toboketaG の春夏秋冬 

雑文、雑感、懐古話そして少しだけ自己主張。
土曜日をベースに週1~2回の更新が続けられればと思っています。

682-20240831党勢立て直しは可能か

2024年08月31日 | もろもろ

                  夏の終わりを告げる入道雲か?

 

連日続いてた猛暑が台風10号が過ぎ去ると治まり、秋の気配が濃厚になるのではと期待する。さりながら最近は

激しい気候変動が当たり前なっているので耐えがたい残暑が襲ってくるかと心配にもなる。先日の東京港区を中

にした豪雨で時間当たり100mmという猛烈な雨には驚いた。地面の殆どが構造物やアスファルトで覆われたあ

の地域でこれだけの雨量の雨が降ると、捌け口を求めて地下下水に流れ込み、あの重いマンホールのふたが吹きあ

がってしまう現象もわかるような気がする。

台風10号は丸々2日間九州、中国地方で停滞気味で更なる被害が出るのではないか。窓外に目を転じれば、台風

から遠く離れた当地上空にも台の一番外側に雲なのか、南東から北西に向かって流れている。

 

先日、自民党二階氏が会長の超党派の日中友好議員連盟の諸氏が中国を訪問し、中国高官と意見交換をしたニュー

スが報じられていた。あくまで意見交換であり両国間で何かを取り決めを行うものではないと受け止めている。

その一場面、高齢で歩行が覚束ない二階氏の傍らに移動中にも付き添っているように見えるブルーの上着の女性の

姿に目を引かれた。

中国の趙楽際・全国人民代表大会常務委員長との会談後、記者団の取材に応じる二階俊博・日中友好議連会長(左から4人目)=北京で2024年8月28日、岡崎英遠撮影

よく見たら社民党の福島瑞穂女史ではないか! 

 

左には自民党の森山氏や公明党の北側氏が並ぶ。少し離れて小渕女史もいる。奥にいるのは小泉法相か。?写って

いないが立憲や共産党の議員もこの中にいたのか?

会長は別格として各党の重鎮が並んでいると思えば、解党寸前まで小世帯になってしまったとはいえ社民党の重鎮

として福島女史が並ぶのは不思議はないのだが、何か違和感を感じる写真だ。 議員数が衆議院1名、参議院2名

までになり存亡の瀬戸際の同党の存在感を維持するため、かっての党首だった福島女史のしゃしゃり出た感がし

しまう。

 

議員連盟とは何なのか? 調べたら自民党から共産党まで各党の重鎮が加入していることが解った。激しくやり合

う国会での関係とこの親密な関係とが頭の中で整合できない。台湾や尖閣、原子炉汚水の海洋放棄を巡っての駆け

引きや、経済の問題等政治的、経済的な問題山積の対中関係。こんなことができているのだら国会での論争でもっ

と実のある質疑をやれるだろうにと思ってしまう一場面でした。和服を愛する議員連盟などとはそもそも次元が違

う。日米に次いで重要な日中関係なんだから。

 

 

 

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681-20240824いっときの避暑にと思って行ったが

2024年08月24日 | 季節の変化

                 ススキの原と化したゆうすげの道

 

連日猛暑が続く。今年が特別に暑いのかと思って、過去の日記を振り返ってみた。旧盆を中心としたこの時期、

毎年ひどい暑さが続いていた。体感として今年の暑さが特別と思うのは、我が家の寒暖計が異常に高い値を示

しているわけではなく、老化現象が進み年々暑さに対する耐性が衰えてきているのだと思う。

 

数年間まではこの猛暑の日中に自転車にで40KM程走り、水分補給さえ充分なら自転車は風を切って移動

るから、却って健康によろしい、帰宅後にシャワーを浴びての冷えたビールはたまらないなどと豪語してい

のだ。さすがにもうそんな冒険はできない。夕方の散歩でひと汗かいてのシャワー後のビールで我慢するし

かない。

 

先日、たまには涼しい高原にでも行くかと意見が一致して榛名山のゆうすげの道に向かう。街は37度を超え

いる。100mにつきと1度弱気温は下がると頭にある、そのとおりぐんぐんと車外温度計の数値は下がっ

てくる。目的地はおおよそ1100mの標高なので27度あたりかと期待して現地に着く。一時25℃まで下

がった。

 

