toboketaG の春夏秋冬 

雑文、雑感、懐古話そして少しだけ自己主張。
土曜日をベースに週1~2回の更新が続けられればと思っています。

674-20240706雄川谷最奥の集落

2024年07月06日 | 季節の変化

                   雄川谷最奥の那須集落の風景

 

梅雨本番の中でも晴れ間が覗く時がある。周囲の山に深く刻まれた谷間に名残の雲が取り残されている。こん

な時、見慣れた山の姿が違った形で雲間に浮かぶ。雲は山をいろいろに変化させる魔術師のようだ。

そんな時があったので我が町から1時間の行程の甘楽町を貫流する雄川に沿って最奥の集落まで遡る。走るに

つれて期待していた魔術師が消えてしまったのは残念だった。

 

車で行ける最奥の集落のはずれから、人気テレビ番組「ポツンと一軒家」に出てくるような車1台幅しかない

林道が山を越えて藤岡市日野に通じている。鮎川最奥の集落に行くことができる。その林道の途中が数年前の

豪雨で崩れ、長年かかって修復された場所が那須集落が眺められる絶好のポイント。ここでの一枚です。

 

県内には番組にでてくるような一軒家は滅多にないようだが、その雰囲気はいたるところにある。この那須集

落は西上州の名山稲含山の東に位置する。この山は富岡市の南側に位置するので、県内最奥の集落というわけ

ではない。長野埼玉県境まではまだ20kmも奥に行かなければならない。文字通り最奥はどこかと言われれ

ば、南牧村でしょう。村の活性化に取り組んでいる村長以下村役場の皆様には大変申し訳ないが、過疎の村の

雰囲気を味わいたいと思うのならこの村でしょう。この村のお宝の一つは村内あちこちに点在する滝。何度も

足を運んだ。惜しむらくは温泉がないのでいつも日帰りになってしまう。都市部が猛暑にげんなりしていると

き、緑に覆われた道の先で見つけた滝のしぶきを浴びながら一時を過ごす。この時期これ以上の贅沢はない。

 

最後に4枚の写真

那須集落の下を流れる雄川の堰堤と門衛兵のごとき巨大な岩塊

里では盛りを過ぎたアジサイがここでは鮮やかに咲いている

那須集落の中、ちいじがきと呼ばれる急傾斜地の住宅を支える石垣。

林道上部から微かに残る魔術師と遠く高崎前橋市街地と赤城山を望む

 

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