toboketaG の春夏秋冬 

雑文、雑感、懐古話そして少しだけ自己主張。
土曜日をベースに週1~2回の更新が続けられればと思っています。

205-270131鳥インフルエンザで20万羽の鶏を殺処分

2015年01月31日 | もろもろ

  

前橋市役所に介護認定の代行申請に行った。 用件が済んでから最上階に上る。 目前に赤城山の秀麗な

山容が迫ってくる。西側の窓は狭くなっており、堂々たる県庁舎の向こうに榛名山、右に目を転じれば子持山

と小野子山の間に谷川岳が姿を見せる。 関東平野の一番奥に位置する我が県は気候風土は荒いが、豊か

な水と山そして温泉に恵まれた良きところ。

 

 

こんなニュースを冬になると目にすることが多い。 この大量の鶏をどうやって殺処分するのか前から疑問に

思っていた。まさか一羽ずつ首をひねって殺すわけではあるまい。 小学生時代、飼っていた鶏の産卵数が

減ってくると、肉を食べるために父親が鳥を殺し(なぜかつぶすと言っていた)解体して特別なご馳走になって

普段は貧しい食卓が賑わった。 

そのつぶし方は首をきゅっとひねるだけ。 解剖学的に言えば頚椎を破壊してしまう。 鳥に苦しむ間を与え

ずに目的を達成できる。 可哀想で涙が出た記憶があるが、滅多に口に入ることのない鶏肉を先ほどまでの

涙なんかなんのその、むさぼるように食らいついた。

しかし、20万羽となるとこんなのんびりした方法は採れない。どんな方法をとるのかネットで探してみる。

現代のネット情報はおよそ何でもある。 密閉空間に炭酸ガスを注入して一挙に始末してしまう方法が採用

されているようです。  詳しくは ↓

http://ibaraki.lin.gr.jp/chikusan-ibaraki/18-07/04.html

悪名高いナチスドイツがアウグシュヴュッツでユダヤ人をガス室に送り込んだ惨劇のやはり鶏版だったか・・・

馬特有のウィルス感染による病気が発生した際は、方法は違うようだが同様に殺処分が採られる。 発生場

所にいる馬は、たとえシンザン、ハイセイコーやトーショーボーイ等の名馬であったとしても例外ではないとの

こと。 

家畜の伝染病に関する法律は非常に強力なものであり、誰も抵抗することは許されないらしい。

その補償は誰がするのか、しないのか。 こんなときのために保険を掛けているのか、我知らず。

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204-270124 100%電気で走る車を試乗する。

2015年01月24日 | 車・自転車・機械

 70年見続けてきた榛名山。 総称しての山の名称であり、いくつかのピークで構成されている。 

近くて手頃なのでこれらの頂を全部登ってみようと昨年秋から実行している。 会社の屋上から見える山容

がようやくはっきりした。 赤文字で記した頂にはまだ登っていないが、黒文字の頂には立つことができた。 

先日の雪でしばらくは登れないが、3月には再開できるだろう。 そしたら最初に手がけるのが三峰山としよう。

 

車の構造が大きく変わろうとしている。 私はその流れに意味もなく抵抗があるので今回も従来のガソリン

エンジン車を選択した。 しかし昔とは言えメカニックの経験者としては電気自動車の構造には非常に興味

はある。

一口に電気自動車といってもいくつかのパターンに分けられる。

① ガソリンエンジンで走行しながら充電し、両方の動力源をスピードや路面状況に応じて使い分けるいわゆ

るHB車。 今はこれが主流。 トヨタ、ホンダが力を入れている。

② ガソリンエンジンは充電だけ行い、充電された電気で電気モーターを回して走る方式。三菱自動車が作っ

ている。 70km/Lという途方もない燃費を誇る。

③ 外部から充電し、そのエネルギーで走る。 ガソリンエンジンは積んでいない。日産が採用している。

④ そして究極の電気自動車。水素と空気中の酸素で電気をおこし、充電してそのエネルギーで走る。トヨタが

 その特許を全部公開するとして新年早々の話題となった。

先日③に分類される車、日産リーフを試乗する機会があったので感想を記してみる。

   

