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toboketaG の春夏秋冬 

雑文、雑感、懐古話そして少しだけ自己主張。
土曜日をベースに週1~2回の更新が続けられればと思っています。

555-030501老眼が進む

2021年04月30日 | もろもろ

当たり前だが、場所が変われば見慣れた山の形もかなり変化する。ここは前橋市郊

にある赤城山が作り出した古い小さな寄生火山のような小丘陵にある神社の境内。

全山ツツジに紅色で包まれると聞いたので行ってみた。その表現はオーバーだった。

頂上近くで辛うじて見つけた一叢のツツジを入れて普段と違う榛名山を一枚。

 

まめに出歩くと珍しいものに出会う。途中で見かけた秋の黄葉したイチョウそっくり

な色調の樹が目に入る。ユウゼンケヤキと樹下の説明版にあった。やがて葉の色が緑

に変わり秋になるとまた黄葉または紅葉するのだろうか? 後者だとしたら信号機と

同じだ。

 

 

この年齢だからしかたないが、老眼が確実に進んでいる。

文庫本を電子版で読むようになって久しい。有料なのは仕方ないが、文字を拡大し

て自分の目に合わせられるのが素晴らしい。その見返りとしてスマホだと画面に少

量しか表示できないのは我慢しなけらばならないが、片手で持ち親指一本でページ

めくりができる機能があるのでさほど苦にはならない。パソコンを使えば文庫本2

ページ分が大きな文字で表示されるので遠近眼鏡だけで楽々読める。

しかし本代が嵩むので、年金生活者には図書館通いも欠かせない。「街道をゆく」

を読み終えたので紙本に戻る。

やはり素では字が小さくこんな卓上拡大鏡の世話にならないと目が疲れてしまう。

 

ひと月ほどブログのレイアウトに背景色に黒をセットしてみた。素人写真も引き立

が、文字はコントラストが強すぎて読んでいくと目が疲れるなと思っていたら、

る読者から知人を通じて同様な指摘があった。

R子さん、こんな感じでどうでしょうか?  平穏な療養生活を過ごされんことをあな

たの故郷の地からお祈りします。

 

原稿作成時点で東京都のコロナ感染者数が再び1000人を越えたとの報道があっ

た。毎回不思議なのだが感染者数を発表する際に母数となる検査数はなにゆえに示

さないのでしょうか? 同じ千でも母数が万と十万ではかなり意味合いが違う。

感染者数だけが刺激的な表現を付せられて一人歩きしている。煽りたてるような

道に疑問を抱く。

ここまできたら早くワクチンを手に入れ冷静に接種進めていくしかない。鉄砲玉

なしで戦うのももはや限界に近づいているのではなか。どうしてこんなにも遅れ

をとってしまたのか、同世代の財務大臣は能天気とを言っていましたね、さす

がに最近は口にチャックをしているようですが。

政治の責任は大きい。

 

 

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554-030424司馬遼太郎著「街道をゆく」を読み終える

2021年04月23日 | 小説・映画・など

ご存じ太宰治の生家「斜陽館」。GoogleMapのstreet viewより拝借。

2年ほど前から読み始めた司馬遼太郎著「街道をゆく」の国内編30巻を先日すべて読了し

た。何回か本ブログでも取り上げたが、読み終えたので再度感想を記したい。

これからの人生で現地の空気を吸えるところは取り上げられた各地のうちせいぜい2か所だ

ろう。疑似日本一周の旅だったがネット環境の充実で居ながらにして新鮮な風景や各地に伝

わる歴史風俗を知ることができ楽しく有意義だった。第一級の知識人司馬氏の案内は多岐に

わたり、その知識の奥深さに驚嘆した。

シリーズを読み終えた今、実際に行って、見て、泊まって、食べて、空気を吸い、できれば

現地の方と話しがしたい街が厳選して三ケ所ある。

岐阜県古川町

徳島県脇町

愛媛県吉田町

いずれも歴史の古い町並みが感動的。北海道を除いて都市近郊の風景はどこに行っても変わり

映えしない似たような感じだが、少し都市部から離れると日本的な懐かしい風景は存外残って

いるものだ。それが住む人にとり快適か否かは別として。

太宰治の地には行ったことはないし今後も行くことはないだろう。前橋刑務所のレンガつく

りの重厚な壁。この一枚は実写でこの通りは何度も通った。斜陽館のレンガ塀と同時期にも

のだと思うが、規模が段違い。現地を踏んで撮った写真とGooglemapの写真。稀には実写な

らではのまぐれの一枚もあろうが、通常殆ど優劣はつけにくいほど気軽に知らぬ土地の風景

をパソコン上で見られる。地理好きの私にはたまらない道具立て。

 

机を離れて足腰鍛錬を兼ね火曜日に甘楽町の南に位置する白倉神社並びに天狗山を歩いてき

た。

  

