toboketaG の春夏秋冬 

雑文、雑感、懐古話そして少しだけ自己主張。
土曜日をベースに週1~2回の更新が続けられればと思っています。

346-290826般若心経

2017年08月26日 | もろもろ

 岬周りの小舟がいく・・実は神流川の下久保ダム湖の光景。

 

我が家は親の代から仏壇がなく代わりに神棚がある。

いわゆる神葬祭形式で先祖を祭る。神棚に水とお茶、炊き立て

ならご飯を供え、明かりを灯し2礼2拍手1礼をして昨日ま

の無事と今日1日ご先祖に報告、お願いしてか朝食

が始まる。

我誕生して以降の節目は全て神式で統一されていた。しかし血

縁関係が入り組んでくると、仏式に無縁でありえなくなる。そ

ういう点では日本人は宗教にたいし融通無碍なので特別な

は何もしていない。改めて仏教の宗派に入らくても自分は

ないし、周りも何ら不自由を感じない。

 

数年前に親しかった知人の納骨に参列し、そこで般若心経を僧

侶に合わせて唱えることがあった。↓ がその時に手渡された高

野山真言宗の訓読付のもの。

以来在宅ならば毎朝唱える習慣が始まった。仏壇に向かっての

方が格好がつくので、つれあいの両親の遺影と位牌レプリカを

本棚の一部に安置し仏壇とした。眼を通す機会もなかった経だ

が、先ず教本を読むことからスタートした。半年も続けたろう

か教本殆ど見ることなく唱えることが出来るようになった。

今では全く教本なしに唱えられる。頭にすっぽりと教本が刻み

まれた。ただし唱えるのは日曜日だけになった。特に意味は

ない。困ったときの神頼みにならないよう神棚を含めてご先祖

を敬っているだけ。

 

他家のお仏壇で線香をあげる際にこれを唱えると感心されるこ

とが何度かあった。しかし仏教各派すべてが奉じてはいないよ

うなので(日蓮宗や浄土真宗など)は宗派を確認してからに

ないと恥をかくし迷惑をかける。

 

経の深い意味合いは未だ知らず・・・

 

 

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345-290819(番外編)純国産H2Aロケットと某国のロケット

2017年08月19日 | 最近さわがれること

(番外編)

 

飛躍的な精度が期待できるGPS衛星を積んでH2Aロケットが今日午後種子

島から打ち上げられた。その写真(毎日新聞ネットニュース ⇓ )を見て

いろいろと考えざるを得なかった。

 https://mainichi.jp/articles/20170819/k00/00e/040/326000c

 

某国の頭に爆弾を積む兵器としてのロケットと較べて圧倒的なスケールの

違い。これを見ると某国のロケットは玩具みたいになってしまう。

H2Aの4本の補助エンジン1本の推力が某国の全部に相当するのではない

か。はっきりとした目的を持ちコントロールされたロケットと距離を出す

だけのものとの差。某国はこの程度であの熱狂。こちらは上げる度に成功

率が向上し、かなり日常的なニュースになるだけ。それでもいいタイミン

グで成功してくれた。

 

日本は恵まれている。打ち上げ方向はほぼ無限に広がる太平洋、他国を越

える恐れはない。かたや飛ばし過ぎれば他国の上空を越えざるを得ない。

角度をつけて発射すれば水平距離でせいぜい500kmの日本海。水平方

向に飛ばなければ成功しない人工衛星。3年ほど前にその打ち上げと称し

て南に打ち上げたことがある。飛行物体が地球を一周はしたと言われる。

まさに今問題なっているグアム島方向への発射だった。

ロケットについてはもう技術的に地理的に勝負がついてしまっている。

体制さえ落ち着けば米中露や近隣諸国は国家として認めるつもりはあるの

だからバカげた事に費やすエネルギーを国家の充実に使うという発想に繋

がらないものか。祖父や父のほうが統治者としてのスケールはずっと上だ

った。その未熟さゆえの不測の事態を各国は恐れるのだが。

 