車の外観は変わりようがないが、動力を発生する機構は大きく変わる。 最初にボンネットを開けてエンジン

(実は電気モーター)を見る。 車を走らせる容量のある電池があるのに、なぜか従来型のバッテリーも存在する。

充電機を差し込む部分は車の最先端にあり、左が急速充電用、右が夜間電力を使用してのゆっくり充電用。

急速充電で約30分、充電器のあるパーキングで休憩中に充電するという。 満充電で普通の走りで安心して走れ

るのは200km程度という。 それを越すと現時点ではあちこちにあるわけでない充電設備の所在が気になり始め

るそうだ。バッテリーの表示を気にしながら走るのはなかなか落ち着かないと話していた。それでもあえて新しいも

のに挑戦するオーナーの積極性に敬意を表する。

次にエンジンをかけてもらった。 かけましたとの声が聞こえるが、何も変化がない???  そうか、アイドリング状

態というのがそもそもないんだ。 

 

運転席に座り、いよいよ発進する。 全く音がしない。それでも車は前に進む。 シフトレバーはあるが多分前進、後退、

パーキングの3種しかないのではないか。シフトの仕方が全くわからない。オーナーにシフトしてもらった。 メーターは

デジタル表示。

最後に車の下回りを見てみた。 駆動はFF方式。 駆動方式は今までの車と原理的には同じ。 マフラーや燃料タンクが

ないので、カメのおなかのように裏一面に平らな薄い鉄板が張られており、出っ張った部分がない。

電気自動車が一般的になった将来、4つの車輪それぞれにモーターが配置され、各輪の制御はコンピューターが行うよう

になると思う。 今は過渡期なので駆動部分は手馴れた従来型の方式が採用されている。

オーナーは満足しているが、何かが足りない感じがするという。 100年にわたる車の歴史が今根本から変わろうとしてい

る。 当面当惑するのは仕方ないだろう。

 

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203-270117(榛名山群)旗矢ケ岳を登る

2015年01月17日 | 山登りというより山歩き

  川場村で見たどんど焼き。 SLホテルの前の広場で豪勢に燃え上がる。 ゆきの地面とのコントラスト

が絶妙でした。

 

 榛名山群の旗矢ケ岳に登る。 H27.01.14

翌日から南岸低気圧が接近し、山は雪が積もると予想し少し雲がかかっていて心配したが家を出る。 心配したような

天気の崩れはなかった。無風でむしろ暖かい厳冬のさなか快適な登山ができるはずであった。

① ~ ③

前回は榛名神社の鳥居の前から山に入ったが、今回は榛名神社を通過してから殆ど水のない沢に降り、その沢を無名

の峠を目指して進む。 神社の門番のような岩、堰堤に張り付いた氷、九折岩(つづら岩)と呼ばれる青空に向かって突き

指すような岩を目にしながら進む。雪が多少あったが行動を妨げるほどの積雪ではない。二番目に現れた堰堤を左から

乗り越えると堆積した岩や砂の道になる。 ③までは順調にいった。 ここでルートの選択を誤った。沢が二つに分かれた

ところで、右の沢に入り込んでしまった。 こちらのほうが大きき見えたのだ。 人の踏み後はなく適当に登っていく。 

名無し峠から南に伸びる尾根をたどる予定が狂ってしまう。 傾斜は次第にきつくなる。 しかし見上げれば稜線が見える

ので、強引に登る。 ここで知り合いからの携帯電話が鳴る。 山好きな知人だ。 注意しろよとの忠告あり。OK。

この直後2mほど急斜面を滑落して、左の太ももの外側を傷つけてしまう。 樹木が沢山あるので滑落といってもこの程度。

歩くには差し支えなし。 そして予定の尾根に出たのが④の地点。

     

 

