toboketaG の春夏秋冬 

雑文、雑感、懐古話そして少しだけ自己主張。
土曜日をベースに週1~2回の更新が続けられればと思っています。

209-270228山麓から見て登りたい山

2015年02月28日 | 山登りというより山歩き

  世代交代(群馬の森にて)。 こんなに惨めな親木にならないうちに世代交代ができました。

 

麓から見て、形の良い山には是非登ってみたい気持ちが強く湧く。 今榛名山群の三峰山という名の山へ

登ることを計画している。 写真の④と⑤のほぼ同じ標高の二つの頂とそれを繋ぐ尾根が非常に魅力的。 

しかしはっきりとしたルートは地図や案内書にはない。 自分で見つけるしかない。 それがまた楽しみな

んですが。 比べて見ればスケールはけし粒ほど小さなものだが、ヒマラヤで未登攀のルートを捜しながら

登るに似る。年齢を考えればこの程度で充分です。

 

榛名富士の左に見ることができる山であり、会社の屋上から見ると、山群の中心にある地味だが安定感のある

山容の山です。 国土地理院の地図では登山道が全く表示されていない。 自分でルートを見つけるしかない。 

天候が安定したら自分でルートを探しながらたどってみようと予定している。 

①→②→③→④→⑤→⑥→① とたどってみたいが、③の1133mピークにどう取り付くかが問題。 本番前

に現地の偵察が必要かと考えている。 ⑥か⑦の尾根を下ってみたい。

 

榛名山程度の山だと、全く人の入らない尾根はまずないだろう。 いつか誰かが通った跡が残る。場合によ

っては木の枝に目印がついていたり、市町村の境界杭が埋められていたりする。 それでもほとんど人の入

らない尾根は木々が枝を張り、その根元は笹に覆われていて登山道といえるようなものはない。 そこを地図

と周囲の状況から今自分がいる位置を確認しながら登るのは、好きな者にとってはたいへん魅力的である。

いよいよわからなければGPS機能を使えば最大でも10mほどの誤差で自分の位置がわかり、もし間違えた

道をたどっていれば即座に修正可能である。                          

                              

とはいっても、登ったことのない山は不安はある。 先日本番の前にルートの偵察をしてきた。 

事前に途中までの状況が判明していると、気持ちから不安感を取り除ける。 尾根の木々が芽吹きだしたころの

好天を見計らって本番の登山を実行してみよう。

その周辺の地形図を添えてみた。無事に予定のコースを完走したら写真入りでまた紹介したいと思います。

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208-270221こんな自己流健康法をやってます

2015年02月21日 | 介護・医療・健康

   我が家の狭い庭も、もうすぐ春ですね・・・(2月17日撮影)

 

体調を良好な状態に保つために、いろいろやっている。 季節が良ければ自転車や山登りをして体力の低下を

防いでいる。 冬はスキーという楽しみもあるのだが、リフトで高所に届けてもらいあとは地球の重力に委ねて滑

り降りるだけなので運動量は大したことはない。 回転時の反射神経とバランス感覚を磨く程度の運動量か。

我が社が経営するトレーニングジムでランニングマシンを使ってみたが、 なにかモルモットになったような感じが

してなじめなかった。 やはり歩いたり、自転車は自然の中で季節の風を感じながらやるのが一番。

 

 

寝る前の自己流体操。 その中でもう30年は続けているのがある。 テーブルの足に使う木製の丸い棒。この上

に足を乗せて前後にゴロゴロやる。 足の裏のつぼを刺激して気持ちがよろしい。青竹踏みのようなもの。

150回もゴロゴロしていると胃袋の辺りに明らかに何かが沁み出してくるような感じがする。 胃のストレスが緩和

されているのではないかと勝手に解釈している。 これと相撲の四股踏み十数回。 四股踏みだけは男性のもの。

股関節の強化には男女を問わず効果的と思うが、女性がやるとどうも色っぽくなっていけない。

 

食生活で10年続けている私なりの起きぬけ1杯のジュース。 ブレンド比率は野菜ジュース1/4、ヨーグルト1/4、

最後に牛乳を1/2としている。 甘すぎるのを抑えるために牛乳が半分を占める。

 

朝洗顔してこの一杯が1日のスタートである習慣はもうやめられない。どんな効果があるのか判然としないが、毎

朝のお通じが規則的であることぐらいか。 大腸がんを患った何人かの知り合いの話を総合すると、前兆として便

秘がちになる、便が細くなる、こんな症状が出ていたようだ。 幸いこのジュースのお陰か二つとも問題ないようなの

でこの習慣を今後も続けてみましょう。 

 

 

 

 

 

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207-270214勝者は歴史を脚色するものなのか?

2015年02月14日 | 小説・映画・など

  妙義神社拝殿の前庭にある銅製の灯篭に記された製作者銘、どうやって刻むのだろうか?