榛名湖畔の弱い風はさすがに気持ちが良い。ゆうすげの道を歩き始める。ススキが遊歩道を左右から埋める程

繁茂している。穂が顔や腕を刺激して痒くなる。何故か高原特有の涼風が止んでしまった。マツムシソウ、

吾亦紅や女郎花、シモツケソウが見ごろとなっていた。取り残されたようにユウスゲも咲いていたが盛期は過

ぎた。

 

 

ここで引き返せば大汗をかかないで済んだが、そこは里山歩き好き、スルス岩を経由して駐車場まで歩きはじめ

しまった。普段着のまま峠までの上がり下がりを繰り返す。尾根道で汗が大量に噴出してしまう。避暑どころ

なくなった。

その途中からみた相馬山。80歳位と思われる本格的な登山姿の二人のご婦人が降りてきたので立ち話する。

こちらから登る相馬山はかなりの急傾斜が続く。さぞお疲れのことでしょう。真夏の里山歩きはやめえておきま

しょう。一ヶ月我慢すれば秋の登山シーズンがやってくる。

 

 

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680-20240817パリの空の下

2024年08月17日 | もろもろ

                   地形の輪廻が始まる

 

中学校の地理の教科書に載っていた地形の輪廻。最初に何もない平らな地形があり、そこで雨水等の浸食が

始まり、幼年期、壮年期、老年期と長い時間をかけてまた準平原に戻るといった説明があった。

先日つれあいの学んだ郷原分校の裏で見かけたこの光景は、さしずめ輪廻のごく初期の段階と思える。廃土

の集積場に激しい夕立があり、一夜にして水の浸食が始まった。輪廻を模型にすればこんな感じなのか?

 

パリオリンピックが無事終了した。開催前日だったか、鉄道線路に破壊工作が行われ、不測の事態が起こる

のではと心配したが、開催してみれば前回と異なり多くの観衆が詰めかけ選手達にも励みになった大会とな

った。強く印象に残ったのは二つ、女子やり投げで金メダルを獲得した北口榛花選手。一回目から他を圧す

る投てき見せ、危なげない内容での勝利だった。表情がいい、醸し出す雰囲気が素晴らしい、休憩時間なの

かそこでカステラをもぐもぐ。今まで最もメダルに遠い競技だっただけにこの快挙には感動した。

 

二つ目。パリに行ったことはないが、ヘリからの中継画像を見ると、両国の江戸東京博物館で見た江戸の街

並を彷彿させる平板な街の作りに驚く。歴史的な構造物が目立つだけ。高層マンションなど見られない。

ビルの高さ制限が厳として存在しているのであんな光景になるのだろうか? 日本や中国あるいは中東の産

油国の大都市が剣山のように高層ビルやマンションが林立するのを当たり前に見ているので、これが歴史あ

るパリの街並みなのだとこれまた感動してしまった。

 

岸田総理が突然に自民党総裁選不出馬を口にした。立憲民主党の代表選も同時期に行われ、与野党ともに今

までにない混戦模様の争いになりそうだ。両党とも党員党友と議員だけの選挙であり、我々一般国民には選

挙権がない。その議員を選ぶのは我々なので不満を言っても仕方ないが、なにか釈然としないのも事実。

選ばれた新総裁が次の総選挙まで総理大臣を務める。総選挙の勝敗如何では新代表が総理になる可能性があ

る。こうした制度が健全とは思えないのだが、制度を変えるのは時間もかかるし大変なことだ。

半世紀前首相公選を旗印にした郷土の政治家、故中曽根康弘氏にして総理就任後は主張しなくなった。

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679-20240810新札まだ回ってこない

2024年08月10日 | 季節の変化

 

                   蚊取線香スタンドの目的外使用

 