④ ⑤

100mほどの登りを上りきると旗矢ケ岳の頂上。頂上は南北に平坦な地形で枯葉のじゅうたんが心地よい。 正午の

サイレンが下のほうから聞こえてくる。 今日はきちん昼食を持ってきたので、大休止。 テルモスの保温ビンに入れた

ミルクティーが殆ど入れたときの温度を保っていた。 うまい。 葉を落とした樹の間から三峰山を望むことができる。

     

 

⑥ ~ ⑧

覗岩までは緩やかな下り、今日はもう急峻な登りはない。 覗岩は高さ20mくらいの岩だが、木々が邪魔をしてうまく

撮影できない。 こんな岩に登る勇気はないのでここから南東に伸びた尾根を下る。 地形図よりも急勾配の感じ。

ここで持参の8mmの径、20mの補助ザイルを取り出す。 静荷重には300kg程度の強さがあるので安心。

シッカリした木の根元にザイルを回し、これを頼りに10mずつ下る。安全かつスピーディーな尾根の下降ができた。

⑦で林業作業員と出会う。 最近の森林の状況、木材価格、熊情報等いろいろな話を30分ほど交わしたか。 

地蔵峠への近道を教えてもらい、予定のコースより若干大回りだが⑧の林道まで降りる。

 

⑨ ~ ⑪

⑨で本日2回目のコースの選択ミス。 右に行くべきを左にも道が続いており、木々の枝に赤いリボンの目印がひら

めいている。 その目印に誘われて左に入ってしまう。 殆ど笹原の中の道なので危険はないが、本来の道よりも

若干傾斜が強い。 途中に石積みのかまどのようなものがあった。不要になった炭焼きの窯か? 地蔵峠の鞍部が

目に入り、もう心配はない。 前回峠には西から着いたが、今日は反対方向から到着。 ここから神社までは迷うこと

もなく道をたどるのみ。 しかし負傷した傷が痛み出す。

    

反省  隠すこともできないので事情を家内に話したが、厳重な注意を受ける。 いわく、自分の年を考えてね!

当然です。 傷が癒えるには1月一杯かかるだろう。 おとなしくしています。

 掲載した地図を家に1枚、 駐車場に停めた車に1枚張り、連絡先や氏名年齢、予定コースをわかるようにして

登山計画書としているが、これが役立つようなへまは絶対にしないことを肝に命じる。

 

 

 

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202-270110正月過ぎてゴミの山

2015年01月06日 | もろもろ

 本文が新年向きの話題でないので、バランスをとるために愚妻の作品を渋る彼女を

説き伏せて掲載。 彼女は他人の素晴らしい作品を数多く見ていて、自分の作品のつたなさが身

しみているようです。 まあいいじゃないか・・ 別にプロではないのだから。

 

どちらさまも楽しいお正月をお過ごしになられたことと思います。

普段よりもご馳走が卓上を賑わし、品々を包装したダンボールや包装紙がゴミと化す。 回収は

どの市町村も三ケ日はお休み。 新年最初の回収日にはそれでなくとも出る家庭ごみは山となっ

て集積場所に集まる。

私の住む町内もその例外でない。 私の町内と用水路を挟んだお隣の町内の集積場所はご覧の

とおり。

  

この対照的なゴミ袋の出し方。 左が我が町内。 右がお隣の町内。 町内住民のセンスの違い

を思い知らされれる。 (このことは以前に本ブログで触れたことがある) 前回掲載から3年が経つ。

この習慣は完全に町内住人に定着している。 汚いものをきれいに見せる知恵、たいしたものだ。

 