賞賛される国と非難される国。ロケットに罪はなかろうに。

某国の暴君の嘆き節が聞こえてくる。「我が国にこのロケットがあれば、

我が統治は盤石なんだが・・・」

 

長く使っていたプラウザーはgoogle だった。最近不安定なので、先日

w10のバージョンアップがあったのを機会にMSのedgeに変えてみた。

本ブログの文字が今までよりも小さくなって見難くなってしまった。他

にも掲載する写真のサイズの変更方法が判らない。落ちついたら元に戻

そう。

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344-290819YouTubeの朗読が素晴らしい

2017年08月19日 | パソコン・IT

 久しぶりの母校北小学校の榎。70年前よりも大きく枝を拡げ、

東西南北20m位の木陰を作る。

 

1年半前にドコモのスマホを手にしてから始まったYouTubuと

のお付き合い。私程度の音楽好きであれば高級な機器に凝らな

ても、このアプリで様々なジャンルの音楽を手軽に聴くこと

きる。家にいればスマホと少し音質にこだわったスピーカ

ーをbluetoothで結び、本を読みながらまたこうしてブログを書

きながらBGM風に音楽を流してすごす、そこまでの利用だった。

 

先日朗読はあるかなと思って検索してみた。あるある、これだ

あれば古今の名作を聞きながら眠りにつくなんて贅沢が出来

そうだ。国木田独歩の「武蔵野」、教科書にも登場する明治の

短編傑作。先ずこれを試聴してみた。深みのある女性の声で朗

読を聴くと幸せの境地に入っていく。少し前に活躍しファンの

多いNHK加賀美アナの声によく似た女性にしては低音の何か

包みこむような感じ。内容ととても合っている。短編なので20

分くらいで終わる。こうして朗読を聞くとこれは散文というよ

りももうほとんど詩の世界。

深い雑木林(赤城自然園にて)

 

今は見ることができなくなった武蔵野の雑木林、林を過ぎると

然と現れる茅葺の農家、兄や姉からのお下がりを着て庭で遊

ぶ子供達、餌を探してつつきまわる鶏、葉を落とした背の高い

ケヤキの枝を吹き渡る木枯らし、古い街道や谷地の様子が絵画

のように展開する。冒頭に入間郡久米川や小手指河原と出てく

ので、現在の東久留米市久米川あたりの武蔵野の描写か。

道を辿れば開けた野に出る。(埼玉県国営武蔵丘陵森林公園にて)

 

更に検索すると森繁久彌、加藤道子の名コンビが語るNHKの

寿番組だった日曜名作座が聴けるようだ。あのテーマ曲が懐

かしい。まだ細かくは調べてはいないが期待が高まる。

 

生きてきた時代と較べ何という時代に生きているのだろう。そ

が良いことか否かは別として、便利な道具であることには違

いない。絶えず見ていないと落ち着かないというスマホ依存症

にならないように、過ぎてきた時代を絶えず意識しながら便利

な道具を楽しんでいる。

 

 

 

 

 

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343-290812何とも重宝な言葉 「可能性」

2017年08月12日 | 介護・医療・健康

 泥付きのまま頂いた牛蒡を庭の片隅に伏せておいた。その存在を

すっかり忘れていたら、5月ごろから大きな葉を持った茎がどんどん伸びてつ

いに花が咲く。あざみのような牛蒡の花を初めて見た。

 

4月ごろから右の腰上部に耐えず違和感があった。日常生活に

全く支障がない程度なのでありあわせの湿布薬を貼りそのまま

時が経過した。高血圧治療薬が切れたので、かかり付けM医院

で診察を受ける。その際このことを相談した。数多くのがん患

者を見てきた医師の言葉にズキンをきた。「知らないうちに腹

の臓器に発症したガンが骨転移して痛むという可能性もある

介状を書くからCTで検査しておいた方が良い。」

 

