町内の長寿会に参加して3年が経つ。小さな町内だが会員数は40名くらいか。
名前のみの会員が半数と聞く。会長さんに聞くと町内区長の下の公的な組織なので、市から助成金が出る。それには一定の会員数が条件という。亡母が10年くらい前まで会員として結構あちこちに行っては楽しんでいたのを見ていたので、後期高齢者突入目前にした時期に会員となる。
ご近所と知り合いになることが一番の目的。そういう付き合いを嫌うし人が増えているのが最近の世相とは承知している。一人遊びも束縛されず気ままで楽しいものだが、人付き合いも嫌いではない。
そんなお仲間の老人たちの一員として、渡良瀬渓谷の草木ダム湖畔の星野富弘美術館へ行ってきた。渓谷の紅葉が真っ盛りだった。富弘さんにはチョッとした先入観があって、今まで避けてきたので入館は初めて。ご婦人中心の団体さんと一緒に見て回る。入館時にお喋りが絶えなかったおば様たちが、よく工夫された展示スペースを回るうちに次第に無口になり、絵の前での動きが遅くなる。引き込まれるように詩を読んでいる。会話がヒソヒソに変わる。何人かの方は目頭を押さえている。感動しているのだろう。 私もうるっときた場面があった。
あまり積極的に参加すると、次期会長になって欲しいと言われはしないかと内心ハラハラなもので、年2~3回の参加に止めている。強く要請されたら副なら引き受けざるを得ないか。息子たちが小さかった3~40年前には地域の力というものが間違いなくあったと思っているので恩返しもしないといけない。
ただグランドゴルフに勧誘されると逃げたくなる。これ以上趣味を増やさないことを年頭に確認したではないか。新しい付き合いが始まり、また初心者を経験するくらいなら、今までやってきたことに集中しよう。普通に運動できるのもここ数年だろうし、もう目に見える進歩は期待できない。4年前にスイミングをはじめたときの屈辱感はもう二度と嫌だ。ようやく初心者の域を脱したと喜んでいるんだから・・
安倍総理主催の桜を観る会のすったもんだ、このことを追求した共産党の田村智子議員が話題になっている。週刊誌の特ダネを耳にしてから、あたかも自分の手柄とも言いたげに政府を追及する一部野党議員にあきれていたが、田村議員は自分で調べて国会で取り上げたのだから、これはお手柄。偶々運転中にこの国会中継を聴いていたので印象的。伝統ある「赤旗」を持つ強みか。