toboketaG の春夏秋冬 

雑文、雑感、懐古話そして少しだけ自己主張。
土曜日をベースに週1~2回の更新が続けられればと思っています。

030-231127ブータンの若き国王夫妻は好感度抜群

2011年11月27日 | もろもろ

先週来日したブータン国王夫妻は各地で大変な人気。 男前で気さくな国王と若く美しい王妃はこれからこの国をどう引っ張っていくのか? 大いに興味があるところです。

実は我が家にとってブータン国は10年前からとても身近な国です。 というのも息子が青年海外協力隊の一員として10年前にこの国に派遣されて、現地の技官を指導しながら2年間地質調査でブータン国内を歩き回ったからです。 その頃から国民総幸福度という指標はあったようで、富を求めてせこせこ動く先進国と異なり、時間がゆったりと流れる国の雰囲気に本人はすっかりはまってしまった。

確かに先進国の悩みとは隔絶した国のようで、最貧国の一つではありますが、前国王の指導のもと、豊かさ、貧しさ、幸せ、不幸とは何か?といった議論が交わされていました。 貧乏国のひがみか、強がりかとも思っていましたが、今回の国王夫妻のほほえましい、日本にたいする暖かい雰囲気を見て納得した次第。

息子はその後も度々ブータンを訪れ、今は地球温暖化がもたらす氷河湖の調査中、送られてきた写真をいくつかを代わって紹介します。 自分が行って見てきたようなことを書きますがみな息子から聞いたことです。 念のため。

典型的な氷河湖。 モレーン(氷河が削り取った岩石がその先端に高く堆積し、氷河であれば問題ありませんが、解けて湖になると非常に不安定な危険な状況(予期せぬ決壊)になります。 こんな危険な湖が国中にいくつもあってその状況をきちんと把握しておくことが仕事となんだそうです。

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現地人を交えた調査隊の面々。 一昔前のヒマラヤ登山隊の記念写真のようです。

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ブータン国の首都であるティンプーの全景。 山間に広がる地方都市といった感じ。 これが首都?

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国内唯一のポロ飛行場。 タイのバンコクから不定期便が運行されています。 バンコクからどのくらいかかるのか?

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来日した国王の10年前の写真。 息子も加わった国際親善のバスケットの試合で勝者になった記念写真です。 右から二番目の若者が新婚ほやほやで来日した当時皇太子だった国王。

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子供たちの無邪気さ、いとおしさは世界共通。 顔立ちが日本人そっくりで、日本に残してきた娘たちを思い出し郷愁にかられるとか。

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活気ある市場。 日本で食する野菜は大体、マツタケなどは食べきれないほどの量が安く手に入ります。

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榛名山に雪形?

2011年11月26日 | 季節の変化

子供のころから毎日のように見ていた榛名山。 その一番東に位置する水沢山に雪形(?)が出現する。(画面の中でクリックして拡大して見てください)

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何に見えますか?  アヒルの子供が小さな羽根を拡げ、しりもちををつきながらも、懸命に歩き始めた様子にも見えませんか。 パソコン操作で疲れた目を休ませるためにお山を見ると、(事務所のデスクから90度首を左に向けると榛名山と対面できるので) 正岡子規の有名な写真に見えることがよくあります。

正岡子規といえば放映された「坂の上の雲」で香川照之が演じた子規は素晴らしかった。 病んだ子規になりきるために相当な減量をしたそうな。 そして彼が浜木綿子の息子だということも初めて知った。 

雪形は山の雪が溶ける頃、黒い岩肌と白い雪とが作り出すものですが、榛名山のは植林された常緑樹(スギやヒノキ)の森と紅葉して落葉する雑木の森とのコントラストが作り出すのでしょう。 これから春が来るまで晴れた日にはよく見えます。

 

 

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秋深まる

2011年11月20日 | 季節の変化

平成23年は大変な災害があり、永く記憶に残る年になってしましました。 それでも季節の移ろいは何事もなかったかのように、秋を向かえはや終盤に差し掛かっています。 奥山で見る錦秋、山里の紅葉、そして身近のところの秋それぞれ風情があります。

身近な紅葉をいくつか・・・・・

病院の周りを彩るケヤキの紅葉。 おなじケヤキにも青芽と紅芽とがあり、黄色よりも赤が勝った木の紅葉のほうが、見る人をとりこにします。 紅芽のほうが繊細で盆栽に仕立てたとき、より鑑賞価値があるようです。

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ケヤキを盆栽に仕立てると、赤芽と青芽とではこんなに異なります。 この青芽のケヤキは黄色く紅葉します。 ケヤキ盆栽の典型的な形の箒仕立てとしてはサマになっていますが、紅葉時の華やかさに欠ける。

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まだ幼い樹ですが、これから生長するにつれて、いい樹になるのではと期待しているもの

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来春には満開の花が期待される藤

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一年中緑の葉を絶やすことがないサツキ、 これは栄冠という種類です。 薄紫の大輪をつけるのは来年の6月か。