2週間後かっての職場だったH病院の消化器外科を受診する。

「CT画像では気になるようなところはありません。読影専門

医師に見てもらい、結果はM医院に返事をします。」

H病院

そのままほぼ一ヵ月が経ちM医院を定期受診。その時は違和感

は軽くなっていた。M医師も紹介状を書いたことを忘れていた。

ちらから結果はどうでした? と尋ねる。

彼はカルテに綴られた返事の内容に暫く目を通した後にこう言

た。

M「副腎の上部にごく小さな腫瘍らしきものがあるようだ。外

科医画像上での判断を言っただけであり、今の専門化した医

療の界では彼にもわからないことも多々あるはず。H病院に

は内泌内の専門医師もいるはず。」

「それぞれ専門分野の医師がいるのに、そちらでも診てもら

うに手配しないのかな? 同じ病院内なのに・・」

「あなたの身体の状態の医学的、一義的な責任は私に

す。それが家庭医というものです。だから紹介状いた。

従って検査の結果は私のところへ報告されて、そのを分か

りやすくあなたにこうして説明しているのです。」

 

もう20年近くの付き合いになるM医師の返事に納得した。

それからが長くなった。他の患者さんが少ない時間帯だったせ

いか。

M医院

副腎という臓器の位置、機能、ホルモン生産工場であると、

らにこの部位のガンの発症から終末までの経過等々30

にわたって説明を受けた。とにかく細かい。この臓器が生産す

種ホルモンの話なんか聞いてもこっちはチンプンカンプン。

結論としてH病院の内分泌内科の旧知のS医師に診てもらうこ

とになった。

この一連の話の中で頻繁に出てきた言葉が「可能性」。私もし

ばしば使う。この言葉の下では例外なしにすべてが納得させら

れてしまう。受取り方によっては責任逃れの印象が付きまとう。

この場合はそう言わざるを得ないことも理解できる。ガンが現

実になってしまうか、杞憂に過ぎなかったかは神のみぞ知る領

なんだろう。ここまで元気で生きてくれば、様々なことは保

険だとあるいは確率だと思えば筋が通る。そのつもりで月末に

再受診する。

M医師とはウマが合う。私の高校の後輩だ。世間話から始まり、

これだけ話をし、またこちらの話も充分に聴いてくれる医師に

身を任せられるのは幸せなこと。極的に往診にも応じてくれ

ようだ。若すぎず年寄りすぎず丁度良い年齢差。

誰にもやってくる終末をおだやかに看取ってもらえる関係が今

後も続くことを願う。

 

 ここまで書いてふと思った。「可能性」は医学用語ではなく、

工学や理学の用語ではないか。このアイディアを製品化できる

可能性は30%というふうに。本来こういった場面で使うのは

「恐れがある」でないといけないのではないか。「腫瘍の可能

性がある・・」とはおかしいですよね。

 

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342-290805老舗高島屋と気鋭のユニクロ

2017年08月05日 | もろもろ

 夏の庭の貴重な花

 

梅雨明け前の猛暑が続いていたころのこと、普段着のTシャツ

がくたびれてきたので新調しようと街の中心の高島屋へ行った。

ビジネスの場で着るものでないし、あくまで普段着なので2着

で1万円以下の予算とした。

久しぶりのデパートであり、少しばかり気持ちが昂る。紳士服

売り場で目的のものを見る。丸首のTシャツは意外に少なく、

もっとしゃれたものが多い。値札を見て驚く。予算では到底2

枚は買えない。ものによっては1枚でも予算オーバー。つれあ

いの意見も聞かねばと買わずに退散。

つれあい曰く、「高島屋の物はいいのだけれど値段は高いの、

知らなかったの・・」

お昼を済ませてから、市内にもいくつかあるユニクロのとある

店舗へ行ってみる。10年ほど前に珍しがって入って以来の事。

デパートの陳列とは明らかに違う。商品がきちんとたたまれて

売り場の棚に豊富に陳列されている。お客は気軽にそこから取

り出して鏡に映したり、手触りを確かめたり物によっては個

試着したりしている。レジに数人と奥のサイズ直しの場に何

かいるくらいでデパートのように取り澄ました店員は配置さ

ていない。レジでは例の順番待ちの列(一列に並んだ先頭の

者が空いたレジに向かう。この並び方はイライラしなく合理

的、スーパーのレジもこうならないかな )

つけまつげで目元をバッチリと強調した若い女性店員がてきぱ

きとレジ作業をこなしていた。シミひとつないすべすべの手が

ぶしい。でもそのつけまつげ少しオーバーでない? そこま

なくても貴女の若さは輝いているよ・・・

  ユニクロカードお持ちですか?

