toboketaG の春夏秋冬 

雑文、雑感、懐古話そして少しだけ自己主張。
土曜日をベースに週1~2回の更新が続けられればと思っています。

477-011128長寿会参加は構わないが、グランドゴルフもと言われると

2019年11月28日 | もろもろ

町内の長寿会に参加して3年が経つ。小さな町内だが会員数は40名くらいか。

名前のみの会員が半数と聞く。会長さんに聞くと町内区長の下の公的な組織なので、市から助成金が出る。それには一定の会員数が条件という。亡母が10年くらい前まで会員として結構あちこちに行っては楽しんでいたのを見ていたので、後期高齢者突入目前にした時期に会員となる。

ご近所と知り合いになることが一番の目的。そういう付き合いを嫌うし人が増えているのが最近の世相とは承知している。一人遊びも束縛されず気ままで楽しいものだが、人付き合いも嫌いではない。

そんなお仲間の老人たちの一員として、渡良瀬渓谷の草木ダム湖畔の星野富弘美術館へ行ってきた。渓谷の紅葉が真っ盛りだった。富弘さんにはチョッとした先入観があって、今まで避けてきたので入館は初めて。ご婦人中心の団体さんと一緒に見て回る。入館時にお喋りが絶えなかったおば様たちが、よく工夫された展示スペースを回るうちに次第に無口になり、絵の前での動きが遅くなる。引き込まれるように詩を読んでいる。会話がヒソヒソに変わる。何人かの方は目頭を押さえている。感動しているのだろう。 私もうるっときた場面があった。

あまり積極的に参加すると、次期会長になって欲しいと言われはしないかと内心ハラハラなもので、年2~3回の参加に止めている。強く要請されたら副なら引き受けざるを得ないか。息子たちが小さかった3~40年前には地域の力というものが間違いなくあったと思っているので恩返しもしないといけない。 

ただグランドゴルフに勧誘されると逃げたくなる。これ以上趣味を増やさないことを年頭に確認したではないか。新しい付き合いが始まり、また初心者を経験するくらいなら、今までやってきたことに集中しよう。普通に運動できるのもここ数年だろうし、もう目に見える進歩は期待できない。4年前にスイミングをはじめたときの屈辱感はもう二度と嫌だ。ようやく初心者の域を脱したと喜んでいるんだから・・

 

安倍総理主催の桜を観る会のすったもんだ、このことを追求した共産党の田村智子議員が話題になっている。週刊誌の特ダネを耳にしてから、あたかも自分の手柄とも言いたげに政府を追及する一部野党議員にあきれていたが、田村議員は自分で調べて国会で取り上げたのだから、これはお手柄。偶々運転中にこの国会中継を聴いていたので印象的。伝統ある「赤旗」を持つ強みか。

 

 

 

 

 

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476-011123体力測定の目安の山歩き

2019年11月22日 | 山登りというより山歩き

趣味としての山登りを始めて60年は経過する。若くして亡くなった父親が山好きで、特に奥秩父の山々を歩いていた。戦前のことでその記録が岩波書店発行の山日記に克明に書かれていた。それに触発されたのキッカケ。本棚に大日本帝国陸軍陸地測量部発行の5万分の1の地形図が十数枚あり、少し変色していたが正方形にきちんとたたまれていた。几帳面な父親らしい。初期の結核で休学した小学校6年の1年間、やることもなかったのでよく眺めていた。

本格的な山やになるだけの動機は十分にあったが、生来の飽きっぽさが災いしてその面では素人の域を出なかった。地元や近県の山登りの限られた経験しかない。近年は更に近くの里山だけという状態が続いている。

今週は郊外の藤岡市との市境に近い牛伏山近辺を歩く。上まで車で行ける道が開けている牛臥山は避けて、西隣の八束山(地図では城山)に登る。冒頭の写真はそのさらに西隣の朝日岳、午前中の穏やかな日を浴びての晩秋の姿が見事だったので掲載した。

