前橋市役所に介護認定の代行申請に行った。 用件が済んでから最上階に上る。 目前に赤城山の秀麗な
山容が迫ってくる。西側の窓は狭くなっており、堂々たる県庁舎の向こうに榛名山、右に目を転じれば子持山
と小野子山の間に谷川岳が姿を見せる。 関東平野の一番奥に位置する我が県は気候風土は荒いが、豊か
な水と山そして温泉に恵まれた良きところ。
こんなニュースを冬になると目にすることが多い。 この大量の鶏をどうやって殺処分するのか前から疑問に
思っていた。まさか一羽ずつ首をひねって殺すわけではあるまい。 小学生時代、飼っていた鶏の産卵数が
減ってくると、肉を食べるために父親が鳥を殺し(なぜかつぶすと言っていた)解体して特別なご馳走になって
普段は貧しい食卓が賑わった。
そのつぶし方は首をきゅっとひねるだけ。 解剖学的に言えば頚椎を破壊してしまう。 鳥に苦しむ間を与え
ずに目的を達成できる。 可哀想で涙が出た記憶があるが、滅多に口に入ることのない鶏肉を先ほどまでの
涙なんかなんのその、むさぼるように食らいついた。
しかし、20万羽となるとこんなのんびりした方法は採れない。どんな方法をとるのかネットで探してみる。
現代のネット情報はおよそ何でもある。 密閉空間に炭酸ガスを注入して一挙に始末してしまう方法が採用
されているようです。 詳しくは ↓
http://ibaraki.lin.gr.jp/chikusan-ibaraki/18-07/04.html
悪名高いナチスドイツがアウグシュヴュッツでユダヤ人をガス室に送り込んだ惨劇のやはり鶏版だったか・・・
馬特有のウィルス感染による病気が発生した際は、方法は違うようだが同様に殺処分が採られる。 発生場
所にいる馬は、たとえシンザン、ハイセイコーやトーショーボーイ等の名馬であったとしても例外ではないとの
こと。
家畜の伝染病に関する法律は非常に強力なものであり、誰も抵抗することは許されないらしい。
その補償は誰がするのか、しないのか。 こんなときのために保険を掛けているのか、我知らず。