30年ほど前に当時唯一の超高層ビルであった霞ヶ関ビルから眺めた時は東京タワーの
みがひときわ目立っていた。 先日国立新美術館に出かけた際、近くの六本木ヒルズの展望台か
らみると相変わらずレッドタワーは目立つが、数ある高層建築物の一つとなっていた。
前回お約束したことを説明します。 学問的ではなく、あくまで経験的なもの
です・・・
空気取り入れ口にスロットルバルブ(以下バルブという)弁があり、アクセル
ぺダル(以下アクセルという)と連動している。
すなわちペダルを踏まないとバルブは最も閉じている状態、踏み込めばいち
ばん開いた状態になります。
よく説明できませんが、経験的にアクセルを踏む⇒バルブが開く⇒エンジン回
転の上昇となります バルブを開くとより多くの空気と燃料がエンジンに吸い込
まれ爆発力が上昇し、(ここに何故?があるのですが私には説明できません)
ニュートラル状態だと回転数はどんどん上昇し レッドゾーンを越えてさらに
上昇すれば、エンジンは破壊してしまうはずです。(試したことはありませんが)
通常の使用方法では、ニュートラルでアクセル一杯に踏んでも、反射的にすぐ
に離してしまいますよね。 したがってエンジンが過回転して壊れることはない
訳です。
現役の整備士時代に欲しかった車。二代目スカイライン と 日野ルノー
マニュアルミッションの1速で坂を登っているとします。 (クラッチは滑らない前
提で考えましょう)
坂の斜度が25度、30度、40度そして45度と急になってきました。 トヨタのラ
ンクルでも45度の急勾配は無理でしょう。 次第にスピードが落ちてきてやがて
エンジンの最低の回転数近くになるとエンジンは停止します。 このとき運転者は
アクセルを一杯に踏んでいてもです。
同じ力を発揮できれば、坂の角度がどうあれ、回転数は上昇していくはずです。
そうならないのは、その車のエンジンが持つトルクの限界以上には、いくらアク
セルを踏んでも、もはやエンジンの回転は上がらないからです。
車好きの方が、エンジンのトルクに注目するのはこんな事情なんでしょう。
マツダが世に問うている、スカイアクティブなるエンジンがあります。特にディー
ゼルエンジンは同じ排気量のガソリン車の倍近いトルクを生み出すそうです。
webサイトより拝借。 1500ccのディーゼルエンジンとは驚き。
バルブが開くにつれてエンジンの回転数は何故上昇するのか、整備士をやって
いた半世紀前から現在に至るまで私の頭にスッキリした回答が得られない禅問
答。
野球のバッドを二人で両端を持ち、互いに反対方向に回しあう場面を考てくださ
い。 一人が力を抜き、反対側の人が同じ力を入れ続けたとすれば理屈の上で
はその方向に無限に回転してしまうでしょうね。
すなわちアクセルとエンジンの回転数の関係は、そこにエンジンにかかる負荷を
考えないといけないと思うのです。
ここまで書いてもまだアクセルを踏むとエンジンの回転数は上昇するのか、頭の
中ではスッキリとしていないのです。