こんなどこの里山にもある尾根を登っていく。数年前に獣道やそれ以下の藪道をルートを求め、地図と格闘しながら歩いた時期があったが、最近は疲れた。この程度にははっきりした道でないと怖くて歩けなくなった。

八束山は1時間余で登れる危険な個所もない手軽な山だが、朝日岳の東尾根、冒頭の写真の向かって左の尾根は標高が低い割には一見手ごわい岩が立ちはだかる。その尾根が頂上に近くになったところに微かに見える白いものが、この岩。岩の基部を安全に巻く道が上手く続いている。

 

自分内なりの勝手に決めた今の体力の目安になる山歩き。

初級 郊外の観音山丘陵の清水寺の500段余の石段、標高差64m。

中級 今週登った八束山、登山口からの標高差270m。

上級 榛名山群の水沢寺からの水沢山、標高差605m。

中級までは問題ないが、上級になるときついが何とか登れる。それ以上は挑戦しない。何回も登った谷川岳西黒尾根、標高差1225mなんて絶対に無理。

八束山でも70代と思しき男性が数人の60代女性を案内して登ってきた。元気なもんだ。話かけたら、いろいろな山を登っているようだ。うらやましいが、もう他人と比べることはすまい。それが今の生活の特権だと思う。

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475-011116老人になって明らかに変わったこと

2019年11月16日 | もろもろ

利根川が山間部を出て関東平野に流れこみ、間もなく群馬西部を東に流れる烏川に鏑川が流れ込み、さらに神流川の水も加わって坂東太郎に合流するあたり、玉村町の五料橋で見かけた深秋の光景。先日の豪雨ではこのあたりから下流域は堤防の決壊や越水はなかったが、出水跡は生々しく河原に残る。

夕闇が迫ってくるころ、下流から100羽近い鳥の集団が次々と上流へ向かう。久しぶりに見事なV字型の集団飛翔を目にする。しかし記憶に残る雁の飛翔形にしては乱れている。

土手下の民家の庭を掃いていた私と同年配と思われる奥さんに尋ねたら、あれは悪名高いカワウですよ、と言われた。この時間帯に毎日見かける風景という。雁よりも大型で首がずっと長い。烏川の河原でよく見かけるが、シラサギほどの大きさだが、あまり可愛さを感じない鳥だ、足を伸ばした状態だと80cmくらいはある。大食漢で漁協関係者にとっては憎らしい存在の鳥。

 

奥さんと長話をしてしまった。半世紀前までは粗末な吊り橋だった五料橋にまつわる話、かってはこの河原にはこんなに雑草が生えておらずに、子供たちはみんなここで泳ぎを覚えたこと、江戸時代の五街道に続く往還だった日光例幣使街道のこと、話は多岐にわたった。

人と交わるのが嫌いではないが、最近は一人で行動することが多い、自分のスケジュールを優先するとなるとそうならざるを得ない。幸い行った先でなんのためらいもなく、見ず知らずの皆さんと話が盛り上がる特性(?)があるので、一人行動はつまらないという感覚がない。若いころはこれでかなりの人見知りする性格だった。

俺って、こんなにお喋りな性格だったけ?

 

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474-011109最高に満足を得られる旅

2019年11月08日 | 旅行

新聞、テレビそしてネットで散々取り上げられて話題となった八ッ場ダム。車で行

けば1時間半ほど行けるので、好奇心に耐えがたく出かけてみた。数あるダムの一

風景でしかないのだが、話題になったことと、半月前にはそこへ通じていた道路の

ほかは全てが取り壊された旧川原湯温泉とおぼしき辺りと削りとられた山肌や荒涼

とした河原が拡がっているのを目にしていたのでいきなり満水になった光景は驚き

だった。上流からの泥水に現場の土砂が混じり、普通目にする青々としたダムとは

異なる迫力があった。役目は済んで水没しても構わないような機械の幾つかはあま

りにも急な満水だったので取り残されて湖底に沈んだだろう。

 