ほぼ終日冷房を効かした部屋にいれば、汗をかかずに済むが何か体調がよろしくない。そこで隣の部屋は冷房

なしにしておいて、時々暖を取る(笑)。 庭に面したガラス戸は開けっ放しにしておいてむかしは当たり前だ

った自然の風に吹かれる。夕方が迫ってくると藪蚊が我がむき出しの脛を隙あらばと狙ってくる。寄ってこな

いように蚊取線香に点火する。新しい線香の箱についてくる薄い鉄板を打ち抜いたスタンドでは風情がないの

でアマゾンで瀬戸焼の専用品を買ってみた。

 

なかなか風情があり満足。しかしちょっと触れて倒すとすぐに割れてしまいそうでもったいなくて使えない。

そこで手頃の大きさの素焼きの植木鉢を使用する。少々武骨だが安定感が格段に上がる。盆栽で小枝整枝用に

使う細いアルミ線で線香が通る長さ1cm弱のコイルを作って消したい位置に移動セットする方法を試す。こ

れが大変具合がよろしい。消し忘れの心配もなし。 

瀬戸焼の方は机の筆立てとして使う。焼き物集めの趣味はないが、改めて見るとなかなかの絵柄で、きちんと

した和室の縁先で使用したら引き立ちそうだ。

 

ところで新札3種が世に出てから一ヶ月が経過したが、未だ手許に回ってこない。PaypayやSuicaに代表され

る支払いを多用しているのが原因だろう。本物の質感を確かめたいので先日支店を変えて2回銀行ATMで

1万6千円を引きだしてみた。共に旧札が出てきてがっかりする。前回の新札発行時には発券当日に手にした

記憶あり。もっとも現役時代であったので取引先の銀行の担当が気を効かせて持参してくれたのを手にしただ

けだが・・

今回は意図せずに回ってくるのをじっくり待つとするか。

 

 

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678-20240803昭和の雰囲気を楽しむ

2024年08月03日 | 季節の変化

               8月24日のお祭りの山車のお囃子のおけいこ

 

朝は老人らしく5時には目が覚めて起きだしてしまう。それから家庭内での私の役割があるので、涼しい

時間の散歩は日課としていない。日中はこの暑さのなかでは散歩は無謀だ。一度は大汗をかきたいので夕

食後に散歩に出る。

 

わが町の基礎は関ケ原戦後に井伊直政がこの地の領主になった時から本格的な街づくりが始まった。子供

時分は城下町と宿場町が併存したような昔ながら家並が街中を貫く中山道に沿って存在した。しかし高度

成長期以降道路の拡張工事等でよく言えば街中再開発、今にして思えば江戸を彷彿とさせた旧家屋は容赦

なく立て替えられて、何の変哲もない地方都市になってしまった。最近の街中の新規建造物の大半は高層

マンションでしかない。ますます街の風景が無機質なものに変わってゆく。川越の町の風景をみるにつけ、

将来を見据えた違った街中整備の方法もあったのではないかと思ったりする。

 

それでも旧市街地の町名は江戸時代を彷彿とさせる名称が今も続いている。鞘町、紺屋町、鍛冶町、連雀

町、白銀町、桧物町等々。

それらの町がそれぞれ山車を所有するので全市では40台くらいが丁寧に保存されている。大きさは大し

たことはないが台数が多いので一斉に繰り出すと壮観である。もっとも全部が揃うのは記念事業の際で、

普段の年は街の南北が交互に繰り出す。今年は北地区の番のようだ。

 

先ほどジムのプールで祭りの実行委員をしている知人と話した。今年は祭り50周年記念でほぼ全台数が

揃うとの情報を得た。

 

夕食後に散歩に出るとあちこちから夜の暗さを通して山車のお囃子稽古の横笛に混じった太鼓の音が聞こ

えてくる。横笛は大人たちだが大太鼓小太鼓は昔から小学生の役割となっている。家にいればスマホやゲ

ーム機を離せない子供たちが、大人の指導で太鼓の練習をする。祭りの開幕まであと3週間。みっちり練

習して当日にはその成果を披露する。

 

お祭り当日の喧噪の中にもはや入ろうとは思わないが、まだ昼間の暑さが残る夜道でこんな光景に遭遇す

るを、人生の半分以上を過ごした昭和が無性に懐かしくなってくる。

 

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