天明とあるので浅間山の大噴火前後、250年は経過している。

 

明智光秀一族を先祖に持つという著者が古文書を丹念に調べ上げた労作。 巷間知られているような信長に

対する個人的な恨みレベルであの事件を起こしたのではないと証拠を示しながら淡々と書き続ける。

この小説は昨年3月に図書館に予約を入れたのがようやく年が改まって手元に届いた。 それだけこの本を読む

読者が多く、それだけ読む価値のある小説なのだろう。 期待を持って読み始める。

 

 秀吉が変のあと天下取りを成し遂げた直後に「惟任退治記」(惟任とは天皇から光秀に下された官名)という

記録集を側近に命じて作成させた。  本能寺の変に関する種々の本はこの資料が元になっているという。

天下を取ったものは己の天下が長く続くように事実を自身に都合の良いように脚色して後世に残す。

光秀が受けた信長からの仕打ちに耐えていたのが、ついに破裂してあの変を起こして信長を討った。そして

10日天下と言われる僅かの時間の経過後、岡山から急遽引き返した秀吉に討たれる。 秀吉は信長亡き後

誰もが知るように信長に代わって天下を取った。 

 

これに著者は子孫として大きな疑問を抱く。 聡明なる光秀が短絡的に刹那的に信長を討つことなんかある

のだろうか?  信長側近の太田牛一の「信長公記」、東大寺の僧が残した「多聞院日記」等の古文書を丹念

につき合わせていくと真実はそんなレベルの問題ではなく、もっと壮大な覇権をめぐっての大きな動きがあった。 

光秀の軍勢が信長を討ったのは事実だが、彼は謀反人どころか不運の武将であった。 著者は先祖の汚名を

そそぐ意図はあるだろうが、読み進むにつれて、なるほど納得せざるを得なくなる。 公家の近衛前久が暗幕に

いた、これは加藤廣著「信長の棺」の筋立てである。 著者はこの説にも承服しない。 

信長が当時の中国の政権である明に攻め入る可能性が高く、これに危機感を抱いた光秀を含め家康、秀吉、細

川等の天下を狙う武将たちが信長を亡き者にする計画があり、信長は盟友家康を征伐する意図すらあった。

それらの謀略が複雑に絡み合い、結果的にあのような顛末になってしまった。 

決して信長への光秀の個人的な恨みからの乱ではない。 勝者であった秀吉は朝鮮征伐が政権の命取りになり

豊臣家は数年後に滅亡してしまう。 歴史の皮肉です。

なかなかうまく表現できないので、勝手ながら多くの読者がどう読んだかを述べたサイトを紹介します。

http://blog.goo.ne.jp/akechikenzaburotekisekai/e/4e3425e0401cf976d98925eb4b293ea9

 

歴史は勝者が自分に都合の良いように書き換えて後世に残す。 現代はそんな大胆なことはできまいが、情報

の伝達に時間のかかった400年前には十分のあり得ることと考えさせられた。

またときに思う。 歴史にIFはないとよく言われるが、今の状態がIFであり、事実は全く別だったのかもしれないと。

 

2月11日のインターネットニュースで、熊本市の室町時代から続く細川家から今まで目に触れなかった古文書や

手紙が数十万点発見されたと報じられた。戦国当時の有力な武将がやり取りした手紙も相当数含まれているという。 

この本の著者は自説を更に裏付けるためにそれらを読むことを切望しているだろう。

 

 

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206-270207初めて体験した全身麻酔

2015年02月07日 | 最近さわがれること

       この時期に相応しく好きな言葉・・・『光の春』  春まだ浅き用水路は光が乱舞する。

 

生まれて初めて全身麻酔を体験する。 20代で患った中耳炎の後遺症で左鼓膜に大小4個の穴があいて

いた。聴力検査で毎回指摘される。 聴力が右の半分以下ですねと。 現役時代から承知してはいたが、さ

ほどの不自由はなかったので現在まで放置してしまった。 泳ぎはご法度であったが他にできるスポーツは

沢山あるので別にどうということもなかった。

これから更に老化現象が進むと聴力も落ちるだろう。 まだ細胞に再生能力があるうちに手当てをしておこう

と決心し、今回近所の耳鼻科に紹介された伊勢崎市民病院のK医師の手で再生手術を受けた次第。

 

穴の周りを傷つけ、耳の後ろから筋膜を少し採取し、鼓膜に貼り付ける。フィブリノーゲンという血液製剤が糊

の役目を果たすのだそうだ。 傷つけられた穴の周りの細胞はその傷を修復しようとする。そのとき移植した筋

膜に沿って再生が進み、最終的には穴がふさがる頃には貼り付けた筋膜は耳垢となって消え、音に振動する

のに適した厚さの鼓膜が再生する。 それに要する時間は2~3ヶ月で成功率は90%。との事前説明を受け承

諾した。  

そして手術当日になる。 ここで全身麻酔をかけられる。 「麻酔科の塚越です。 点滴で麻酔薬を入れます。」

ここまでは覚えていた。 その直後から深い眠りに落ちたのだろう。 名前を呼ばれて目が覚めた時には全てが

終っていた。 全身麻酔で呼吸が止まるとは知らなかった。 したがってこの間は人口呼吸器がセットされたらし

い。 麻酔から覚めたときの感覚は実に爽快だった。不眠傾向にある私には久しぶりの熟睡感。

 

将来はSTAP細胞いやIPS細胞がこんな時に活躍するのだろうな・・・

肝腎の聴力の回復は記事作成時点ではまだ実感がない。

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