toboketaG の春夏秋冬 

雑文、雑感、懐古話そして少しだけ自己主張。
土曜日をベースに週1~2回の更新が続けられればと思っています。

671-060615木々が持つそれぞれの成長の限界

2024年06月16日 | 花・樹木

            

      

         この広場の独立樹は私の母校の小学校に自生して200年は経とう思われるエノキ

   の大木。

 

学校名は市立高崎北小学校。創立は明治中期の日露戦争の頃と80年史にあり、その後40

年が経過しているので現在120年の歴史を持つ。

もっとも有名な卒業生は故中曽根康弘元内閣総理大臣。私の入学当時は初の総選挙に臨み、

白く塗った自転車にまたがり選動を行った。入学間もない私にも周辺の大人たちとは明らか

に違う堂々たる体躯の熱血溢れる紅顔の美青年との印象が強い。同じ町内の生まれの方なの

で今でも懐かしい。その後のご活躍は皆さまご承知の通り。

その小学校の記念樹ともいうべきエノキの大木は、開校前からこの地に自生し、自由に地下

に根を張り、2年前までは横に大きく枝を拡げて繁茂していた。その年の台風の強風で向か

って右側に大きく張り出した太い枝が折れてしまった。運動場のほぼ真ん中なのにその時幸

いにも生徒のいない時間帯(たぶん夜間)だったので負傷者はいなかった。

左右不均衡になってしまった大木はその年の晩秋、すっかり葉を落とした反対側の枝も切り

落とし、縦長のスリムな樹形に変わった。

学校の若い女性教諭が様子を見に来た私にあのまま枯れてしまうのでしょうか? と問いか

けてきた。盆栽の世界では整枝して樹形を整えるのは必須の技。大丈夫ですよ、来春になれ

ば残った枝から新芽が出てやがて成長の旺盛なのが枝になり数年で整った樹形になりますよ

と答えた。

 

あれから2シーズン目、盆栽愛好家には大変好ましい、締まった樹形になりつつある。エノ

キの大木といっても高差は10メートルが限界のようだ。成長は横にならざるを得ない。今

回の整枝はきれいな樹形を保つためには、事件がなくともしなければならなかったと思う。

 

   

 

使い慣れたオリンパスカメラが去年の暮れから動作不安定だったが遂に動作しなくなった。修

理不能の時代物、取り扱いが楽だったので動くなら終生使用するつもりだった。この一週間代

わりに買いもとめたパナソニックLumixのミラーレスカメラの取り扱い書と奮闘していた。わた

しには初めての交換レンズ仕様のカメラだ。愛好者には常識である用語が私には難解のものが

多く、メーカーの違いもあり苦戦した。

結局カメラオタクではないので有り余る機能の中からできるだけ絞ったものだけ理解しようと

努めた。というよりそうしないと頭が混乱するだけということ。

とても使いこなすまではいかないようだが人生最後のカメラだ、更なる理解に努めよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

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