toboketaG の春夏秋冬 

雑文、雑感、懐古話そして少しだけ自己主張。
土曜日をベースに週1~2回の更新が続けられればと思っています。

217-270425建築現場の道具も時代を反映する

2015年04月25日 | 車・自転車・機械

 利休梅の純白の花が咲いた。(4/15) 

そして牡丹の花もはちきれそうなつぼみの先端が色づく(4/15)。 ブログUPの頃は満開でしょう。

 

なるほどと感心した。

 

建築現場に高品質の音楽を、それもシビアな現場を想定した見るからに頑丈なラジオ。

建築現場もスマホ世代に変わりつつあるようだ。 音楽を楽しみながら仕事をする。 ノミと釘打ち、のこぎりの音が響い

ていた作業現場にミュージックが流れる。時代の変遷ですね。

大工さんでもない私がなぜ持っているか?  実は息子がこの製品開発のメンバーで、昨秋市場に出し、落ち着いたとこ

ろで1台プレゼントしてくれたというわけ。 コンポと言われるラジオをすでに持っているが、このラジオの高性能に魅せら

れ最近はこればかりを愛用している。 

屋外使用を想定した単なるスピーカーではない。 音量に余裕があるので、音量を絞って室内で聴いても、5Wの出力の

両サイドのスピーカーからの音は高低音共にクリヤーかつ重厚な音質が素晴らしい。 これ以上の音質のものは当然あ

るが、我が耳はその差を聞き分けるほど性能が良くない。

いまひとつ時代の流れを感じるのは、カセットはもちろんCDもついていない。 代わりにBluetoothの機能があり、スマホ

やタブレットからこの機能を使ってここに接続する。

 

過酷な現場を想定しての製品なので、一見非常にごつい。 環境を選ばすと言うことか。 私は風呂場に持ち込んでみよう

と思っている。 好きなジャンルの音楽を聴きながらの入浴はよりリラックスするだろうと思う。

初めてなので接続の仕方に少し苦労したがタブレットにダウンロードした曲をBluetoothを使ってこれで聴くことができた。 

FMと違って雑音が入らないのでステレオの素晴らしい音質を楽しめる。 クラシックには無料でダウンロードできる曲が結

構たくさんあることもわかった。

家庭用コンセントからもOKだが、持ち運びの自由さを重視するので、大工さんが使う電動工具用の大型のリチウム電池が

ついている。 これだけの性能と使用場所を選ばない製品を建築現場用だけに限定するのはもったいない。 新規な販売

ルートを開拓してもいいのではないかと思う。

ご興味のある方は ↓ のURLをクリックしてください。 なお、お値段は3万円(電池は別売り)くらいだそうです。 

 

http://wis.max-ltd.co.jp/kikouhin/product_catalog.html?product_code=AJ90020

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216-270418(榛名山群)三ツ峰山を登る

2015年04月18日 | 山登りというより山歩き

 ここにも春が・・・

先月下見までした榛名山群の三ツ峰山の縦走をした。 この時期の写真は枯葉と褐色に落葉した木々ばかりで味気な

いが、見通しが確保され、藪や虫も少ないので人気のないルート探索には好適。 でも早く新緑に輝く山を登りたい。

 三ツ峰山を遠望する。 下のルート図のB~Eまでと予定した下山尾根と実際に下った尾根を示す。

 

 

箕郷の街を抜けて榛名湖に通じる道は2本ある。一つは松ノ沢経由、他は善知経由のいずれも県道。 今回は後者

の道を図上の①まで登り、車を林道入口に置いて赤のラインを登って下る計画。A地点までは先日偵察に登り、この

ときは日陰には雪が残っていたが、今日は消えていた。

林道終点のA地点から登る予定の尾根の末端に位置する小ピークBを目指す。 林道以外に地図上では既存の登山

道はない。

   左から林道入口、A~Bの潅木の斜面、Bピーク

写真よりも急斜面だが適当にジグザグに登る。 30分でB地点まで行くと思ったが意外に手間取る。B地点に近づく

につれて、大きな岩が次々と現れる。50分かけてBに到着。 小休止。

   左からCのピーク、C-D間の

今回の山行で林道を除いて唯一人の手の入った尾根道、この尾根から眺める前橋、高崎の遠望。そして三ツ峰山頂。

 

