toboketaG の春夏秋冬 

雑文、雑感、懐古話そして少しだけ自己主張。
土曜日をベースに週1~2回の更新が続けられればと思っています。

577-031030久々の遠出

2021年10月30日 | 旅行

 

新潟県十日町の「美人林」という名称に引き付けられた。そこには感動的なブナの美林が拡がっ

ていた。

 

コロナ一服感もあるが、再度の感染拡大が起こる可能性も否定できないでいるこの頃。

この際にと過去何度か計画するも実行できなかった新潟県魚沼地方の清津峡へ旅する。ついでに、

いくつかの名所を訪ねる。

 

先ずは日本の代表的な渓谷美とし知られる清津峡へ。自宅から関越道経由で2間余で到着。

駐車場から何歩も歩かないうちに渓谷の左岸を貫く600mほどのトンネルに入る。事前にネット

予約しておいた入場券はこのご時世で入場人数の制限がされている。10日ほど紅葉盛期には早か

ったがその素晴らしい渓谷美には触れられた。地質好きのタモリ氏なら飛び上がるほど喜ぶでしょ

う。

トンネル内に3カ所ほど横穴があり外の豪快な景色が覗ける。豪快な柱状節理はここの売り。

こんなアートもあって驚かされる。

 

  

翌日はスキーシーズンには何度も来ている苗場スキー場へ。

そこから隣の田代神楽スキーエリアまで長~いゴンドラに乗って移動する。ゴンドラから見る山々

沢筋は紅葉の最盛期だった。尾根沿いはブナの黄葉主体だが、空中から横断する清津川最上流の沢

筋はポスターのような光景が眼下に拡がっていた。

 

関東平野は晴れていたが、日本の脊梁山脈を越えると小雨模様の天気だったのは残念だった。この

列島の宿命なので仕方ない。すべてに100%を望むのは贅沢というものだろう。

 

冒頭に掲げたブナ林は素晴らしい。奥利根に分け入ればブナの森はあちこちで見られるが、こんなに

素直の伸びやかな光景は初めて見た。大正期に炭焼きの原料として皆伐されたに自然と自生したブナ

をここだけは地元の皆さんが見守ってきたらしい。豪雪地帯によくぞこれほど素直に成長したものだ。

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576-031023若手作家の時代小説は面白い

2021年10月23日 | 小説・映画・など

昭和村の道の駅にあった看板にあった写真。日本有数の河岸段丘と赤城山北面の盛り上がりが素晴らしい。

 

喜寿を通過した10年前は身体の変化を余り感じなかったが、傘寿を目前にする身はあちこち

不具合が生じいささか戸惑っている。80才越えは大きな壁だ。周りの同輩も似たような感想

を話しているので、私だけが悪い訳でもなさそうだ。加齢による頸椎狭窄があるようだ。左の

腕部の日中の不快な痛みに悩んでいる。

 

さて、そんな日々の中、面白い本に出合った。

戦国時代の武将、荒木村重を主人公にした時代小説。 

時は戦国、毛利攻めの最前線に布陣する羽柴秀吉軍。毛利と対決したまま戦況は膠着状態。

伊丹有岡城の将、荒木村重が突如織田に反旗を翻す。織田方有数の猛将村重の裏切りは、

秀吉に大きな衝撃を与えた。織田本隊と完全に遮断されてしまう。秀吉は信頼する黒田官

兵衛を派遣して村重の翻意を図る。しかし村重は官兵衛を地下牢に押し込め、籠城作戦で

攻め来る織田軍と対峙。籠城1年余で形勢は織田軍有利となり、村重は城を捨てて逃亡す

る。間もなく有岡城は落城し、多くの将兵がその家族まで含めて惨殺される。

村重はひとりその後の7年ほどをしぶとく生き延びる。

この経過は司馬氏はじめ多くの作家の作品の登場するので承知はしていた。村重は配下の

将兵をを見捨てた将として後世の評判は悪い。

 

この作品は悪名高い村重の落城に至るまでの心理の変化を牢に閉じ込められた官兵衛との

絡みに触れながら推理小説風に描く。敗色濃くなり、牢中の官兵衛の助言で村重自ら毛利

の援軍を求めるため部下数人と城を脱出する。付き従うと思っていた部下の大半は長期の

籠城で村重の采配を疑問を抱き始めていた・・

 

この時代のメジャーではない教科書にも載らない人物を取り上げた小説は面白い。以前読

んだ松永久秀も面白かった。久秀といえば必ず出てくる筒井順慶や足利6代将軍義教なん

かも興味ある。

 

 

 

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575-031014toboketaG再開します

2021年10月14日 | お知らせ

一ヶ月間ブログの更新を休んでいたが、再開への気力が戻ってきたので今回から元に戻ります。

 

現役を離れて数年経過した傘寿目前の爺は意識しないと世の中の動きと無縁になり孤独になっ

てしまう。孤独には強い性格だと豪語していたが、やはり弱いもんだな! が正直なところ。

そのことが如実に味合わされたのが、日本ブログ村のこのランク表。

更新中止した時点での70歳代のランクは51から70位前後をうろついていた。

休止している間に圏外になってしまった。予想されたことだが、こうして事実を突きつけられ

ると、なにかつま弾きにされたような寂しさを感じてしまった。

いったん圏外に去ったものを戻すのは相当に魅力的な内容でないと読者の目にとまらないだろ

うと思う。照ノ富士のようなわけにはいかない。新しい機軸を打ち出す能力は持っておらず、

今までの延長の平凡な内容にならざるを得ない。

と、いろいろな思いが交錯するが、せっかく10年続いてきたものを、ここで止めるのも口惜し

い。書くことはボケ防止になるのだから改めて気を取り直してみましょう。

 

我が家の狭い庭にも春のような華やかさには欠けるが、地味で控えめの花が咲いて秋本番の到来

を告げている。

コロナの新規感染者数も明らかに激減している。振り返れば菅前総理も大変だったと思う。一途

にワクチン接種を進めてきた政治姿勢はここにきて評価されるようになった。苦労の成果を自ら

手で受け取れず複雑な心境かも? アベノマスク等のまずい初期対応で失敗した安部元総理との

比較で辛い期間をよく耐えていただいたと感謝したい。その安部・麻生傀儡政権と言われたりす

る岸田総理の手で本日衆議院は解散した。1年後はどんな政治状況になっているのか・・・

 

 

車の中からこんなシーンを撮影した。トラックが頭から石垣下に落ちる瞬間ではありません。

運転手は運転席にも周囲にもおらず、明らかに停車している状態。何故こんな危険な停め方をした

のか? 運転者が自分の技量を自慢したかったのかもしれませんね。

 

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