5月に登った安中市と富岡市の境にある崇台山からの眺め。重なり合う山並みの中でひときわ目を引く山容が今回登った
小沢岳。下仁田町を抜け、南牧川を渡り青倉の石灰採掘会社の脇を抜け、奥に進むと少しで登山口に到着する。
その途中で見上げる頂が小沢岳。どこから見ても目立つ山の姿。
先に2台の車が駐車していて、登山者はすでに出発していた。迷いようもない道を進んでいくが、去年の台風
の影響か道は溢れ出た水で浸食されてかなり荒れていた。
こんな個所は序の口で上に行くほど荒れ方がひどい。しか不安を感じるほどではないので、足首をひねらない
よう慎重に足場を選んで進む。25年ほど昔に一度通ったことのある道だが、印象がまるで異なってしまって
いる。あの時は渓流に沿った穏やかな道だった。
40分ほどで頂上から南に延びた主尾根に出る。前回はもっと明るい開放的な尾根だったが、今は木々が成長
し暗くはないが見通しが悪い。落ち葉の積もった尾根を少し外れた道をのんびりと歩く。この時期ならではの
嬉しい山道。上に行くほど木々の葉が落ちて明るくなってきた。
こんな地層は大昔、ここが海の底だったことを語っている。
西側が開けた。浅間山が見える。下の集落は南牧村雨沢あたりかも。
小沢岳頂上に到着。前回は周りの木々はまだ低く、西上州の山々の絶好の展望台だったが、木々が成長して足下
に見えた小沢の集落は見ることができなかった。
のんびりと歩いて2時間弱。途中で下山してくる二人ずれと山の挨拶をかわし、頂上では他のご夫婦と会話。
晩秋ならいやなクモの巣もヒルにも悩まされることない。汗かきの私でも大した汗はかかず、たっぷり持ってき
ボトルの水はむなしくほとんど持ち帰ることとなった。