予定の尾根道を登るがここも予想以上に急傾斜ではっきりした登山道もなく、途中ちょっとした岩登りも強いられる。

そしてC地点のピークに到着。 麓から見るとこの山の東西のピークの西峰。 ここからD地点までは左に見える2/3

ほど結氷した榛名湖から吹き付ける風にあおられるが、整備されているので気持ちよくD地点、すなわち三ツ峰山ま

で歩ける。

頂上から南東に少し下って、また軽く登り返すと南に伸びる二つの尾根が合わさるE地点に着く。ここまでは予定通り。

要した時間も30分遅れ程度。 さてここから下る予定の尾根の降り口を探すが、なかなかはっきりしない。微かな踏み

跡を5分ほどたどってみると予定の尾根と少し方角が異なる。このまま尾根を下ると出発地点に戻るのに苦労すること

は明らか。

しかし予定の尾根が見つからない以上、この尾根を下るしかない。 そのままF地点まで降りてしまった。 ここで役にた

つはずのGPS。 取り出して現在位置を確認しようとするも、肝腎の地図が表示されない。現在位置を示す赤点が表示

されるのみ。 WIFI電波圏外なので再表示しようもない。結局周囲の山の状況や沢の流れる方向をコンパスで確かめ

てF地点と推理した。 ここから西に向へば一山越して出発地点に戻れる。 しかし位置情報がないと二つの尾根の間を

流れる沢の上流に行ってしまい苦労することが予想される。既に午後3時を回っている。松の沢県道に向かって東に進

めば誰かの車に拾ってもらえるか、最悪箕郷タクシーを呼べばいいや、と決めて前年の豪雨で荒れに荒れた道を東へと

進む。 

 その途中で見かけたジムニーの廃車。

40分ほどで舗装された県道に出る。 1台目の車は若い男女だったので遠慮する。 2台目の車を停めて箕郷の町まで

乗せてくれるか問うと、どうぞとの答え。ありがたく乗車して箕郷の町へ。 運転手さん『用事を済ませたら榛名湖まで戻る

ので車のところまで送っていくよ』とのこと。 ありがたくご好意を受ける。 

見ず知らずの人の好意を受けて何か非常に満たされた気持ちになった山登りでした。

   

 

 

 

 

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215-270411ペリリュー島への両陛下慰霊

2015年04月11日 | もろもろ

 「パラオ」の画像検索結果 色の組合わせが日本国旗と異なるがパラオ共和国の国旗(wikipediaより)。  

両陛下がパラオ諸島を戦没者の慰霊のため、ご高齢を省みずに訪問された。 新聞報道によれば

先年のサイパン訪問の一環であり、戦争でかの地に倒れた幾多の将兵を鎮魂するため。

私も義理の伯父をこの地区で失った。 今回慰霊のために訪れたペリリュー島の南に位置するアン

ガウル島である。 伯父は兵士として現地にあったのではなく、仕事でこの島に滞在していた。 戦闘

が予想されるようになって、軍属として徴用されたらしい。 しかし戦闘が始まれば兵士も軍属も区別

はつくまい。かの地で倒れ遺骨は現地に眠ったままで70年の歳月が経過していった。

またわが市にあった陸軍歩兵第15連隊は、戦況の悪化で派遣されていた満州奥地から、こちらに移

動させられてすぐに米軍との死闘がはじまる。大部分の兵士は戦死した。 その詳細は連隊跡地に建

つ連隊記念碑に詳細に書かれている。 そんな背景がありパラオ諸島のペリリュー、アンガウル両島は

私は子供の頃から知っていた島だった。

 