20年前に一度登った時は沢沿いの小道が白倉神社まで続いていた。その記憶を頼りに歩く

はずだった。しかし今回現地は大変なことになっていた。数年前に西群馬一帯に大きな爪痕

を残した台風の豪雨時と思うがあの風情ある道がズタズタになっていた。行程の半分は完全

な沢歩きを強いられた。

 

 

廃屋寸前になってしまった白倉神社旧本殿と天狗像を見てから短い急登を経て天狗山山頂に

到達する。新緑に彩られた山頂は誰もいない。鹿の食害から植林された杉苗を守るためのカ

バーが異様な感じ。

帰りは往路の荒れた沢を避け、山頂から北に続く尾根(写真右奥に続へ)を降りようかと思

い迷う。しかし80歳目前の老人が単独で未知の尾根を降るリスクは高い。安全第一で登っ

てきた荒れた足場の悪い沢を用心深く降りる。帰宅後ヤマレコの諸兄の山行記録を見たらこ

の尾根ルートを歩いた記事が目に留まる。私でも歩ける程度のルートだったことが解った。

残念だったが、それでいいのだ。

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553-030417桜ちりつぎは新緑見て歩き

2021年04月16日 | 花・樹木

概ね400度目の芽吹きが始まる。ここは国道18号線(中山道)の豊岡地区に残る貴重な一里塚。

説明版によれば慶長9年家康の指示で五街道に一里塚として植えられた榎の数少ない現存樹。この

春も元気に芽吹きが始まった。

昔からの中山道はこの場所の前後でバイパス工事により付け替えられているが、ここだけは拡幅こ

そされたが一里塚の位置は変っていない。400年間道路標識としての意味を保ち続けている。今

は跡形もないが江戸に向かう次の塚は高崎宿に、逆に京都方面は安中市原市あたりと聞く。

多くの有名無名の諸子がこの樹の下で歩いてきた道のりを振り返り確認し、一息いれて次の一里に

向け腰を上げた。伊能忠敬も狂いのない正確無比の歩幅でこの樹の横を通過していった。

 

車で一山越えて20kmほど走って甘楽町に到着。10日前この城下町の雄川堰沿いの1kmの街

道は花吹雪で包まれたはず。そこは通過してある名将の墓を見に行く。戦国一の有名人織田信長の

次男信雄を初代とした小幡藩主織田家累代の墓。

20年ほど前にきたときとすっかり様変わりしていた。以前は7基の墓石はむき出しだしでこの場

所に一列に並んでいた。地元産の石は加工し易さの反面もろく風化が激しかった。心配した町がこ

んな立派の建屋を作って風化から守ったのだろう。ついでに周囲を整備して公園風にした。この町

は以前からこうした面に思い切った予算を使っていた。町の規模に一見不釣り合いな公園や施設が

充実している。

 

何冊か読んだ戦国武将の物語では総じて信雄の武将をしての評価は低い。親との比較で見られて気

の毒な気もする。本能寺の変で長男信忠は憤死、ご承知のように光秀を討った秀吉は清須会議の席

上、信忠の子わずか3歳の三法師を世継ぎとして強く推す。次男信雄が後見人という選択肢もあっ

ただろうがそれも消えた。その秀吉の方針に異を唱える信長麾下の武将との闘争を経て、秀吉VS家

康の小牧長久手の戦いにつながっていく。地元紙に家康を主人公にした安部龍太郎の小説が現在掲

載中でそこに頻繁に信雄が登場する。

 

関ケ原の戦いを経て天下は家康のもとに統一されるのだが、信雄は何の縁もない上州小幡藩1万石

大名としてこの地に配流される。武将としての評価は低い信雄も文化人としてはなかなかの素質が

あったようだ。叔父にあたるのだろうか織田有楽斎という有名な茶人を織田家は生んでいる。そん

な血筋が信雄をして荒々しい上州の風土の中で他の藩にみない文化の香り高い藩を作り上げていっ

たのか?

 

小規模な侍屋敷抜けていくと雄川の崖上に楽山園というなかなかしゃれた日本庭園に着く。長らく

埋もれていたものを近年整備したもので、まだ人工的な部分も感じられるが今後歴史を積めば名園

として世に知られるようになるだろう。

 

         

織田家7代の墓石の傍らの荒れていた竹林を思い切って伐採したところがあった。繁るにまかせて

いた厄介者の竹やぶも伐採次第でこんな風情あるものに変わるのだと感心したので撮影してみた。

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552-030410県北部の桜も素晴らしい

2021年04月10日 | 花・樹木

県中央部の桜の花は散り始めたが、北部は1週間は遅れる。沼田城址の桜をはじめ見どころが多い。

県央と異なり昔ながらのエドヒガンや枝垂れの古木、集団で美を競うというよりも集落や農地に溶

け込んだ風情豊なのが多いのが魅力的。

各地でたくさんの魅力的な桜を見てきたが、花はもとより木自体の姿が素晴らしいと思うので沼田

市郊外発地集落の苗代桜を紹介する。山並みが集落に降りてきた突端の比高10mほどの丘に咲く。

 