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奥利根の原生林で採取したぶな、マッチ棒くらいだったものが10年でこれだけ成長しました。もともと寒冷地に適応した樹で、街でうまく育つか案じましたが、この2本だけが残りました。ぶなは一名「ゆずりは」といいます。 この枯れた葉は意外にしっかりと本体にくっついていて来春新芽が出る頃に本体から離れて散っていく。 先輩が後輩の成長を待って、その立場を譲る、ゆずりは といわれる所以です。

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最後にこれからコタツに座って、バードウォッチングをするために設けた小鳥の餌台。こんなものでも、またこの街中でも結構いろいろな小鳥が集まってきます。

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八ッ場ダムは作るのが正解か、いや必要ないのか?

2011年11月16日 | もろもろ

 

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気持ちのいい1日、ペダルを踏む。 今日は定番コースのひとつである坂東大橋を目指す。この地点は群馬県に降る雨の大半(渡良瀬水系を除く)が集まるところです。 ここに左の写真にあるような流量観測所があります。 遠くに見える紅白の鉄塔のある辺りに事務所があるようです。 この地点での洪水時水量がどうかが、上流にダムを作るか否かの大きな判断材料になるようです。 この場所は伊勢崎と本庄を結ぶ幹線道路に架かる坂東大橋の50m下流。 

同時にこの堂々たる堤防を見てください。 まさにスーパー堤防です。右奥に利根川が流れています。 どう見ても洪水で決壊するようなやわなものではありません。 こんな堤防を見るとダムは治水目的ならば要らないのではないかと思ってしまいます。 どんな決着がつくのでしょうか?

下は数年前に架け替えられた新坂東大橋です。 近年作られる橋はこんな感じのものが多いですね。

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いろいろ利点があると思います。 

① フォルムが美しい。 夜間はライトアップするようです。 まだ見ていませんが、さぞきれいなことでしょう。 なかなかの構図で撮れたと自賛しています。 画面でクリックすると大きくなります。

② 鋼材の量が少なくて済む。

③ 維持費があまりかからない。 従来の橋の構造だと何年か毎に塗装をしなおす費用が莫大なものになってしまうと想像できます。 この形式だと支柱を塗るだけで済みます。 ワイヤ部分はしっかりと樹脂で被覆してあるので塗る必要はないようです。

というわけで、今日はあちこちと写真を撮りながら時間をかけて、のんびりサイクリングでした。 (反時計回り)

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11月14日 記す

 

 

 

 

 

 

 

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少し太っただけでズボン(スカート)がきつくなる体験

2011年11月13日 | もろもろ

中学校で学習した一次方程式を展開します。

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上に二重の円があります。 内側の円は地球の赤道を意味し, その地球の半径を r とします。

外側の円は、赤道上にひもを巻いて、そのひもを a だけ伸ばしたと仮定した円です。 ひもを a 伸ばしたので、地球を巻いたひもはゆるくなります。(誇張した図形です)

さて、巻いたひもがゆるくなるわけですが、数値的に地表との間にどれほどの隙間ができるでしょうか?

この隙間  を計算してみます。 π は円周率(3.14とする)を表します。

① 地球の半径を  としたので、赤道に沿って巻いたひもの長さは 2πr 

② 地球の半径  と、隙間を未知数 x としたので、伸ばしたひもで形成される円周の長    さは   2π(r+x) 

③ いっぽう、ひもを a 伸ばしたので、ひもの長さは 2πr+a となります。

④ ②で表したひもの長さと、③で表したひもの長さは等しいはずです。

⑤ 次の一次方程式が成り立ちます。

       2π(r+x) = 2πr+a

      2πr+2πx = 2πr+a

          2πx = a      両辺の2πrは同値なので消去される

                 x = a / 2π  隙間 x は伸ばした長さ a を2πで割った値となる。

      例  1m伸ばした場合は 約 16 cm  

         10m伸ばした場合は約 1m60cm   以下同様 になります。

どう思わえれますか?  赤道に沿ってまわしたひもを1m伸ばしても、なんの変化もないと思っていました。  ところが実は地表との間に16cmもの隙間ができてしまうのです

 

少し休憩しましょう。 今年もこの花があちこちで目に付きましたが、秋冷とともに勢いがなくなってきました。

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私が自省をこめて言いたいことはこのことです。 私、 困っています。

今度は逆の計算になります。 二重円の内側がおなかで外側がズボンやスカートです。    

   隙間 x を    a を未知数 x に置き換えて方程式を解きます。

                 b = x / 2π

                                     x   =  b・2π となります。

実例で説明すると  肉や脂肪(b)が0.5cm ついた  →  3.14 cm伸ばさないときつい

                         1cmついた  →  6.28 cm   〃

ちょっと太めになったでけで、ズボンのベルトがきつい、あるいはスカートを緩めないときつくて仕方がないことになります。 やせた場合はこの逆で、あっという間にゆるゆるになります。

思い当たる節は多々あります。  くれぐれも肥満にご注意!