太平洋戦争で日米の兵士が死力をつくして戦った島は他にもたくさんある。 硫黄島、ガダルカナルは

よく知られているが、タラワ、マキンといった現在キリバスに属する小さな島、南太平洋ではないが、ア

リューシャン列島のアッツ島。いずれも日本軍は果敢に戦い米軍にもかなりの人的被害を与えたが玉砕

してしまった島である。

その他各地で戦死した兵士の遺骨が埋もれたまま歳月が流れてしまった。 遺骨にこだわる国民性であ

るが、もはやそれらの遺骨を日本に持って帰ることは不可能であろう。

 (イメージ) パラオ共和国観光宣伝サイトより 

ならば現地での慰霊が死者を慰める唯一の方法である。 国民を代表して両陛下が慰問されることは、

大きな意義があると思う。 ご高齢であるだけに頭が下がる。

戦争を体験された現両陛下の慰霊は素直に受け入れられるが、それを全く知らない現皇太子夫妻にこ

のこと望むのは無理である。 仮に慰霊に回られたとしてもどこか違和感が生じてしまう。 陛下の慰霊

も今回が最後になるような気がする。 戦艦武蔵の項でも触れたが、遺骨にこだわることなく、その地が

平和な環境である前提でこのまま静かに眠っていただくのが現実的な対応かと思う。 映像を見る限り

これらの地が南国のコバルトブルーに輝く素晴らしい環境であることに救いがある。

 

日本国民や、戦地になった他国に対して過去の総括をすることはなかなか大変なこと。 国民性の違い

もあり本当に難しい。(中国の南京攻略の際の悲劇、最近では慰安婦問題等々) 

私は国を守る軍隊の必要性を認めるが、過去にこうした悲劇があったことを隊員にしっかりと教育し、戦

争の事実、実態を継承して欲しいと思う。 

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      気分一新して、ブログ名を変えてみました。

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214-270404みんなが撮りたいと思う場所で私も・・・・

2015年04月04日 | 花・樹木

   この土手の西の高校に通っていた頃はなかった桜。55年は経過している。 見事さではわが市一番。

 

今年は例年より5日ほど早く桜が見頃となった。 遠くの桜を見に行くまでもなく、当市にも見所は沢山ある。

これほど日本人の琴線に触れる花は他にはないだろう。 ということで市内や郊外を一巡り。

 

   

先ずは高崎城址を取り巻くお堀の桜。 堀の水面に触れるように咲く姿は見事だが、いささか古木になってきてい

る。 堀に沿って南に下ると高崎公園。 350年の樹齢を誇るハクモクレン。 公園の鳥ゲージの中でこんな珍光景。

1匹だけ列を乱すのがいる。 何の世界でもはみ出しものはいるものだ。 その奥には親亀の背中に小亀が・・・

 

 

    

公園に隣接する龍廣寺は、箕輪城から移ってきた由緒ある寺。檀家に恵まれているのか、本堂の修復工事が施工

されていた。 そして墓地の一角に日露戦争で日本軍の捕虜になり、異国の地で亡くなったロシア兵の墓。 さらに

高崎15連隊の兵隊さんの墓。多くの墓標は連隊の勇猛さで知られている満州事変の際の馬占山攻略で戦死した

兵士らしい。 戦後シベリアに抑留中に亡くなった日本兵は鄭重に埋葬されているのだろうか? 

 

 

  

途中を省略して八幡原町の円福寺境内の桜。特に目を引くものではないが本堂とのコラボレーションが素晴らしい。

寺の塀の外に1本取り残されたしだれ桜。数年前までは厳しい立地にも関わらず多数の枝がしだれて見事だった。

病気に侵されたのか大胆に枝を落とされて貧相な姿になったが、けなげに花をつける。

 

元島名町の島名神社のごくありふれた古い社殿と桜。ごくありきたりの構図。

 

 

標題の桜を土手下から眺めてみると、またいい感じが出る。

以上、誰もが撮りたくなる場所、角度から私も撮影してみました。 来年も桜を見られるように健康に気をつけようと思う。

皆様もそれぞれ楽しまれたことと思います。

 

追記

 東京世田谷の息子に用事があり訪ねる。住居に近い砧公園の桜。 花びらは散り始めたがまだ

十分に見られた。  「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」 ・・・ 馬鹿といわれないように枝を切らずに伸ばしたら本幹から20m

にも伸びて地に触れんばかりの大木。 ここまで伸びるとは恐れいりました。(砧公園にて、4月3日)

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