司馬遼太郎著「街道をゆく」は5冊目に入った。今週は大和から紀州に抜ける道。数

年前に現地を観光しているので、興味が倍加する。あの旅行の前に読む機会があった

ら、旅はもっと楽しかっただろう。奈良県橿原市今井という地の「今井環濠集落」と

いうのが紹介されていた。織豊時代の堺の大商人今井宗久ゆかりの街とのこと。その

街の様子を国土地理院地図やGoogle、street viewで画面表示して、そのハードコピ

ーを載せようとしたら上のように真っ黒になってしまった。一ヵ月前のブログで飛騨

の合掌作りの資料館内部を載せた時には問題なくできた。

やはり・・

気にしはいたが、著作権に触れるのだろうな。私も安易に流用してしまった。出典は

解かるように載せたし、自分の趣味で使うのでこの程度はと許されるとの気持ちがあ

ったことは事実。多くの読者がおられるわけではないが、可能性としてはいっきに世

界中に拡散してしまうのが、このNET社会の怖さ。安易なコピペは堕落だ。下手な文

章、写真でも自分のものを使おう。行きがかり上参考にするにしても、もっとはっき

りと出典を明示しよう。

Googleさん、反省しています。2度とやりませんので。

 

それで今井環濠集落の素晴らしさを文章で書きます。street view ドローン画面で見

ると、見事な区画で整然とした家並みが続く。その通りが素晴らしい。明治以前の背の

低い2階屋が続く。その建屋には相応しくないような当時はなかった近代の店が収まっ

ていて、それはそれでよく調和している。そして司馬氏が書いておられるように、清々

しい通りが雰囲気を盛り上げる。

過去幾つかの古い町(川越や高山あるいは大内宿のような)は自分の足で現地を見た。

全国各地にいろいろあるが、ここは別格だ。こんな利用の仕方をGoogleは提供してくれ

ている。しかしそこまでよ、あなたがやったようなことは違法だし、あなたの人間性が

疑われますよ、と忠告されているようで恥じ入るばかりです。

 

それにしても司馬氏がこの旅行記を出したのはもう40年も前。今のNET社会なぞ空想

でしか考えられない時代だった。氏がこんな時代に蘇ったら、こんな読者がいることに、

どんな感想を述べるだろうか?

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473-011102珍風景

2019年11月02日 | 季節の変化


下仁田の奥、軽井沢に抜ける中山道の裏道をドライブする。地元の方にたずねたら、

この煙は炭焼きの窯から出ているとのこと。この地点から軽井沢には距離で10km

ほど、時間にすれば30分位か? こんな山村の原風景が近場で見られたことに感

動する。

さらに

こんな珍風景に出くわす。奇跡のバランスとしか言いようがない。もっともらしい

注連縄もなく先日の大増水で引っかかったのか、枯れ枝が印象的。この絶妙な状態

がどの位続いているのか、説明版もなく、通りかかる地元の方も見えず判らない。

表面のざらつき具合や植生から10年は経っているといると現場では思った。念の

ため帰宅後にネットに出ているか調べたら、なんと100年単位の昔からこのバラ

ンスを維持しているという。

地質に詳しい息子がいつか言っていた。この辺りは列島を貫く構造線が地表に露出

していてそのまま標本のような様々の岩石採取出来るほどらしい。ブラタモリで取

り上げるにはローカルすぎるか?

 

安倍内閣の閣僚が相次いで辞任の追い込まれる状態。更にその候補もいるらしい。

内閣崩壊の兆しか? 

週刊誌が嗅ぎつけて記事にしたのがきっかけ。こんなことが許されるとは思わない

が、内容が何ともちまちましていて嘆息する。それと野党の談話にも辟易する。棚

ぼた式の政府追求の手段を手にしたが、自分が首を取ったかのように自慢げに話す。

手柄を立てたのはあんた方ではないぞ・・

巨悪を肯定するわけではないが、半世紀前の悪はこんなチマチマした中身でなかっ

た。

 

 

 

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