(注) 地球の凸凹を無視し、またおなかの断面が円形であることが前提ですが、多少の誤差には目をつむってください。

 

 

 

 

 

 

 

 

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バードウォッチング

2011年11月06日 | バードウォッチング

 

私の関係する会社が運営する新保第2デイサービスセンターのブログに「傷ついたすずめ」の記事が写真つきで掲載されていました。 下の写真。 (スズメ以下の写真はweb siteから転用しました。)

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出勤してきたらスズメが入口の壁にもがきながら張り付いていた。 元気な鳥なら逃げるのに、逃げないでいるところを見るときっと傷ついているのだろうとの内容でした。

茶色系の小鳥はみんなスズメに見えてしまうことは、一般的には普通の感覚でしょう。 でもこの鳥はスズメではないよ。 スズメよりずっと大きく小型のハトくらい。そして眼を包み込むようにある黒い線と鋭いくちばし。 一番小さな猛禽類で、 これは「モズ」だと教えてあげた次第。

小鳥の観察に興味のある人は承知していますが、以下に掲げる鳥たちはみんなすずめと同じほどの大きさで、茶系の小鳥たちです。 それぞれ仔細な部分で特徴があります。

Photo_3『スズメ』 どこでも普通にみられますね。特徴は首の辺りの黒班とあごの部分の黒。 鳴き声はご存知のとおり。

Photo_4次が一番スズメに似ている『ホウジロ』くちばしの辺りから首にかけての黒い部分。 あごの黒い部分はない。胴体だけではスズメと区別できませんね。 そして鳴き声がすばらしいことでウォッチャーには人気の鳥。榛名山程度の低い山で見かけたらスズメではなくホウジロと思って間違いないでしょう。 木の先端にとまって飽きもせずきれいな声で鳴きます。

 

Photo_5これは『カワラヒワ』です。 開けた野原を5,6羽の群れで飛び回っています。 日高あたりにも普通にいます。 キュロキュロロ・・・と玉を転がすような鳴き方が特徴です。腹から尻尾にかけての黄色が識別のポイントです。

Photo_8最後に『ヨシキリ』 この鳥は初夏から8月頃まで河原で見かけます。 鳴き声は決して美声ではなく、ギョギョギャギャギュギュ・・・と変な声で鳴きます。普通河原のアシ原にしかいませんね。 スズメより若干大きいか。

というわけで、スズメに間違えても当然ですが、いろいろ特徴があります。 仰々しい望遠鏡でなくても、8倍程度の倍率の双眼鏡があれば、結構楽しめます。

ところで鳥の観察の基本の一つを本で読みました。 大きさはスズメを標準として大きいか小さいかで絞り込む。 同じくハトと比べてどうかで絞り込むのだそうです。

我が家は街中ですが、今の季節に庭に餌台を設けて、熟したカキの実、みかんの輪切り、ひまわりの種、牛脂等を置いておくと、間もなくメジロ、シジュウカラ、カワラヒワ、ウグイスなど可憐な小鳥が集まってきます。 シメなんて鳥もきていました。 そして彼等を追っ払うのが、ヒヨドリでありムクドリといったギャングです。

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2このあたりでは珍鳥のシメ

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家を押しつぶしつつある巨木

2011年11月02日 | 花・樹木

家の近所の光景です。 樹齢200年は経ていると思われるケヤキの大木が家を押しつぶしつつあります。 家人がいたので、撮影の許可を得つつ話を聞きました。

ここは戦前までは沼地であった。 水の補給に問題がなく、隣地が養鶏場なので土が肥えていたと思われる。 戦後まもなくはたかだか直径が20cmほどのなんの変哲もない木だった。 こんな状況になるとは思わず親父が家を建てたが、今は木に押しつぶされつつある。 とある神社の神主からこの木は何かが宿っているから切らないほうが良いとのご宣託もあり、そのまま現在に至ってしまった。 どうしたもんですかね?  と嘆かれてしまいました。

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条件が良いと100年たらずでこんな大木になってしまうケヤキの樹勢に改めて敬服する。

この大木も第一歩はこんな小さな種。 この種の何百万倍の体積になるまで、水と光と二酸化炭素で光合成をして、二酸化炭素を固定化し地球温暖化を阻止し、かつ酸素を吐き出しているわけだ。 植物の力は偉大なり。

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今日は仲間と秋間走行定例日。 若干寝不足だったが、朝の冷え込みの中を乗り出す。和田橋に集合。碓氷川左岸の土手上を西に向かう。 2年前の負傷の原因になった車止めを慎重に通過。 休憩点は新幹線安中榛名駅から降りてきた交差点。 坂は苦手なのでいつも最後に到着する。 磯部温泉の某旅館に縁のある方も加わって自転車談義に花がさく。 

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今日のコース

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走行距離42km ほぼマラソンと同じ、 時間は1時間59分31秒 マラソン選手よりは速かった。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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