    持ってません。

  スマホにユニクロアプリを入れてありますか?

    入っていたと思います。

  こういう順番でユニクロ番号を表示させてください。

    操作がよくわかりません。

  ちょっとお借りしていいですか。

    どうぞ。

  人差し指でちょちょいのちょい。

  はい番号が表示されました。これをリーダーで読み込むと

  買い物履歴が登録されます。カードと同じです。

  ○○%の割引適用です。

12000円ほど支払ってレジが終了。その瞬間商品は私のもの

になった。さて購入した衣類は、Tシャツ3、短パン1、紫外線

 カットの長袖のインナー1 確かに物はいいかもしれないがTシ

ャツ1枚買うのがやっとだった予算+αでこんなにいろいろの物が

に入る。若者風を真似れば これってどういうこと・・・

 江戸時代から連綿と続く百貨店と2000年代以降急速に商圏

世界に広げた新興店。客層が違うよ、で済ませてしまえば確かに

その通りだが、時代が要求する品揃えや価格設定は老舗と言えど

も大いに参考にしなければと思う。こうした消費性向が根っこに

ある以上、アベノミックス2%成長の目標達成はなかか難しい

と思った次第。

 

 ところで8月2日の朝日朝刊の投書欄にこんな記事が載っていた。

「なぜ核兵器禁止条約に日本は加盟しないのか?」という問いか

けに4つの反論が掲載された。この中で日頃同じように感じていた

意見があったので紹介する。

「北朝鮮を国連安保理決議違反だとして、制裁を加える主体は核

保有国だ。かって自ら核開発に注力し、その抑止力で世界の覇権

を握りながら核廃絶の主導的役割も果たさずに核放棄を迫る論理

が、北朝鮮に通用するわけがない。本当に世界平和を目指すなら

ば、率先して核廃絶に取組むべきだ。」

 

他国に迷惑をかけない限り、ある国が他国から非難される筋合い

はない。これは正論だと思うが、かの国の核開発やロケット打ち

上げは決して擁護できない。日本もたびたび行うロケットの打ち

上げに際しては、落下予定水域を設けて漁船等の船舶が立ち入ら

ないような事前措置を取る。しかしかの国はそれをしない。

3500kmの高さまで上昇し、燃料が尽きたロケットはそこで

放物線を描いて自然落下する。今回の場合は奥尻島の西北150

kmに落ちたと推定されるという。打ち上げ角度が少し低かった

り、到達高度が更に200km上だったりしたら北海道内陸部に

落下しも不思議はない。ロケットの残骸が地球の力に引っ張

られて速で落下するだけ。上昇時は制御可能でも燃料使い果

たした残骸はもはやコントロールできなだろう。打ち上げるだ

けならさほどの技術はいらないと思う。あとは野となれ山となれ

か。ある筋から強要されての平壌市民の熱狂なのだろうが映像が

流れる度におバカな国だと思う。まだ30代とも言われる領袖の

しまりのない体型や表現しようのないへんてこりんなヘアスタ

ル、たらに勲章を胸にぶら下げた軍幹部、膝を曲げずに行進す

る軍パレードあそこまで一糸乱れない集団はもはや人間ではな

く操人形だ。もうし人間らしさを演出できないものかと嘆息

するつか必ずやってくるこうした恐怖政治反動が怖い。

制御技術が未熟なだけに、事前連絡の全くない打ち上げは危なっ

しくて難されて当然。開発そのものはかの国の権利だろうが、

治体制も含めて他国の迷惑を考えないあまりにも自分勝手な暴

だ。

 

調子に乗って長々と駄文と連ねました。最後までお目を通して

ただき感謝感謝です。

(追記) 案じられることが現実となった。落下の10分前に成

田発パリ行のエールフランス機がこを通過したと報じられた。 

8/2 午後7時のニュース

 

 

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