回収は各自治体が業者に外部委託しているが、業者はその回収に大忙し。 本当に頭が下がる。

わが市はごみ回収についての縛りが比較的緩やかである。 ペットボトル、空き缶、空き瓶、使え

なくなった電気製品やダンボールを月に2回の回収日にそれぞれを分別して回収してもらう。

普段の家庭ごみは週2回回収に回ってくれる。 庭木を剪定したものまで基準の長さに切りそろえ

れば無料で持っていってくれる。 税金を払っているのだから無料は当然との意見もあるが、私は

この全市にわたる膨大な労力、焼却処分にかかるコスト、ごみ減量化へのキッカケ等を考えれば、

一袋30円くらいは各家庭が負担しても当然と思う。 それでコストの一部をまかなうことができれ

ば浮いた分を福祉や子育て支援の予算に回すのが政治だと考える。 このことを公約に掲げる勇

気ある市長候補がいれば間違いなく彼(彼女)に一票を投じるだろう。

半世紀前はこんなにゴミは出なかった。 最近家事の一部を手伝うようになってしみじみとこの問

題について考えてしまう。 販売業者にも責任がある。もっと簡素の包装で済ますことができないも

のか。

世の中は回りまわっている状態が経済活動の根幹。 そうなると廃業の憂き目にあう人も出てくる

が。

俗にいう、 **かごに乗る人、担ぐ人、そのまたわらじをつくる人**

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201-270103最近の軽自動車

2015年01月03日 | 車・自転車・機械

 安中市上増田のろうばいの里は花盛り。

 

あけましておめでとうございます。

新しい年を迎えると、自分の持ち時間が年々少なくなっていくことは仕方がないことです。

もう大きな目標はありませんし、健康で安定した家族でいられればそれが一番の幸せという年代に入

った。 今年も元気で過ごせることを初詣で神前に祈願して来ました。

 

 

昨年押し詰まった時期に11年間乗り続けた車を変える。 最近の軽自動車の性能の向上が目覚しいと

は、人からもネットからも承知はしていた。新しい車はスズキ自動車のハスラーという昨年のカーオブザ

イヤーを獲得した車。派手な色彩の印象が強いが、年を考えておとなしくグレーメタリックにした。 

以下この車の感想。

エンジン 

660ccのノーマルエンジンでは街中を走るには問題ないだろうが、高速走行や登りが続く道では非力

だろうとターボ車にした。 1300ccクラスの車と比べても遜色はない力を発揮する。(車重が軽いこと

もあるが) 狭いエンジンルームに隙間がないほど、いろいろな機器が詰まっている。

 

燃費    カタログでは25km/Lとあるが端からその数字を信じてはいない。 18km/L程度と考えて

いた。 まだ粗い数値しか判らないが、メーターパネルの平均燃費は14km/L程度で少々期待外れ。

少なくとも1000km走らないとはっきりしたところは解らない。 

 

アイドリングストップ機能   停止すればエンジンが止まると思っていた。 少し煩わしいなと覚悟してい

た。しかし停止すればいつでも止まるわけではないことが解った。停止する条件が全て満たされないと停

止しない。特にエンジンが冷えているとき、室温が低いときは停止せず。 懸念したほどの違和感はない。

 

カーナビ 

本来の道案内機能のほかにAV関連の様々な機能がてんこ盛り。 とても理解しつくせない。道案内機能

のみを理解して暫く様子を見るしかない。

 

バックモニター

過去、傷をつけてしまう8割は後部。 これは優れもの。 ちょっとした傷で5万円の修理代がかかることを考

えれば結果的には安いものかも知れない。

 

ハイブリッド車はきらい   若い頃メカニックをしていた経験から、HB車の音もなく走り出すあの感覚になじ

めない。 エンジンがピストンを上下させながら力を出し、その動力で走るのが車という古い考えから抜け出

せない。 それと独特の排気音。 燃費だけが問題ではない。 操る楽しさこれも必要と思っている。鉄道マニ

アがSLに惹かれるのと同じか。

 

手放す車の買取価格   今回初めてネットを使って中古車買取業者4社に買い取り価格を提示させて決め

た。 デーラー提示の金額の4倍で商談が成立した。 みなさんもお試しあれ。

 

総評   2500ccクラスで車両重量は1500kg、1500ccで1100kg程度か。 これが一挙に800kgまで

軽くなる。 一人を載せて走るのにその25倍の物体を一緒に移動させるのが車。 この軽量化はすごい。

軽自動車の安っぽさも随分と改善されており、スピーカーの音質なんか非常によろしい。 この車なら男が乗

っても楽しさを感じる。

 

 

 

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