四万温泉で見かけた珍車
気休めでもいいかと思い腰部脊椎管狭窄症の症状から逃れるために四万温泉の日帰り入浴施設「清流の
湯」に行ってきた。湯上りに火照った体を冷やすべくかつ昼食のために四万川沿いの駐車場に車を置い
て、温泉街をぶらつく。草津という選択肢もあったが、私には湯温とその成分が強すぎる。その点四万
温泉はおだやかな泉質で療養には合っている。
短時間の入浴で何が変わるわけではないが、この痛みにいささかうんざりしていたので気分が良くなり、
少しは痛みが軽減したかのような大らかな気持にはなった。東京駅との直通バスも運行されているので、
鄙びた温泉の雰囲気を好んで訪れる都会人も多いようだ。昔ながらの湯治場の雰囲気を残しながら、結
構しゃれた土産店、カフェや食堂もある。その一軒でお切込みうどんを食す。大きな上州牛とイノブタ
肉がのせられなかなか美味かった。
冒頭の写真はこの散策の途中で見かけた日本では見かけない自転車。フロントが荷台なっているので、
リヤカーでなくフロントカーとでもいうのか? 近年経済発展が著しい東南アジア諸国で、ひと昔前に
は街中を走る写真をよく見かけた。リキシャという人力運搬車とそっくり。今はかの国々でも使用され
ていな代物だろう。
三輪車で操舵機構はどうなっているのかよく見てみた。前輪が左右に動くような複雑な仕組みではない。
店主の了解を貰いハンドルを動かしてみた。なんとハンドルと荷台が一体となっていて荷台両サイドの
前輪が一緒に動くのだ。荷物を積んだ状態だとさぞかし重いハンドルなんだろうな。見渡した限りでは
この店にしかないようだ。人目を引くことは間違いない。
団体客を対象にした大きな宿も数軒あるが、湯治客が主体だった頃の雰囲気がよく残されている。若山
牧水がその著水上紀行に取り上げ、湯治客でなく一夜の宿利用ということで嫌味な扱いをされたと腹を
立てた田村旅館も装いを一新して現代に続いていた。
お詫び
デスクトップの大型デスプレイと12インチのノートパソコン更に10インチのタブレットついでに
スマホの小さな画面とそれぞれにフィットした画面構成を模索していますが、うまくいきません。今
回はノートで作成したらデスクトップには小さすぎました。今暫くこんな状態が続くかもしれません
が、ご容赦ください。