toboketaG の春夏秋冬 

雑文、雑感、懐古話そして少しだけ自己主張。
土曜日をベースに週1~2回の更新が続けられればと思っています。

623-041228我が家に代々続いている年末恒例の作業

2022年12月28日 | 季節の変化

ウクライナ戦争や安倍元総理の悲報などこれからも記憶に残る出来事が多発した一年も終わりとなる。

私個人としては病や痛みに苦しむこともない比較的平穏な年だったようだ。来年特にウクライナやロ

シアの一般市民が苦しんでいるこの戦争が終結し、命の心配がない日々が来ることを強く願う。

 

老夫婦二人だけの年末は大したことはない。それでも一通りの正月料理を帰省する二人の息子家族の

ためにと老妻はそれなりに張り切っている。私はと言えば年末に代々の家族の誰かがやっていた作業

に精を出す。

 

私の父の病気治癒の祈願のために、70年程昔に祖母が宮大工に頼んで作ってもらった神棚。作りは

質素だが幅が1m近くある。この欄干の柱の頭にはめ込まれた擬宝珠を磨くこと。祈願の甲斐なく若

くして逝った父、祖母亡き後母親がその作業を継ぐ。やがて私に引き継がれ結構根気のいる作業を当

時は仕方なくやっていた。更に我が子たちが小中学校時代がそれでも嫌がらずに続けた。そして子供

たちが育った後は再び私の年末の恒例作業に戻ってきて今に至る。

 

ピカールという研磨剤を古手ぬぐいにつけて磨く。擬宝珠は銅に金メッキを施したものだが磨き上げ

ると金色に光り輝く。一時間ほどの作業をしながら孫たちを含めると5代となる世代に思いを馳せ、

今年一年を振り返りくる年の安らかならんことを祈る。

 

暮れが押し迫った頃に老妻が白内障の手術で入院したりして、雑事多忙となり2週間ブログを休んで

しまいました。

 

皆様にとり来年が良き年にならんことを祈念して本年最終の記事とします。

 

 

 

 

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622-041211節約、せつやく

2022年12月11日 | もろもろ

ウクライナ戦争勃発以降各種エネルギーの高騰が続いている。政府もいろいろと手を打っているよう

だが食料品はじめ諸物価の値上がりがきつくなってきた。私の命の水のお酒も2割近く値段が上がった。

酒なんて一般には必需品ではないが、これが楽しみに生きている者にとっては辛い。

自分の書斎は我が家の一階の一区画に設けてあるが、都市住民の悲哀でこの時期から春先まで前の家

の影になって日が差さずにストーブなしでは寒くて仕方ない。倹約倹約と言われると何か考えないと

いけない。

 

昔子供たちが育った2階部屋は日当たりは良いが、連れ合いの趣味の品々で殆ど物置と化してしまった。

改めてそこの一部畳2畳ほどを整理してもらい、簡単な机を設置して私の占有スペースとした。

幸い当地群馬県南部は冬の晴天率が全国有数。晴れていればこの部屋の温度は11時ころには19℃。

午後3時頃までは22℃を越える。冬季限定の格好の書斎ができた。このスペースには最低限の物し

か置かずに、必要なものは持って上がる。

 

写真左のかごには読書に必要なタブレットの他雑記帳のノート、世界及び日本の地図帳、スマホ、ちょ

っとしたおつまみなどが入る。これを持ってその日の天候に合わせて炬燵や一階の書斎、場合によって

は寝室まで持ち運ぶ。

 

今日もこのブログはぬくぬくとした温室のような2階の部屋で書いている。記事が完成したので投稿ボ

タンをクリックした。さあこれからお昼寝時間まで読書だ。

 

今読むのは電子本Kindle の半藤一利著「それからの海舟」。 先祖が新潟県出身の勝海舟の維新後の生

活の様子を雑談風に記述した内容。著者も長岡出身。江戸っ子の主人公をこれまた事実上の江戸っ子の

著者という組み合わせ。海舟を嫌う人例えば福沢諭吉や政治観の異なる小栗上野介らやこれまた意見の

合わない大久保利通とのやり取り、生涯の理解者だった西郷隆盛とのやり取りが面白く書かれている。

偉大な評論家、皮肉屋といった維新後の海舟の生涯だった。

 

日差しがたっぷりと差し込む部屋での湯呑に入った日本酒をちびりとやりながらの好きな読書は楽しい

ものなり。

 

 

 

 

 

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621-041204納めの月

2022年12月04日 | もろもろ

令和4年も最後の月となる。

時間が自由になる身なので、年末の掃除に早めに着手する。時間がかかるし多少の技術が必要な

ガラス拭き、我が家は普通サイズの窓の上に採光を考慮した結構でかい上の窓がある。その窓の

上端部は4mほどの高さになろうか。清掃のプロが使うワイパー型の窓ふきを使用してやるのだ

が、拭くには脚立が必要となる。当然この役割は長年私の役割。連れ合いからは頼むから脚立か

ら落ちないでとくどく言われる。

 

脚立から落ちれば大変な事になるので言われるまでもなく慎重に作業する。こんな時若き頃のめ

りこんだ岩登りの基本中の基本の3点確保の経験が役に立つ。すなわち手足4本のうち、三本は

岩に捉まる、残った1本が次の支点を探して岩角を探る。脚立に登るとき下るとき、道具を受け

渡す際もいずれか3本を支点とする。脚立はしっかりと据え付けて揺るがないかも確かめる。

こんな注意をしながら今年も問題なく我が家の高所作業が終了してガラス窓がピカピカになる。

部屋に差し込む太陽光がまぶしい。

あと何年この作業ができるだろうか? いいとこ5年かな。

 

 

 

 

 

 

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