toboketaG の春夏秋冬 

雑文、雑感、懐古話そして少しだけ自己主張。
土曜日をベースに週1~2回の更新が続けられればと思っています。

649-050930地球の裏側から

2023年09月30日 | パソコン・IT

今朝のこと、LINEで息子から連絡が入った。南米エクアドルの首都キトのアルゼンチン肉料理店から。

これぞ本物のステーキだな。松坂肉のような繊細さはなさそうだがボリューム感は凄い。

かの地でもシェフというのだろうか? それにしても恰好良い男だ。

 

LINE は日本と韓国に基盤を置く通信ソフトと認識していたが、全世界と連絡できることを知って驚い

ている。

私の海外放送の記憶の一番古いのはヘルシンキオリンピックの実況。メダルが期待された古橋選手が

その期待に応えられずに400m決勝で最下位に沈んだ時。短波放送だった。アナウンサーの声が波

がうねるように途切れながら聞こえてきた。なんという種類のラジオだったかな? 5球スーパーとか

言ったかな。

 

次は昭和38年10月だったろう。太平洋を越えてのテレビの最初の中継放送。その時の記憶は今も鮮

明。何と第一報がケネディ大統領暗殺さる、という内容だった。この直前にいわゆるキューバ危機が起

こり核戦争の一歩手前で何とか踏みとどまったという世界史的な事件もあった。

 

エクアドルとは時差が12時間程、ほぼ地球の反対側。我が家は朝食時だったが、彼は夕食時だった。

長男は大学卒業記念として中国揚子江を遡り大理という源流地帯にまで遡った、次男は1年後インドを

放浪した。この時代は良くて電話、普通は海外メールで連絡とるしかなかった。一ヶ月も音信不通が普

通で随分と心配した。僅か30年前のこと。その時代を思うとなんという変化。

 

いつも思う。生まれた時代とやがて訪れるこの世との別れ、それぞれの時代の生活環境の大きな変化に

目を見張る。幼き頃人の排出物は農家にとっては大事な肥料だった。我が家にも数キロ離れた農家の人

がのんびりと牛の引く荷車に樽を積んで汲みにやってきた。樽の中には季節の野菜が入っていた。

汲ませてもらうお礼だった。まさに江戸時代の風景。今風に言えば巧な循環社会だったともいえるが。

私らの世代は人類史上最大の変化を体験中なのだということを改めて認識する。

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648-050923安易すぎないか、遭難救助要請

2023年09月23日 | 山登りというより山歩き

全国紙の購入を止めて地元紙だけにして数年が経つ。他県の出来事を知る機会が減ってしまう。

それを補うためにネットニュースをよく見る日常が続いている。メインのㇷ゚ラウザーはマイクロソフト

のEdgeに設定しているが、別段の操作をしなくともマイクロソフト提供のニュースが飛び込んでくる。

 

この夏は夏山遭難のニュースによく接した。意識的に遭難ニュースを報じているのだろうか? この程

度の事故でもニュース価値があるの? と思ってしまうのも多かった。

私も若いころから山登りをはじめて現在も近場の山に登るのでこの種のニュースには関心が深い。山登

りにおける危険との向き合い方は基本自己責任の世界。

近くの谷川岳にはよく登った。60年前一の倉沢衝立岩で起きた落下事故は自衛隊が出動してザイルの

支点になるハーケンの周囲の岩を銃で狙って二つの遺体を落下させて収容した。上掲の写真の中央の岩

壁の三つの岩のくぼみ(L字状に並んで見える)辺りだ。撮影地点から稜線まで標高差1000m。

強烈な印象が残っている。

最悪こうなることも想定しなくては・・

2枚の写真は平成27年7月に湯檜曽川左岸を歩行中に撮影したもの。前掲の事故とは関係ありません。この沢の出合には

遭難者の追悼レリーフがいくつも岩に埋め込まれている。

 

