はあるのだろうが春近しを感

じが増してくる。

 

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625-050110藤村の大作「夜明け前」に挑戦

2023年01月15日 | 小説・映画・など

7年前に掲載した写真の再掲。

つれあいの実家は中山道の傍に今は住む人もなく寂しくたたずむ。左写真の板塀の家。昭和38年ころ

に大瀬康一や大空真由美が出演した映画撮影のロケ地に使わた際の一コマと聞く。門から覗いている

のは義兄か? 下手の家は今では老人ホームに建て替えられた。右写真は家の前から松井田方面を眺

めたものでこれは近年の風景。

 

実は正月明けから「夜明け前」に取り組んでいる。若き頃有名な作家の本ということで読み始めたが、

あまりに退屈な内容で最初の何十ページかで放棄してしまった。それにしてもこれほどの量とは思はな

かった。10日かけてやっと第一部の上下を読み終わったところ。

 

あれから半世紀、いろいろな出会いが、体験が、そして様々の本から得てきた知識の絶対量が当時とは

まるで違う。そうした背景で読み進めていくと、同じ本でも入ってくるものは自ずと違う。この本に舞

台になった今では岐阜県に組み入れられたが、つれあいの実家の前から繋がっている中山道の馬籠宿。

 

この半世紀で歴史本はたくさん読んできた。乱読と言っても良いか。特に幕末から明治にかけて時代は多

くの作家が書いたものを読んできたので溜まった知識も特に多い。しかし大体は俯瞰的に見た歴史であり

、著名な人物が登場するものが多い。本著のように宿場本陣の主という立場の人物が街道を通過していく

多彩な人物や行列を通して、いわば定点観測のように時代の変遷を体験するという内容は新鮮だ。

 

この宿場では時代を左右するような大事件が起こったことはない。歴史的な事件は他の地域で発生し、こ

の宿場には数日から場合によっては2,3週間遅れて伝わる。旅人の口や手紙でしか伝わってこない。

その分、宿場の知識人がその教養とお役目がらゆえに知った時の驚きは衝撃的であり、時代の変遷につい

ていけない苛立ちは想像できる。知った時点ではすでに事態はあらぬ方向に進展していたりする。

 

明日から第2部に移る。主人公半蔵がそうした環境の中で、本陣のお役目を果たしながら、(明治以降は

本陣や脇本陣という機能は消滅してゆくが)時代の大きな変化には対応できずに精神を病んでいく過程が

克明に描かれるはずだ。

 

こんな本の内容を20代の私に理解できるはずもなかった・・・

 

 

 

 

 

 

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624-050107体力確認の1日

2023年01月07日 | スポーツや趣味

お正月がめぐってきたまた新しい年を体感できることができることにお許しが出た。誰もが新し

い年を安定した穏やかな一年としたいと思っているが、現実は厳しいのが通例であり、今年も同

じような推移を見せそうだ。

 ウクライナに平和は来るだろうか?

 アメリカと肩を並べる大国になった中国の台湾への武力侵攻はほんとにあるのだろうか?

 北朝鮮は暴発しないだろうか?

 コロナは今年も世界を翻弄するのだろうか?

国内に目を向ければ

 日本の構造を根本から変えてしまいそうな少子化の進行はとめられるのだろうか?

 円安は更に進み、物価の高騰は今年もつづくのだろうか?

 賃金はほんとにあがってくれるのだろうか?

 ますます解離してしまう自衛隊の軍備増強と憲法の齟齬はどうなってしまうのだろうか?

などなど・・

80才越え爺にはどれもこれも手の届かない心配事だ。

 

自分の集合が国であり、国の集合が世界だ。まずは自分のことから。

今の体力現状を確認してみよう。その体力に合った生活を一年続けようと思い、趣味のスキー

をすべく本シーズン最初のスキー場に行ってみた。

浅間山の雄姿を右に見ながら、いつもの湯ノ丸スキー場に急ぐ。今日は嬉しいシニアデイ。

野口英世1枚でリフト乗り放題。と言ってもそんなに乗るほどの体力はもうないし、ガツガツ

滑るのはみっともない。

上田市から嬬恋村に抜ける県道は完璧に除雪され、私のFFのスイフトでも不安なく登れる。峠の

左右にこじんまりしたゲレンデが拡がる。標高が1700mほどあるので抜群の雪質。

シーズン第一走のリフトに乗ると、毎回不安感と期待感が混じり、滑りの体験ができる満足感に

満たされる。まずは緩斜面でそろりとスキーが動き出す。

 

すぐに前のシーズン最後の感覚が戻ってきて左右に優雅(?)にターンを繰返しながら短いゲレ

ンデを下まで降りられた!

左の写真がそのゲレンデ。最上部からは結構長いので数回は途中までのリフトで足慣らし。

右の写真のゲレンデは私の腕ではもう歯が立たない。 それでいいんだと自分に言い聞かす。

その昔湯沢町のかぐらスキー場で見た光景。80才のご老人が家族のサポートを受けながらおぼ

つかない格好で滑る姿。ご老人はすでに鬼籍に入っているだろう。あの時のご老人をもう越えて

いる。一人で運転してきて誰の支援も受けずに滑れているのだと思うと素朴に嬉しい。

 

このゲレンデは私の年齢を越える経験豊富な綺麗な姿で滑る老人は珍しくもない。何の分野でも

上には上がいるものだと思いながら2時間後には車は峠を降りはじめている。

 

追記  長らく週一回の更新を続けて10年余。最近はそれが果たせなくなることが多くなって

います。このペースでは大台1000回に達するには90才まで頑張らないといけない。そんな

ことできるかな? と疑問が湧きます。頑張るつもりではあるけどそうはいかないだろ。気付い

たら途中で途絶えていたとなる可能性が高い。改めて断筆宣言などせずに静かに消えていきます。

 

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