偶々、この樹の周囲に広がる農地の持ち主の奥さんが農作業をされていたので、声をかけてお話を

聞く。今年の開花は例年よりかなり早い様子。「いつもながらいい枝ぶりですね!」と語りかけた

ら、「この冬に左側の主要な枝の一本が折れてしまった。咲くまでに片づけようと思っていたが例

年よりかなり早い開花になって作業が間に合わなかった・・」と嘆いたおられた。樹齢は450年

とのこと。

苗代桜の基部が醸し出す450年の風雪を経てきた貫禄に圧倒される。

 

更に発地川に沿ったこの奥に古木があり、花咲に通じる峠をトンネルで越えたにこれも素晴ら

し大王桜が孤高に咲くのはもう少し後か? 以下は平成25年春の撮影です。

ここに来るまでに通過してきた昭和村からの眺望。植付準備が済んだ農地が発する春のかおりと

武尊山の雄姿を間近かに見る。

 

片品川を渡って沼田市に入る。発地まできて雪代が出始めた渓流にしばし見入る。かってこの川で

も楽しんだヤマメ、イワナ釣りが懐かしい。残念だが足元が不安定になり、危なくて渓流を安全に

遡れない。

 

その渓流に沿った畑地の中にひとり孤高に咲くエドヒガン。

 

近づけば、樹形は苗代桜と異なるが、これも素晴らしい畑のあぜ道に見事に咲いたエドヒガン。

かっても今も傍らの墓地に埋葬された代々を見守ってきた鎮魂の樹なのだろうか。

 

桜の種類をエドヒガンと書きましたが、正確な名称は違うかもしれない。ソメイヨシノでない

ことだけは確かです。

 

そして

一部の設定を変えようとしていたら、白黒が反転した画面になってしまった。なかなか元に戻

りません。でも黒が背景になると、文字は読みにくいが、下手な写真でも引き立つようになり

写真展みたいで悪くないなといった感じ。暫くこのまま様子をみてみましょう。

 

 

 

 

 

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551-030403新しもの好き(ahamoに挑戦)

2021年04月03日 | パソコン・IT

だれが撮ってもそれなりの写真が保証される撮影適地の藤岡市七輿山古墳にて。

 

開催できるか否かいまだにはっきりしない東京オリンピック。その聖火リレーが群馬県を

駆け巡った。この聖火がこの古墳の桜を左脇に見ながら翌日通過したはずだ。

全国レベルでも有数な規模の古墳はいまだ詳細には発掘調査はされていないと聞く。それ

がまた想像を掻き立てる。そして優しい曲線を描く古墳の斜面と松と桜のコラボが素晴ら

しい。誰が撮っても様になる一枚を手にすることができる。

 

新しもの好きというのは、精神的にはまだ若さが残っているということか? 自分に都合

よく受け止める。

ドコモスマホのahamoという新しい料金体系が3月26日から受け付け開始になった。

20GBなんていうデータ通信量は使いようがないと無視を決め込んでいた。外でのネット

接続に少し注意を払いながら1GBの契約で3年間問題なく過ごしてきた。

 

しかし長年のドコモユーザーとして気にはなったので詳しく調べてみた。

どうやら今の契約より安くなりそうだ。これはトライする価値はある。そこで受付開始日

の密は避け、3日後にネットでの契約に挑戦してみた。

 

これがあたらしいahamoの契約内容。

 

この内容で従来よりおおむね1000円安くなった。詳しく説明してみます。

① 確かに内容が非常にスッキリした。 XX割引という何かよくわからない値引きがない。

② 基本使用料で5分間無料通話が可能。しかし男の私の通話はこの範囲で収まるが、最

  近のなにかを電話で問い合わせで頻繁に耳にする「ただいま電話が大変込み合ってい

  ます」というメッセージ。かけ直しても同じなので、そのまま延々と待たざるを得な

  い。とても5分では収まらない。1000円払いかけ放題契約にした。

③ あんしんセキュリティ利用料200円。 ウィルスバスターのスマホバージョンを常

  駐させているので不要かもしれないのだが?

④ 携帯補償サービス500円。 補償保険料は心配しだしたらキリがないのだが・・

それに端末の分割払い分と画面にはないユニバーサルサービス料3円と消費税が加わり

   合計5877円。  1000円ほど安くなった

 

端末の分割払いが終了し、通話時のストレスはたまるを承知で通話は5分以内と割り切れ

ば究極の使用最低料金月額は  2970円  昔の固定電話料金より安くなる。他キャ

リヤや格安スマホ業者は今後この料金レベルに収斂せざるを得ないだろう。私の場合は支

払額の概ね半分になる。現状では革命的な料金だと実感した。

しかし、

私は長くドコモを利用してきたので何とか出来たが、ドコモが言うようにネットでサク

サクの契約手続きとはいかなかった。あれやこれや不慣れもあるが半日を要した。年寄

りにはハードルが高い。まだ始まったばかりでこれから問題点が出るかもしれない。

 

なお私は5Gを体験しないままスマホ生活を終了することになるだろう。それほど必要

としていない。

 

 

 

 

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