今日も中央アルプス空木岳で疲労で動けなくなった40代の登山者が救助隊に背負われて下山したよう

だ。みっともないことはやめてよ! と思ってしまう。 携帯電話の通話範囲が10数年前に比べて飛

躍的に拡がったのがこうした風潮の大きな原因だと思う。ガラケーしかなかった時代に通話範囲は人が

住む周辺に限られていた。今はどうだろう? 余程の山中でも通話可能な時代。軽微な負傷でも救助要

請があれば無視するわけにはいかないは各県の救助隊の宿命。何か割り切れないケースが多発している。

安易にスマホで救助要請すればいいんだと甘く考えての登山でしないで欲しい。転んで腕を骨折した、

足首を捻ってしまい歩行できない、食料が尽きた等々。自分の技量や体力をよく考えて登って欲しいよ

なと思う事例が多過ぎる。

 

そんなニュースの中でよく頑張ったなと思ったのは、北アルプスの不帰の嶮での遭難事例。この登山者

は白馬岳方面から長野岐阜県境尾根を南下中にこの場所に差し掛かりるも誤って富山県側に2、300m

下に迷いこんでしまった、というよりも滑り落ちてしまったのだろうか? この標高差を滑落して命を

落とさなかったのは信じられない。写真で見る限りその場所から主稜尾根に戻るのは無理だろう。谷底

からの救助を求める叫び声に通りかかった別の登山者が救助要請をしたという。実に8日後彼はヘリで

救助された。怪我はしているようだが命には別条がないと報じられてホッとした。動かなかったことが

良かったというが動くにも動けない場所に見える。

険阻な谷底で数日、独りで耐えられた体力、精神力を持った相当な登山経験者のようだ。

救助隊員も命懸けだ。

 

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647-050916三人の爺さんランチ会

2023年09月16日 | 季節の変化

異例の暑さに苦しめられた夏もようや最終盤になってきた。来週後半から一気に秋めく予報を期待して

いる。庭の風情にも秋を感じる。しかしなにかもどかしい。

来年もその次もこうした夏が当たり前になってしまうらしい。 それにしては東京電力管内の電力の需

給が危機的状況になったというニュースに接しなかった。我が家も朝の一時を除いて冷房は入れっぱな

しだった。管内の原子力発電はゼロであるにも関わらず。その訳は太陽光発電が大きく貢献している。

一番熱い盛りは自然の力による発電量も最大になる。東日本震災前にはなかったことと受け止めていた

ら、今日のネットニュースに同様な意見が載っていた。

屋根一面に太陽光パネルを敷き詰めたお隣さんはこの暑さを喜んでいたかもしれない。

80歳越への爺さん3人でランチ会をやった。新幹線下のいつもの全室個室の一見料亭風の店。正午か

ら2時間半取り留めもない話で過ごす。中学の同期生4人で随分前から会っていた。この春一人欠けた。

更に一人が最近リンパ腫と診断されその治療に専念していた。余命宣告を受けただけにその経緯を非常

に心配していた。今回はその治療後の様子を聞かせてもらうのが主題だった。治療が功を奏しているよ

うだ。本人の至って元気で家庭菜園の管理を楽しみにしている。いい色に日焼けして3人の中では一番

の肌艶、ああいう宣告は簡単にしないでくれと憤慨していた。

 

驚いたのは注文を客のスマホからやるシステムになっていた。バーコードを読み取るところから始まる。

こうしたことが3人の中では一番慣れている私が注文作業をすることになってしまった。難しいことは

何もなかった。

 

 

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646-050909新しいタイヤの乗り心地

2023年09月08日 | 車・自転車・機械

        タイヤ交換後の試運転を兼ねて訪れた鏑川最上流の風景。

 

数日前に3万キロを越えた車のタイヤを新しいものに交換した。少し勿体ない気もしたが走行音の

うるささが耳障りだった。静かなタイヤと評判のダンロップルマンに決めた。そこに至るまでの経

過が面白かったので今日の記事にする。

 

