冬の庭の貴重な緑。以下数葉
今の環境になって早や3年が経過した。有り余る時間とどう向き合うかは諸兄同様
にいろいろ悩む。それに相応しいお金があればまた違った選択肢が拡がるだろうが、
そうはいかないところが人生でこれがまた楽しい(?)といったら負け惜しみか。
古いことは覚えていても昨日の出来事が思い出せない使い古した脳みそでもフル回
転させて工夫することはボケ防止になると思う。幸い今のところ健康はなんとか維
持されおり、そのことが全て行動の起点なので日常の生活には気を付けている。
本を読む趣味を持ったことが、豊富な手持ち時間(資金ではない)の運用にこんな
に役立つとは !! 率直な感想。「何もなければ読書、これに飽きたら散歩に出る」
これが日々の生活の基調となるパターン。これを取り巻くように週1~2回の季節
に応じた運動を配置する。長いこと楽しんでいるサイクリング、軽登山、スキーそ
れに2年前から始めたスイミングを加えて組み合わせる。水泳以外は野外での活動
なのでお天気次第で日程は流動的。これから始まるスキーなんぞはいつも白銀と紺
碧の青空が揃う完璧な舞台が待ってくれている。天候を待てる自由があることが何
とも贅沢なことだと感謝。「一人で行ってつまらなくないの?」 とよく聞かれる。
「若い頃から団体プレーよりも自己完結するものが好きだったので別に・・」と答
える。好きもの同士で楽しむ素晴らしさはもちろん承知している。一人で行っても
同じことを楽しむ同世代人に声をかけるくらいの社交性(?)を持っているか・・
うまくいけば現地でいっときのお友達になる場合もままある。週単位が私の生活に
合ったスケジュール。
こんな勝手気ままができるのも当たり前だが健康が大前提。10年先いや5年先が
見通せない年代にとっては、先ずは1年、そして次の1年が無事でいられることが
目標。後期高齢者に区分けされても80才まではその中では前期だろう。体調不良
に苦しむ方々が決して少なくはないことは承知しているが、それでもまだまだ元気
で動ける方の比率が高いのがこの年代。欲を出さずに足るを知り、その一員であり
続けることを切に願う。
市内から遠くに谷川岳が望める日は北風が強い。
ところで、私が今年読んだ本で良かったなと思うベスト3は
第1位 「昭和解体」 牧 久 著 あの凄まじいまでの労使対決のエネルギーは今どこに?
第2位 「漂流」 角幡唯介著 沖縄県伊良部島佐良浜の漁民の生命力に圧倒された。
第3位 「陸王」 池井戸潤著 流行作家の手になる本は文豪のそれとはひと味違う。
ということになりました。
一年間、コメントをいただければともかく、どういう御方なのか知る術もない各地
の多くの方々に拙いブログを見ていただき感謝申し上げます。皆さまにも良き新年
が訪れることを祈りながら本年の最終投稿とします。ありがとうございました。