安中市細野のろうばいの里と木材を一切使わずに竹だけで組み上げた休憩所
・
登山靴を新調した。 久しぶりで山登りをしたくなったのです。 年齢を考えれば無
理は出来ない。でも行きたい気持ちを抑えられない。
さてどうしようかといろいろ考える。 もともと山登りは好きだった。写真左が40代
から保革油を塗りたくりながら使用していた登山靴。 この靴を履いて谷川岳西黒
尾根、吾策新道や連峰の縦走もやった。その他、尾瀬、妙義山、巻機山、八ヶ岳と
歩いてきた。
総革製で重量は両足で1880g、結構重い。全くクッションがないので帰り道にアス
ファルト道があると疲れた足への衝撃が強く大変。新調した登山靴は革は一部分
しか使われていない。クッションも適度にあり重量は1040g。 随分と軽くなったも
のだ。
登山再開については、以下の諸点を厳守しようと思っている。
① 時期は晩秋から新緑の時期まで、月に2回を限度とする。 その時期を過ぎる
と自転車仲間との定例走行会が待っている。
② 携帯電話の通話可能な範囲とする。
③ 日帰りを原則とするが、食料は3食分用意する。 10mほどの補助ザイルを携
行する。 岩場には近づかないつもりだが、低山といえども手入れがなされず荒れ
ている。時には尾根から潅木を頼りに下る場合もあろう。ロープがあれば懸垂下降
を繰り返しながら安全に脱出できる。
④ タブレット端末を携行する。 往路を戻る場合に備えて赤テープ
⑤ 使い捨てかいろ、簡易アイゼン、LEKIの登山用杖。万一に備えてツエルト。
⑥ 登山口に駐車する車には、予定コース、予定帰着時間、連絡先を記した紙を
車外から見えるところに置いておこう。
全て安全のための配慮だが、一回でも怪我やその日に帰れなくなると2度と登る
ことを妻が許さないだろう。
地形図と磁石は必携だったが、現在はタブレット端末を携行すれば、GPS機能で
自らの位置を赤い点でリアルタイムに表示してくれる(試すと誤差10m程度)から
安心だ。 大した荷物にはならないので電池切れを想定して地図と磁石は持って
いったほうが良いだろう。
さてこんな準備をして安全第一かつ多少の冒険心を満足できる山は近くでは吉井
や富岡の南に横たわる標高500~900mの山々。殆ど人が入らず、低いが地形
が複雑で面白そう。登山道と言えるほど整備された道はない。 多くは獣道や落
葉に埋もれた林業関係者が使う道を見つけながら歩く。 この季節に限定するの
は寒いが天候に恵まれること、バードウォッチングや静寂の中落ち葉が奏でるザク
ザク音が楽しい。
どんな山登りになるか、無事に降りてきたらブログで紹介しましょう。
80歳になっても現役の岳人Y氏の全くの後追いだが、氏の山行ブログは非常に参考
になる。
・
・
・