最初に行きつけのスタンドで見積もりを取った。4本交換費用も含め85,000円を提示された。

5000円引いてくれれば即決すると答えたがどうも応じてくれる気配がない。次の車検まで半年

あるので冬タイヤから夏タイヤに戻す来春でいいかと一旦は決めた。帰宅後改めてこのタイヤのネ

ットでの評判はいかに? と思い調べていたら良い評価が並んでいた。更に読んでいくうちに

TIREHOODというサイトに行き当たった。

 

タイヤのネット通販だった。タイヤが4本通販で買って送られてきても自分で交換作業はできないよ

な、思いながら詳しく見てみる。最後の購入するとクリックしない限り注文は確定しないし、疑問

湧けば停止するだけの話。確定の直前まで指示された手順で入力を進めてみる。

 

国内で販売されているほとんどの乗用タイヤを注文できる。ダンロップルマンを指選び、明示され

くの複数の交換指定工場から一つを決め、連絡先、支払方法と交換希望日等を指定する。

後は注文確をクリックすれば完了。肝心の価格は75,240円と出た。廃タイヤの処分費も含まれて

の価格。納得できる価格たが、ここはいったんサイトを閉じる。こんなご時世、念のためにサイ

いかがわしいものでないかを他からアクセスして評判を読んでみる。好意的な評価が並んでいた。

交換希望日の前日までに現物はその工場に直送されることが解った。サイトに戻って購入確定をクリ

ック。

 

注文から交換日まで10日程ったが、途中の経過がその都度メールで送信され、前日には指定した

作業会社からも明日交換日である旨の連絡が入った。交換作業も無事終わり、業者にお礼を言ってす

べてが完了する。このシステムを考えた業者にいたく感心した次第。

 

   

上信越道碓氷軽井沢インタからほど近い一本岩、基部から高さ60m位か、森の奥に凛として屹立する。右は以前紹介した

奇跡のバランスを保つ夫婦岩。

 

そして翌日下仁田から軽井沢に抜ける昔姫街道を言われた山間の道を走る。ゴーという走行音から

サー、少し舗装が荒れてもザーと変わった。車格には贅沢なタイヤだったが新鮮な走行感覚が戻り

満足した次第。ちなみに車はスズキスイフトRST、1000㏄ターボ車です。

 

 

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645-050902いっときの避暑

2023年09月02日 | 季節の変化

エアコンなしでは狂ってしまいそうな夏も暦の上では終了した。暑さでバテバテの身体をいたわる季節

の到来のはずが、今年ばかりはそうはいかない。相変わらずの酷暑が続く。

 

比較的夏には強く、運動をして大量の汗をかいた後の爽快感を求めて自転車を乗りまわしていた時期も

かってはあった。もうそんなことはやりたくてもできない。しかし冷房の効いた室内でばかり過ごす生

活は肉体、精神共に不活性化してしまう。これではいかんと先日車で1時間余で行ける赤城山まで行っ

てきた。大沼あたりの気温は何と23℃。もう別天地。

小沼や覚満淵周辺を半日散策して、バテ気味の身体を労わってきた。秋の到来が遅れているならば、こ

ちらから秋を迎えに行きましょう。

半世紀昔に撤去された東武鉄道のケーブルカーの遺構。ここに立つと下から吹き上げてくる涼風が心地

よい。

 

コロナワクチン接種の通知が届いた。血圧降下剤が少なくなったのでかかりけ医を受診する。一通りの

診察が終わったので、いつものように雑談に移る。コロナはジワリと増えているようだ。ニュース価値

がなくなったのだろう、一時の煽るような報道がなくなり、インフルエンザ並みの扱いに変化した。

そのことをドクターは懸念していた。咳があり発熱があってもマスクなしで入室してくる受診者が多い。

外で待機して欲しいというと切れてしまう人もいるようだ。

医療機関や老人施設に入室する際はマスク着用は義務だろう。街歩き程度ではマスクをしないでも構わ

ないと思うが・・

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